今回のバスマスタークラシックでKVDの連続22回出場に次いで連続11回出場となったケヴィン・ワースが今季のエリートシリーズには出場しないことを表明しています。
ケヴィン・ワースといえば、過去にケンタッキーダービーのジョッキーをした経歴を持ち、ケンタッキーウィスキー”アーリータイムズ”が長年スポンサーをしていましたが、そのスポンサー契約も昨年で切れ、今季はメインスポンサーが見つからないままクラシックを迎えたわけです。
アマケンのツイキャストで大森さんの生中継を見た人なら、ラッピングがないボートで釣りをするケヴィン・ワースを覚えているかもしれません。ウェイインステージでもトーナメントシャツを着ないケヴィン・ワースの姿がありました。
ケヴィン・ワースは昨シーズンは全8試合中6試合で賞金圏(トップ10が1回)、2010年は全8試合中5試合賞金圏、2009年は全8試合中4試合賞金圏(トップ10が1回)、2008年は全11試合で8試合で賞金圏(優勝1回)という安定した成績で、とてもやっていけない成績ではありません。にもかかわらず、スポンサーも集まらず、エリートシリーズを去ってしまうのは非常に残念です。
ケヴィン・ワースは日本ではそれほど有名なアングラーではありませんでしたが、ボクの好きなアングラーの一人でした。まだ49歳ですから、リタイヤするにはまだまだ若すぎます。いつかまた第一線に帰って来ることを期待したいです。
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ドンキーリグ??
ここ数日のボクのブログにおける検索エンジンからのアクセスランキングでドンキーリグというキーワードが突然1位になっています。
なぜ、ドンキーリグなのでしょうか? もちろん、ダブルフルークというキーワードも上位に入っていますが、明らかにドンキーリグというキーワードが世間でにわかに注目されている感じです。
そもそも、このリグはダブルフルークリグというのが一般的にアメリカで認知された言葉です。ドンキーリグと言っても、それをダブルフルークリグとイメージする人はそれほど多くないと思います。新しいリグでも何でもなく、10年以上も前からやっている人はいます(誰が最初に始めたかは不明)が、どちらかと言えば、マイナーな釣り方でした。もちろん、過去に何度かメジャートーナメントでウィニングメソッドになっていますが・・・。
ボク自身、過去に何度もブログやメディアにダブルフルークリグを紹介しましたが、今まではあくまでゲテモノ扱いで、注目されることはほとんどありませんでした。それが、アラバマリグの登場で、複数のルアーを同時に使うことへのアレルギーというか拒絶感がなくなり、逆に複数のルアーを同時に使う有効性を見い出し、興味を持つ人が出てきたようです。
また、今回のアラバマリグ騒動で、B.A.S.S.のエリートシリーズではダブルフルークリグの使用まで禁止になってしまいました(オープン戦等では今も使用可)。これは、別にダブルフルークリグがアラバマリグ同様に釣れすぎるから禁止になったわけではなく、アラバマリグを禁止にするための整合性をとるために、ワンロッド・ワンルアーで線引きをする必要があったからです。いわゆる”とばっちり”というやつです。
言うまでもなく、フルークとはズームのスーパーフルークから来ています。ただ、今やソフトジャークベイトのことをフルークタイプベイツと呼ぶほど、ダブルフルークリグとはスーパーフルークを使うときのみを指す言葉ではありません。
にもかかわらず、ストライクキングのプロスタッフでもあるマーク・メネンデスがあえてダブルフルークリグと呼ばず、ドンキーリグと呼んだのでした。なぜ、ドンキーと名付けたのか、その由来もよく分かりませんが、マーク・メネンデスは当時(2006年あたり)ストライクキングのジャークベイト”ズルー(Zulu)”を使っていたので、フルークという言葉を使いたくなかったのでしょう。
一方、同じストライクキングのチームメイト?であるKVDはドンキーリグとは呼ばず、ダブル・ズルーと呼んだりしています。しかし、今やズルーは廃盤でどこにも売っていません。
今も一般的にはダブルフルークリグが浸透していて、ドンキーリグと呼ぶ人はほとんどいないと思います。これって、日本でもいますよね。わざわざ、浸透している言葉を別の言葉で言い換えたり、使うワーム別にリグ名を付けて、業界をややこしくさせる人って・・・。ボクは昔、出版社に勤めていましたけど、こういうのって困るんですよね。
そういうわけで、日本でもドンキーリグと呼ばず、ダブルフルークリグで統一して呼ぶのがいいと思うのですが、いったいなぜ、”ドンキーリグ”が注目されているんでしょうか? マーク・メネンデスといえば、確か並木敏成さんと親交が深かったように思いますが、並木さん周辺の関係者が”ドンキーリグ”を推しているんでしょうか? ご存知の方がおられたら教えてください。
シャイナー
レイク・オキチョビーではエサ釣りをしているボートを多く見かけました。日本ではバスフィッシングといえば、ルアーフィッシングが当たり前ですが、フロリダではエサ釣りが意外に盛んです。よくガイドの広告で「釣れなかったらガイド代はタダ」なんてコピーを見ますが、そういうのはたいていエサ釣りです。
実際、オキチョビー周辺のタックルショップには、どこも生き餌のシャイナーが売っていました。シャイナーには天然物と養殖物があって、やはりワイルドシャイナーの方が元気でバスの食いがいいそうです。
ちなみに、このワイルドシャイナーは12匹単位のダース売りで、1ダース18ドルだと言っていました。これをシャイナーフックなどで鼻掛けにして、大きな発泡ウキを付けて泳がせて釣るのですが、見ているとボクたちルアーマンが苦戦する中、次々と竿が曲がっていきます。あんなペースだと1日何ダース必要なんでしょうか? エサ釣りも結構お金が掛かりそうです。
フロリダ名物?
今回のオキチョビーでは毎晩バーでみんなで楽しく飲んだのですが、そのビールのお供に毎回注文したのがフィッシュ・ディップというアピタイザーです。
実はこれ、なんとマレット(ボラ)なんです。ボラだけはどこ行ってもいますね。スペインの海にも大量に浮いていましたし・・・。実はオキチョビーでもボラが跳ねているのを何度か見ました。
このボラをスモークにして、すり潰し?、クリームチーズやマヨネーズなどを混ぜてパテ状にしたものにレモン汁をかけ、クラッカーをスプーン代わりにすくって一緒に食べます。クセもなく、これがなかなかビールがすすみます。ボラもバカにできません。
海外に旅行に行く楽しみの一つは、その土地土地の名物料理を食べることです。アメリカって、比較的郷土料理みたいなものが少なくて寂しいですが、それでも探すとあるものです。
いよいよ今週、バスマスタークラシックが始まります。今年も遊びには行けませんでした。いつか本場ルイジアナののザリガニを食べたいところです。
黒い水?
レイク・オキチョビーはフロリダのレイクの特徴であるタンニンが溶け出した黒い水をしています。濁っているわけではなく、麦茶や紅茶のような水に色が付いて感じです。実際に見ると、黒いというよりは茶色っぽい感じに見えます。テレックスの偏光レンズならアクションコパーを通して見る感じ? そこでどれくらい色が付いているのか、ペットボトルに入れてみると、思ったよりは薄く、黄色い感じでした。
アラバマ旋風再び
エバースタートシリーズのウェスタンディビジョン、レイク・シャスタ戦は決勝が行われました。日本から参戦中の児玉一樹さんが、見事トップ10カットを果たしたので、朝からネットでオンラインのウェイイン中継を見たのですが、やはりというか上位陣はAリグが独占状態となりました。
レイク・シャスタといえば、釣れるバスの95%はスポッテッドバスで、数は釣れても金太郎飴状態で、リミットメイクは簡単でも2ポンドオーバーを釣るのがたいへんで、10ポンドを釣るのはかなり難しい釣り場です。例年なら3日間のトータルなら30ポンドが優勝を狙う鍵となるはずなのですが、この試合はビッグウェイトが続出し、8位までが30ポンド超え、上位2人が40ポンド超えというすごい試合となりました。上位5人は案の定アラバマリグをメインに使用したようで、コアングラーの優勝も決勝のこの日、初めてアラバマリグをキャストして、ビッグウェイトをマークし、トータルウェイトが30ポンドを超えました。
これまでならトーナメント期間中に全選手で2匹か3匹出るか出ないかの貴重なラッキー&キッカーフィッシュを、アラバマリグは狙ってヒットさせることができた感じです。Aリグを使わずに30ポンドを超えた児玉さんは例年なら優勝も狙えるようなハイスコアでしたが、不運としか言いようがありません。Aリグは今季、FLW系の試合でいくつウィニングルアーとなるでしょうか・・・。
WANTED
オキチョビー戦に向けて、着々と準備が進んでいますが、ある大物アングラーが買ってきてほしいというリストをメールしてきました。だいたいはショップや中古屋さんで見つけることができたんですが、どうしても見つけられないのが、ジップベイツのBスイッチャー4.0(ラトラー)の#054:デルタクローと#509:ブルーギルです。もう作っていないんでしょうか・・・。
アラバマリグ論争はさらにヒートアップ中
B.A.S.S.およびFLWは今季のトーナメントでのAリグの使用におけるルールを発表し、Aリグ論争は決着するかと思いましたが、フェイスブック等で否定派と肯定派の論争がさらにヒートアップしています。
さらに興味深いのはFLWのサイト上で、FLWを代表する選手同士が否定派、肯定派の意見をアップしている点です。Aリグの使用禁止を求める署名運動を始めた否定派の急先鋒のデイブ・レフィーブレやランドール・サープの否定派の意見は、ボクには論理的で筋が通っているように思えますが、ジェイ・イェラスやデビッド・ダッドリーの肯定派意見は、いつもサイドイメージやGPS、ハイドロウェイブといったニューテクノロジーを引き合いに出して、話をややこしくしてきます。それにしても、デビッド・ダッドリーの「否定派は偽善者だ」という記事は、かなり挑発的で彼らしいです。
写真はランドール・サープが強烈な皮肉を込めて自身のフェイスブックでアップした写真です。州のレギュレーションでルアー(フック)の個数に制限がない湖では、これもトーナメントでは合法となってしまいます。なかなかのセンセーショナルな写真で、現在、ボクを含め60人がシェアをし、コメントが150に達する勢いです。みなさんはどう思います? ボクはこんなプロの後ろでは試合はしたくないものです。
デビッド・ダッドリー
http://www.flwoutdoors.com/fishing-articles/blog/153229/what-is-the-true-fire-behind-the-furry/
ジェイ・イェラス
http://www.flwoutdoors.com/fishing-articles/blog/153217/alabama-rig-blog-innovation-cannot-be-stopped/
デイブ・レフィーブレ
http://www.flwoutdoors.com/fishing-articles/blog/153216/alabama-rig-blog-one-rod-one-bait-one-legacy/
ランドール・サープ
http://www.flwoutdoors.com//fishing-articles/blog/153221/tharp-blog-a-rig-is-the-wrong-direction/#.TyCvrV4__MQ.facebook
ダブルフルーク・リグの作り方
ダブルフルーク・リグに関して今まで聞いたことがあっても興味がなかった人でも、You Tubeで映像を見たらやってみたいと思った人も多いみたいです。
ダブルフルークは2個のベイトを使うことで、よりバスにスイッチを入れやすい効果がある以外に、シングルのフルークよりもロングキャストができるメリットもあります。2個のフルークは同じ重量でそれぞれが干渉せず、同一方向に飛んでいこうとすることで、余分な空気抵抗を受けずに、それぞれがラインを引っ張るので飛距離が伸びるというわけです。Aリグの場合は空気抵抗が大きくなるので飛距離は伸びませんが・・・。
実際にやろうと思っても映像だけではよく分からないという人のために仕掛けの作り方を解説しているサイトを紹介します。
要は2個のスイベルを使い、1個のスイベルは結ばず、メインラインを通して誘導式にして、もう一方のスイベルに結びます。ボクはメインライン側の結び目を保護する目的で小さなビーズを1個通しておきます。
リーダーの長さですが、一般的な場合、メインラインのスイベル側のリーダーの方が長く、誘導式側のスイベル側のリーダーの方が短くセットします。トム・マンJr.は長い方で14インチ(約35cm)、短い方で12インチ(約30cm)と解説していましたが、KVDは長い方で16~18インチ(約40~46cm)、もう一方は6インチ(約15cm)短くセットすると解説していました。
マーティー・ロビンソンは長い方が18~24インチ(約46~60cm)で短い方が10~12インチ(25~30cm)というセッティングだそうです。
一方、ドンキーリグと呼ぶマーク・メネンデスは誘導式のスイベル側のリーダーを長くセットすると解説しています。長い方が12インチ(約30cm)、短い方が8インチ(約20cm)と全体に短めのセッティングです。
まあ、要するにリーダーはどっちが長くても良さそうです。リーダーの長さもまちまちです。リーダーは長くなればなるほど垂らしが長くなってキャストがしにくいですが、リーダーが短くなるとリーダーの強度が落ちるのでラインブレイクされる危険度が上がります。いろいろ試して、自分の中で扱いやすい長さを探すのがいいでしょう。
スイベルのサイズは自由ですが、大きめのスイベルを使う方が若干深く沈めて誘うことができます。三つ叉スイベルを使わず、1個のスイベルを誘導にして使う理由は、ダブルヒットした際に、魚同士がラインを引っ張り合ってラインを切られないための工夫です。
ボクも一度だけダブルヒットしたことがありますが、正確には先に1匹がヒットして、やりとりをしている途中で、もう1匹がヒットしました。
http://www.bassmaster.com/tips/donkey-rig
http://www.bassmaster.com/tips/robinson-double-fluke-rig
http://www.rattletrapramblings.com/tag/double-fluke-rig/
http://www.bamabass.com/articles/rig_detail.php?id=5
http://www.bassedge.com/media/show/Jonathon+VanDam+-+Double+Fluke+Rig
ワンルアー・ルールの”とばっちり”
今回のバスマスターエリートシリーズでAリグを含むすべてのマルチ・ルアーリグが使用禁止となってしまいました。いわゆるワンルアー・ルールです。
そのとばっちりとなってしまったのがダブルフルーク・リグ(マーク・メネンデスはドンキーリグと呼んでいます)です。日本ではほとんど馴染みがないというか、誰かがダブルフルーク・リグを投げているのを見たことがありませんが、アメリカではかなり浸透しつつあるテクニックでした。エリートプロの中でもKVDを含む複数の選手が得意にしていたのですが、今季から使用禁止になってしまいました。
ダブルフルーク・リグとは2個のスイベルを使って、それそれのリーダーの長さを変え、2個のフルークタイプルアーをノーシンカーでセットして使う方法です。トゥイッチして誘うと、2個のフルークがジグザグにダートしたりして、1個のフルークで誘うよりも集魚効果が高く、バイトを誘発する利点があります。一見すると、かなりブサイクですし、ライン同士がグルグルと巻き付いてしまいそうな感じがしますが、これが意外に絡みません。
実は最近のエリートシリーズやFLWの試合でもウィニングルアーや上位選手の使用ルアーになったりしています。一番記憶に新しいところでは、2011年のエリートシリーズ、レイクマーレイ戦で優勝したケイシー・アシュリーが使っていました。また、ネットで動画が見られる試合としては、2009年のFLWイースタンシリーズのクラークスヒル・レイク戦があります。優勝したトム・マンJr.(写真)はダブルフルークリグをメインに使っているのですが、他のトップ10選手がリミットメイクすら苦戦するなら、入れ替えを繰り返し、2度もダブルヒットまでしてしまいます。その一部始終がテレビ放送内でバッチリ映っています。
http://www.flwoutdoors.com/flwondemand.cfm










