チャター系ベイトってグラスエリアでは強いですが、ブッシュカバーやアシ周りでは不思議なぐらいよく引っかかって使い物になりません。特にボーターの後ろで釣るボクにとっては、1日に1度や2度、引っ掛かるぐらいなら”エクスキューズミー”で取りに行ってもらうこともできますが、連続して2度、3度と引っ掛かると、もう際どいキャストやコース取りはできなくなりますし、結果的に使えなくなってしまいます。そんなわけで、スイムジグやスピナーベイトに頼ることになります。
ところが、今回DKチャター・ウィードレスをフロリダに持って行って初めて使いました。スプリットリングを介してオフセットフックが連結されたチャター系ベイトで、好みのサイズのフックに交換できます。
おかげでバックシートからでも根掛かり知らずでリリーパッドエリアやアシの中をガンガン攻めることができ、ここぞというところで沈めたりすることもできました。ヘッドとフックがジョイントになっている分、ヘッドの振動がフック側には伝達されにくく、個人的にはストレートタイプのトレーラーよりも自発アクションがあるシャッドテール系やクロー系のトレーラーがいいように思いました。また、ノーマルタイプよりも、ヘッド重量が同じならなぜか浮き上がりやすい印象を受けました。
残念ながら試合では活躍してくれなかったのですが、北嶋一輝さんとのキシミーでの釣りでは、よく釣れました。このときはスカートもブルー系に交換し、トレーラーはネットベイツのキッキンBを使用しました。オフセットフックなので、フッキング率が心配でしたが、トレーラーが薄い形状のおかげもあってほとんどミスなくキャッチできました。
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スーパーインフレ?
今回のフロリダ釣行で、気になったというか、すごく流行っていたのがメドロック・ダブルウィードガードジグです。言ってしまえば、ブラシガードを2倍、V字状にセットしただけのジグ(スカートはなぜかラウンドのシリコンラバー)ですが、これがオキチョビーでは数々ウィニングルアーになって以来、多くのプロが愛用しているのです。
元はショップのインディーズブランドであったのが、今では販売店も増えています。実際に愛用しているイッシュなどに聞くと、とにかくアシ周りでは、引っかからずストレスが少ないということでした。すでに多くのジグメーカーがパクリというかダブルガードジグを販売し始めており、アメリカの一つのトレンドになっています。
それにしてもこのジグの価格は驚きの7.99ドル。日本じゃあるまいし、ジグの平均的な値段なんて3~4ドルぐらいがいいところですから、ブラシガードが2倍になっただけで価格も2倍です。それでも納得してアメリカ人って買うんですね。確かに作る側から言えば、センターにホールがないのでかなり面倒ではありますが・・・。
最近のアメリカのルアーって、価格がどんどん上がっている感じで、ストライクキングなんて特に顕著です。円安も進行中ですし、そろそろ日本のルアーでも本格的に勝負できるかもしれません。
テレスコピックの復権を
最近、テレスコピック仕様のロッドがすっかり減ってしまったような気がします。特に長いフリッピングロッドは絶対にテレスコピックが便利だと思うのですが、「メーカーの開発担当者って本当に釣りしているんだろうか?」って思ってしまいます。
特にパンチング用などの7フィート11インチクラスの超ロングロッドまでが、アメリカではワンピースがすっかり主流になっていますし、日本でもグリップ脱着が主流?になっているような気がします。
ワンピースだと車に入れるのもたいへんだし、マンションやホテルのエレベーターに乗る際に折りそうになるし、部屋の天井にだってつっかえます。ボートのストレージなんて、20フィートクラスでないと入らないし、とにかく不便です。
だからといって脱着タイプは、リグったままにするとワンピースと結局同じだし、脱着すると、グリップがどこか行ったりして困るし、同じブランドのロッドが複数あると、どれとどれがセットなのか分かりづらいこともあります。ありがたいのは飛行機に乗るときぐらいです。
その点、テレスコピックは優秀です。リグったままでも移動が楽だし、小さなボートのストレージにだって入ります。バット部分が太くて安心感もあります。困ることなんて、隙間にゴミや水が入ったときに抜けにくいぐらいです。
特に海外に釣りに行く人間にとっては、ロッドの仕舞寸法は非常に大事な問題です。例えば、ボクがよく使うユナイテッド航空は、3辺(縦、横、高)の合計が292cm以内に収まっていれば無料で預けられますが、太めのロッドケースの場合、縦、横の合計だけで、50cmぐらいはカウントされてしまいますし、ロッドケースの前後の遊びも加味すると、実質7フィートがいいところです。さらに旅程にアメリカ国内線のユナイテッドエクスプレス運航便が含まれている場合、長さが203cmを超えると預けることすら拒否されてしまいます。203cmに納めようとすると、6フィート6インチでもかなり厳しいです。
それでなくてもロッドケースは短く収まるほど破損等のトラブルに遭う確率は低くなるので、テレスコピックのロッドは本当にありがたいです。まあ、世の中でロッドケースを持って飛行機に乗る人がどれだけいるかと聞かれると困ってしまいますが、そんな少数派の意見にも耳を傾けてほしいものです。
神様のジャークベイト
2011年末、アメリカで大ブームとなったワンテンの丸パクリがラッキーストライクから”神様”リック・クランのシグネーチャーモデルとして、RC STXという名で発売され、大きな話題となりました。
そっくりなのは形だけではなく、カラーリングやカラー名までそっくりですから、さすがにやり過ぎ感があり、日本ではほとんど見かけませんが、アメリカではそこそこ売れたようです。
そのラッキーストライクから今度はダウンサイジングモデルのRC STX2が発売されました。全長は3-3/4インチ(約9cm)で3本フックでもフック同士が引っかからないように、ベリー部の2つのフックハンガーは横アイにする工夫をしています。サスペンド仕様でウェイトは1/4ozとなっています。オリジナルのワンテンと比べると、バランスよくスケールダウンしているのがよく分かります。
寒くてテストに行く気がしませんが、オリジナルのワンテン並みにキレのある動きが出せるか、気になるところです。メガバスとしては先を越されてしまいましたね。それにしても、誰もリック・クランがデザインをしているなんて信じませんが、個人的にはリック・クランのイメージダウンです。
不死身のクランク
最近のバス業界は日本もアメリカもパクリ合戦ばかりで、あっと驚くようなものが本当に少なくなってしまいました。まあ、いろいろ考えて試行錯誤するより、流行に便乗する方が手っ取り早いのは分かりますが、度が過ぎます。
そんな中、イギリスから面白いチャレンジャーを見つけました。フロートバックルアーズという名のディープクランクですが、ラインスルー構造になっていて、たとえ根掛かりでラインが切れても、ルアーは浮いてきて回収ができるというものです。もちろん、ボート釣りが前提ですが・・・。
ラインスルー構造自体は、まったく新しいものではなく、今までもバレにくいという観点でいろいろありましたが、たいていはトリプルフック1個で、2個をラインスルーで繋ぐ方法はなかなかのアイデアだと思います。デザインがラパラのパクリなのは残念ではありますが・・・。
根掛かりを恐れず、ボトムをガンガンとノッキングできるというのは、大きなアドバンテージとなります。もちろん、フッキング後は完全にフリーとなるので、バラシは軽減できます。
セットの仕方は少しややこしいので興味のある方は動画を見てください。それにしても、バスがいないイギリスからこんな面白いルアーが出てくるんですから、日本もアメリカも負けてられません。
http://www.floatbacklures.com/index.html
ディープクランクがトレンド その4
アメリカに釣りに行くと、何度となくその威力を思い知らされるルアーがいくつかあります。ノーマンルアーズのDD22もそんなルアーの一つで、これがハマると他のディープクランクではなかなか歯が立ちません。
ディープダイビングクランクの代名詞的な存在で、そのカラーラインナップの豊富さも魅力です。DD22という名前から22フィート潜ると信じている人も多いですが、実際はノーマルの使い方ではそこまでは潜りません。
DD22は日本では今や売っているのすらほとんど見かけなくなってしまいました。不人気の原因はその強烈な引き抵抗だと思いますが、他にもロングキャストが難しい点も挙げられると思います。このルアーは飛行姿勢が悪いというか、上手に投げないとクルクル回って、本当にストレスを感じます。
この度発売されたDD22HDはヘヴィーダイバーモデル?ということで、ウェイトバランスを調整して、オリジナルよりも飛行姿勢が安定して、ロングキャストが可能になったそうです。ロングキャストができれば、先行深度も伸びますし、プロダクティブゾーンをより長く引くことができますから、釣果アップが望めるというわけです。
外観はオリジナルとまったく同じで、お尻のHDという表記以外に見分けることはできません。メーカーの表記ではノーマルは5/8オンスで、HDは1ozとなっていますが、実際に量るとノーマルは27g、HDは30gでほとんど変わりません。とにかく、逆風時にストレスなく投げられるなら、せっかくストックしているノーマルタイプはお払い箱になってしまいそうです。
パクリじゃないよね?
クランクベイトの老舗メーカー、ノーマンルアーズから新作が登場です。最近は変なルアーばかりを発表し、奇行が目立ちましたが、久しぶりに正統派?のクランクで勝負です。まだ、ホームページにはアップされていませんが、バスプロショップで購入できます。名前はN XSというやや適当感が感じられます。せめて、●●●Nぐらいの名前を付けてほしかったです。
このN XSはボディーサイズはディープリトルNですが、リップも幅広でボディーもファットな感じになっています。パッケージによると、DD22とディープリトルNの間を埋める位置づけのようで、12~16ft潜るそうです。ゴロゴロとしっかり鳴るラトリンモデルです。
リップはストライクキングのXDシリーズに採用されている上反り形状で、まさにストライクキングの5XDのボディーをファットしたような感じです。ノーマンルアーズ(かつての一流)がまさかストライクキング(かつての2流)をパクッたりしませんよね?
サイズは5/8oz。全11色が先行リリースで、価格は6.29ドル。ノーマンルアーも高くなったものです。Made in U.S.A.は堅持していますが、個人的にはノーマンのクランクはペイントアイを守ってほしいところです。
http://www.basspro.com/Norman-Lures-N-XS/product/1210300627307/
ディープクランクがトレンド その3
昨年、FLWツアーオープン、サムレイバン戦のプラクティスに同船させてもらった際、大森さんが秘かにテスト中で、爆釣していたディープダイビングクランクベイトが発売されました。名前はRTO3.5XDです。そのときは撮影NGだったのですが、発売が楽しみだったので、さっそく手に入れました。
ラッキークラフトはリック・クランとの契約終了で、旧RCモデルはLCまたはRTO(Respect Takahiro Omori)モデルとして改名されましたので、非常にややこしいですが、旧RC3.5XDはLC3.5XDとなり、今回のRTO3.5XD はまったく新しいデザインの新モデルとなります。間違えないようご注意ください。サイズは3.25インチ、7/8 ozです。現在はバスプロショップでしか手に入りません。日本で店頭に並ぶかどうかは、バスプロショップとの契約があるので分かりませんが、ハピネットでは販売予定があるようです。
写真で比較すると、よく分かりますが、LC3.5XD(LC3.5DDもあるので要注意)はスリムなデザインが特徴でサイレントモデル。ラウンドリップに急角度で潜行を促すウェイトが内蔵されています。RTO3.5XDはファットなボディに幅広の扇子状のリップが特徴です。あの名作クランクをイメージさせますが、リップが極限まで薄く仕上がっているので、これがアクションにどんなキレを生むか楽しみです。最大潜行深度は18ftだそうです。
ちなみにこのRTO3.5XDは、パッケージの表にはSilentと表示されていますが、実際はラトリンモデルです。まあ、これだけたくさんあると、メーカーの人でも間違ったりするんでしょう。
http://www.basspro.com/Lucky-Craft-RTO-3-5-XD-Extra-Deep-Diver-Crankbaits/product/12081405323612/
ディープクランクがトレンド その2
前回、ストライクキングの10XDの話が出ましたが、タックルウェアハウスでは予注の受付が始まっていて、話題を集めています。FLWのサムレイバン戦の放送を見たら、欲しくなるのが釣り人の性ですが、その価格を見てビックリ。なんと14.99ドルです。
ルアーが6インチサイズという特大クランクであることを加味しても、ストライクキングルアーといえば、どちらかと言えばつい数年前までは安物ブランドだったはずが、クランクベイトを1個15ドルで販売するとは、かなりの強気です。
最近、ストライクキングから発売されたKVDジャークベイトも9.29ドルもしますし、アメリカのルアー業界はインフレ傾向が続いています。果たして、アメリカのマーケットはこのストライクキングの高級ブランド化への以降を受け入れるかどうか・・・。
ちなみにこの10XDですが、重さは約2オンスもあって、14ポンドラインで25フィート以上を余裕で潜っていくそうです。個人的にはメキシコでぜひ使ってみたいですが、琵琶湖でも北湖で効くかもしれませんね。
http://www.tacklewarehouse.com/Strike_King_10XD_Crankbait/descpage-SK10XD.html
ディープクランクがトレンド その1
毎年、この時期になるとシーズンを総括した話題となります。昨年の今頃は、アラバマリグの登場に話題が独占された感がありましたが、今年は昨年のようなトレンドや流行がなかったように見えます。
ただ、実際は地味ですが、大きなトレンドがあったように思います。今年のアメリカの試合では、ディープクランクがキーとなる試合が多くありました。実際、数社から新しいディープクランクが発売されました。
エリート・ブルショールズ戦ではブランドン・パラニュークのラパラDT16とストライクキング6XDがウィニングルアーとなりましたし、続くダグラスレイク戦では、優勝したジェレミー・スタークス以外にも多くの選手がルハージャンセンのホットリップス・クランクベイトを使い、ライニングというキャスト後リトリーブをすぐに開始せず、ラインを出しながらエレキで走り、より深く、より長くプロダクティブゾーンを引くテクニックが注目されました。
FLWでもウィーラーレイク戦で優勝したマーク・ローズがディープクランクを使っていましたし、サムレイバン戦では、フィル・マークスが未発売の10XD(写真)のプロトタイプを使い、2位以下に大きく差を付けての優勝を飾りました。特に決勝でのウェイトは30ポンドを超え、その一部始終が放送されたことで、10XDの発売が注目されています。ボクもこの試合にはノンボーターで参戦しましたが、30ポンドなんてあり得ないウェイトです。
日本ではディープクランクそのものがあまり注目されませんから、ほとんど話題にもなりませんでしたが、この時流は来シーズンにも続きそうな予感です。




