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キープキャストでお会いしましょう その1


いよいよ来週末はキープキャストです。年々盛り上がる国内最大のルアーフィッシングイベントに、もちろんテッケルも参加します。多くのテッケルファンとお会い&お話できるのが今から楽しみです。
テッケルブースでは恒例のフロッグ色塗りイベントします。カラーミーのワッカー、ホンカー、チョーカーを購入していただくと、お好きなカラーにペイントできます。
毎年楽しみにしてくれている方もおられ、未体験お方はぜひ挑戦してください。本当に楽しいです。自分で(お子さんが)塗ったフロッグで釣ったバスは格別ですよ。
もちろん、フロッグの無料修理補修サービスもやります。歯形のいっぱい入ったフロッグを持ってきてください。

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今年もやりますフロッグマン


フロッグオンリーのバスをキープしないバスに優しいトーナメント”フロッグマン”。まだまだ、バスをキープしないトーナメントの意義、楽しさがボクの力不足で伝えきれていませんが、今年も懲りずにやります。
3年目の今年は、より盛り上がるように、優勝者には韓国バスフィッシングにご招待を計画中です。釣り場は昨年、ボクも行ったところで、フロッグのパラダイスです。1日30匹ぐらいフロッグで釣るのも可能ですし、60cmクラスのポテンシャルもあるフィールドです。とにかく、すごい釣り場です。もちろん、ボクも同行します。
また、今春発売予定のレジットデザインのフロッグロッドも賞品として出したいですし、ロッドの試投会みたいなこともやってみたいです。
開催場所は、いろいろ要望もありますが、少々の悪天候でも開催できて、エレキオンリーでも釣果も安定している長門川・将監川でやりたいと思っています。開催日はただ今検討中ですが、H1トーナメント、TBCトーナメント、硬派などの日程と被らないようにと考えると、第一候補は6月19日なんですが、いかがでしょうか?
みなさんのご意見もお聞かせください。とにかく、1人でも多くの方に参加していただいて、大いに盛り上がりたいと思います。

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アンタッチャブル その2


 今の世の中、日用品などたいていのものは原産国を表示するのが常識となっていますが、日本国内で販売するルアーに関して、原産国の表示を義務づける法律はありません。ただ、消費者庁のホームページに次のような記述があります。
http://www.caa.go.jp/representation/keihyo/hyoji/kokujigensan.html
景品表示法第4条第1項第3号の規定に基づく告示である「商品の原産国に関する不当な表示」(昭和48年公正取引委員会告示第34号)は,商品の原産国について,原則として,次のような表示を不当表示として規定しています。
 外国で生産された商品についての次に掲げる表示であって,その商品がその原産国で生産されたものであることを一般消費者が判別することが困難であると認められるもの
(1) その商品の原産国以外の国名,地名,国旗,紋章その他これらに類するものの表示
(2) その商品の原産国以外の国の事業者又はデザイナーの氏名,名称又は商標の表示
(3) 文字による表示の全部又は主要部分が和文で示されている表示
事業者が,「商品の原産国に関する不当な表示」に規定されている不当表示を行っていると認められた場合は,消費者庁長官は当該事業者に対し,措置命令などの措置を行うことになります。
つまり、簡単に言えば、外国製のルアーをあたかも日本製であるかのようにごまかすのは不当表示で違法だということです。
話を本題に戻しますと、最近、あるメーカーのルアーのパッケージが変わっているのに気が付いて手にとって見たところ、重大な不当表示を発見してしまいました。そのメーカーは、かつてはパッケージにMade in Japanという表示がしっかりされていたのですが、いつのまにか、製造工場を日本からベトナムに移したようです。現在はショップに旧パッケージと新パッケージの同じルアーが混在して売られている状態です。
バンディットやストームなど、パッケージ違いで原産国の違うルアーが売られているのは、なかなか面白いのですが、このメーカーが問題なのは、新パッケージは原産国を表示していない点です。
日本の国旗がパッケージの表側に表示がされ(不当表示の規定事項その1)、メーカーの所在地、商標および社長兼デザイナーのサインと氏名が表示され(不当表示の規定事項その2)、裏書きの説明文の主要部分が和文で表示され(不当表示の規定事項その3)ています。不当表示と規定されるすべての事項に完璧に当てはまっています。
おそらく、この新パッケージのルアーを見た人のほぼすべての人が日本製であることを疑わないでしょう。
規定事項のその2とその3で、不当表示と判断されるなら、現在の原産国非表示の多くのメーカーのルアーもまた不当表示に当たると判断されるかもしれません。まあ、これはクロに限りなく近いグレーだとしても、もともとMade in Japanと表記していた商品を告知なく、原産国を変更し、パッケージには意図的に原産国表記を外し、代わりに以前は表示していなかった日本国旗をわざわざ表示するという行為は完全にクロだと思います。明らかに意図的にユーザーに誤認させる重大な不当表示であり、その悪質性はかなり高いと言わざるをえません。不正競争防止法が定める誤認惹起行為にも当たるものと思われます。
ボクは中国製やベトナム製を粗悪だの質が悪いだのというつもりはありません。ただ、そのメーカーのルアーを長年愛用してくれているファンの人たちを欺く行為は、許されるべきものではないと思います。と同時に原産国を隠すことは毎日一生懸命ルアーを製造してくれている工場の工員達に対しても、失礼な行為だと思います。
メーカーは大いに反省し、消費者庁から措置命令がなくても、早急に改善に努め、現在流通している商品に関しても回収するか、Made in Vietnamのシールを貼り直した方がいいんじゃないでしょうか。
ちなみに、パッケージにMade in Japanとウソの表記をして輸入しようとすれば、輸入許可が下りないばかりか、より罪が重い不正競争防止法による偽装行為に当たります。ルアーだけを輸入し、国内でパッケージだけをしてMade in Japanと表記して売れば、誰にもバレなかったかもしれませんが、内部告発でもされて、バレたときはもうお終いです。そんなわけで、バレても措置命令程度で済む不当表示を選んだのでしょう。とにかくファンや小売店は軽んじられたものです。

アンタッチャブル お詫びと訂正


アンタッチャブル その1と題した先のブログで、「常識的に考えて、日本製の商品なのにMade in Japanと表示しないメーカーはないと思います。つまり、原産国の表示がないルアーは、外国製と思ってほぼ間違いないでしょう」と書きましたが、訂正があります。
完璧主義を貫く“純国産”をキャッチコピーしているルアーメーカーがあります。NIPPON QUALITYが基本コンセプトのこのメーカーのルアーはパッケージのどこを見てもMade in Japanの表示がありません。もちろん、日本製という表示もありません(すべてのルアーを確認したわけではないので、中には表示があるものがあるかもしれません)。
そもそも純国産とは以下のような意味だそうです。
「構成内容がすべて自国内で作られたものであることを意味する語。例えば、加工だけでなく原料の生産も自国内で行われた食品、組み立てだけでなく部品の製造も自国内で行われた機械、チーム編成だけでなく選手の育成指導も自国内で行われたスポーツ競技のチーム、企画だけでなくプログラミングも自国内のプログラマーによって行われたソフトウェア、などは一般的に純国産と形容される」
つまり、純国産のルアーと言えば、それを構成するフック、ウェイト、リング、アイ、ボディー等、すべてのパーツが自国内で製造され、自国内で組み立て製産されたものということになると思います(製造物に関しては原料自体は不問)。ウェイトにタングステン球などを使っている場合、そのウェイトボールさえも自国内で製造した物を使わなければ、純国産とは呼べません。まさに完璧主義じゃないとできないかなり高いハードルです。
そんな高いハードルをクリアしているのに、比較的低価格を維持できているのは並大抵の企業努力ではないはずです。本当に素晴らしいです。にもかかわらず、「原産国の表示がないルアーは外国製」と読者に誤解を招く表現を使ってしまったことを深くお詫び申し上げます。
ただ、パッケージにMade in Japanをあえて表示しない理由とこだわり、メリットがボクには理解できません。もちろん、日本国内で販売するルアーに関して、原産国を表示する義務はありませんが、海外に輸出する際には、輸入国側の通関の際にも原産国表示はあった方が面倒がありません。それでもあえて原産国非表示を貫く“純国産”ルアーがあることを断っておきます。

アンタッチャブル その1


フィッシングショーOSAKAを前に、ルアーフィッシング業界のアンタッチャブルに踏み込んで、物申したいことがあります。それはルアーの原産国表示に対する意識です。
多くの日本のメーカー、ブランドのルアーのパッケージをよく見てもらうと分かると思いますが、原産国を表示していない商品が、本当に多いです。もちろん、しっかり原産国を表示しているメーカーもたくさんありますけど。
ルアーは、「JAS法の対象となる飲食料品」と違って、原産国の表示が法的に義務付けられていません。非表示でもそれ自体は問題ではありません。ただ、日本製でもないものをMade in Japanと偽って表示するのは、違法な偽装となります。常識的に考えて、日本製の商品なのにMade in Japanと表示しないメーカーはないと思います。つまり、原産国の表示がないルアーは、外国製と思ってほぼ間違いないでしょう。
今の世の中、他の業種ではたいていの商品は原産国の表示がしっかりされていると思いますが、ルアーフィッシング業界は、原産国非表示がまかり通ります。「●●社も表示してないし、▲▲社も表示してないから、ウチもいいんじゃない?」って感じなんでしょう。日本釣用品工業会なんて団体があるのに、なれ合いで襟を正そうという気配もありません。
断っておきますが、ボクは中国製のルアーがすべて粗悪で、釣れないとは思っていません。iPhoneが中国で組み立てられている今、中国製は品質が低いなんて思っている人は完全に時代遅れです。バンディッドのクランクベイトが中国製になって釣れなくなったなんて話がありますが、ルアー自体のクオリティー(金型の精度、商品の均一性、塗装、コーティング等)はメキシコ製の頃とは比べるまでもなく格段によくなっています。
テッケルの商品は中国で作っています。当然ですがMade in Chinaと表示しています。工場にもたびたび顔を出し、品質のチェックもしていますし、作っている工員達の顔も知っています。商品に対する自信と誇りがありますから、Made in Chinaであることを隠したいなんて思ったこともありません。
それでもこの業界の一部の人たちは、イメージが悪い?からなのか、メーカー側が商品に信用がないのか、原産国を知られたくないようです。
国内で販売するルアーの原産国の表示の義務はありませんが、外国製品を日本に輸入する際、原産国の表示がないと、通関できない(輸入許可が下りない)ことがありますので、パッケージのデザインの際に「表示を入れるのを忘れただけ」は通用しません。通常、原産国非表示の商品はダミーパッケージやバルクで輸入して、パッケージングだけ日本で行っているか、または商品に原産地表示のシールを貼って輸入し、1個1個シールを剥がしてから出荷していると思われます。

パクられる痛み


ここ数日、フェイスブック上でちょっとした話題になっているのがデプスの2016年のウェブメンバー限定ルアー”ユウドウ”です。通常販売ではなく、あくまで会員になった人だけもらえる特典ルアーのようです。
写真(デプスさんのHPより拝借)を見れば、ワッパープロッパーがネタになっているのは一目瞭然です。サイズまで130mmとワッパープロッパーと同じサイズですから、ボクも最新号の雑誌で写真を見たときは、ちょっとビックリしました。
さっそく、フェイスブック上では親切な告げ口シェアで、リバートゥーシー(以下R2S)の知るところとなって、法的処置だの、被害者振った内容で大騒ぎになってます。
だいたい、R2Sというブランドは、もともとアレンジゼロの露骨なコピーメーカーで、最近でこそ、オリジナリティのあるルアーを作るようになりましたが、正直、「言える立場かい!」って、突っ込み入れたくなります。
やはりR2Sのザリガニルアーが、ヨーヅリのザリガニルアーに似ていることから、得意気になって、比較写真を載せたりして、シェアされまくって、完全に上から目線です。まあ、これで今まで無神経にパクってきたR2Sも、やっとパクられる痛みが分かったでしょうか。
話を少し戻して、デプスのユウドウですが、ワッパープロッパーの丸パクリというより、いろいろアレンジがされています。ラインアイは糸ヨレ防止のスイベルアイになっていますし、テールセクションはワイヤー貫通方式ではなく、スイベルによるジョイント方式になっています。このジョイント方式に関しては、ワイヤー貫通式にする方が製作上難しかったからでは?ってうがった見方をしてしまいますが、とにかく、同じじゃないと言えば、同じじゃありません。そもそも、この手のルアーはワッパープロッパーがオリジナルではなく、カナダ・アメリカ北部のマスキー用ルアーによくある定番のルアーです。
R2Sの言い分としては、テール部がぶつけても割れず、独特のサウンドを出すソフト素材になっている点は譲れないのかもしれませんが・・・。
とにかくワッパープロッパー好きのボクとしては、興味深いルアーでありますが、フックハンガーのアイがスイベル式になっている点がビミョー。琵琶湖のエビモ周りをガンガン使うときは、いつもダブルフック仕様にしているんですが、スイベル式だとそれができないのが残念。それでも、やっぱり気になるし、今までウェブメンバーになったことありませんが、今年は登録してみますか・・・。
http://www.depsweb.co.jp/aboutwebmembers/16/aboutwebmembers.html

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ジャパンフィッシングショーって・・・


今週末は迷走に迷走を重ねるジャパンフィッシングショーですね。もう何年行ってないでしょうか。もちろん、今年も行きませんよ。
釣りブームのときは、出展メーカーもたくさんで、歩くのも一苦労でしたが、今では見る影もありませんね。出展メーカーが減り、来場者の満足度が下がり、来場者が減るからさらに出展メーカーが減り、さらに来場者が減る。こんな負のスパイラルが止まりません。
もはやルアー関係で言えば、店頭でよく目にする人気ブランドの半分ぐらいしか出展していないんじゃないでしょうか。ジャパンフィッシングショーの主催は日本釣用品工業会ですが、ここに加盟し、理事に名を連ねているメーカーですら、出展していないところがある始末です。
頭が固い主催団体は、対外的に来場者数ばかり気にして、ない知恵絞って、ボクたち釣り人をバカにしているかのようなイベントばかり企画する始末です。ローラなんか見たいですか? 芸能人見たさに来るミーハーな人数で帳尻合わせて、高い出展料払っている出展メーカーは喜ぶとでも思っているんでしょうか?
アングラーズアイドル?? いつまで、こんなくだらない企画をやるつもりなんでしょうか? 過去に選ばれたアイドルをどれだけの人が覚えていますか? 業界全体も無責任に、毎年毎年選んでは選びっぱなしの放置プレー。もうやめましょうよ。経費の無駄。
このまま出展メーカーにとって費用対効果の薄いフィッシングショーを続けると、この先どうなってしまうのか、個人的にすごく心配です。

理想のフロッグロッドのこだわり その1


レジットデザインから今季発売予定の2本のフロッグロッドを詳しく紹介する前に、他のワイルドサイドシリーズとは少し違う仕様になった、ボクのこだわりの部分についてまずは紹介します。
海外遠征の際、一番困るのがロッドの持ち運びです。航空会社によって規定はいろいろなんですが、日米間を飛ぶジャンボ機の場合、有料無料に関わらず、3辺(縦、横、高)の合計が115 インチ(292 cm)までのロッドケースは預け荷物として受託してくれるところがほとんです(エアカナダはNGだったので要注意)。ちなみにボクがよく利用するユナイテッド航空は無料で預かってくれます。
ところがアメリカの国内線で地方都市へ飛ぶときなど、小さな機材を利用する場合、長さが80インチ(203cm)を超えると預けることすらできない場合があります。ロッドケースを203cm以内に収めようとすると、中に入れるロッドは6フィート6インチが限界です。これがボクにとってはいつも頭を悩ませる大きな問題です。
フリッピングロッドなどは数は少ないながらもテレスコタイプがありますので、それらを愛用していますし、7フィートクラスのロッドはグリップ脱着タイプのロッドを用意しています。
ボクにとって、一番こだわりの強い釣りといえば、フロッグゲームであり、理想のロッドであればあるほど、それと違うロッドで釣りを強いられることはストレスになります。当然、海外のどこに行くにも同じロッドで釣りをしたいと思います。ところが6フィート9インチモデルはそのままでは持って行けない場合や地域があります。
そこで、日本のマーケットではあまりないと思いますが、6フィート9インチモデルのフロッグロッドはグリップ脱着タイプにしてもらいました。たとえ、80インチ以上でも預かってくれる場合でも、ロッドケースは短くなればなるほど、輸送中の破損のリスクも軽減できます。せっかくの海外遠征ですから、ロッドケースごと中身が折れるなんてことは、可能な限り避ける努力はしておきたいものです。
正直、この個人的なわがままを聞いてもらったことが、ボクにとって何よりも嬉しく、完成にたいへん満足しています。これでどこへ行くにも一緒です。

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サキッチャのすすめ


日本ではそれほど認知されていませんか、アメリカではワームのテール部先端がチャートになったものが多数あります。また、釣り人自身がディッピングダイやダイマーカーペンなどでテール部先端をチャートに塗る(染める)のも定番で、ほとんどの釣り人のボートには、この手のペイントが常備されています。
ボク自身、かなりの”サキッチャ”マニアで昨シーズンあちこちで釣ったバスの写真を見直してみると、ほぼほぼサキッチャで釣ったものです。ドロップショットワームからフリップベイト、スイムベイト、チャターのトレーラーなどなど。おそらく、7割以上はサキッチャになっていたと思います。もはや、先っちょがチャートになっていないと、釣れる気が半減してしまうほどです。
ディッピングダイなどでチャートに染める場合、グリパンなどのダーク系のワームに染めた場合、陸上ではそれほどチャートにも見えませんし、あんまり効果がないように見えます。ところが、一度水中に入れると、不思議なほどテール部が光って見えます。この光り具合が本物のブルーギルのテールの光り具合にそっくりだという人もたくさんいます。
ディッピングダイは可燃物ということで航空便での輸入が難しく、今ではほとんど日本では売っていませんが、マーカーペンタイプは今でも入手可能なので、やったことない人は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、昨年、アウトレックの向後店長と霞水系で釣りを一緒にさせてもらったとき、向後店長はマツラバのトレーラーのシャッドテール部をワーム&チャンクペイントのチャートで塗って目で確認しながら表層を引いて使っていました。ボクも教えてもらった通りにやってみて、ナイスなバスをバイトさせたんですが、不意打ちを食らった形でフッキングさせることができませんでした。非常に面白い釣りで、今年もシーズンインが楽しみです。

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理想のフロッグロッド その5


昨年秋にフロッグロッドの開発に参加させていただいていることをこのブログで紹介しました。開発テーマに関しては4回に渡って書かせていただいたので、読み返してみてください。

理想のフロッグロッド その1
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/09/20/2562

理想のフロッグロッド その2
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/09/27/2565

理想のフロッグロッド その3
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/10/02/2569

理想のフロッグロッド その4
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/10/07/2572

そして、シーズンインには少し早いですが、今年レジットデザインのワイルドサイドシリーズから、2本のフロッグロッドが発売されることを報告します。モデル名はWSC65MHとWSC69MHです。
昨シーズン、あちこちのフィールドでさまざまなボートに乗って、前に立ったり、後ろに立ったり、テストしまくった納得のロッドです。ロッド開発には全くの素人でとことん釣り込まないと答えが出せないボクでしたが、何度もサンプルを作ってもらい、ようやく世間に出しても恥ずかしくないロッドに仕上がりました。
ボクがフロッグロッドに求めたテーマは①キャストが決まり、②アクションさせやすく(疲れない)、③フッキングが決まる(バイトを弾かず、バスを吹き飛ばさない)、この3点です。この3点は相反する面もあって、実釣を重ねながら妥協と両立を図りました。 特徴的な点は6フィート9インチと6フィート5インチという一般的なフロッグロッドよりショートロッドである点です。これこそが、どうしても世に問いたかった点であります。フロッグロッド=7フィート以上の先入観を持っている人にとっては、短すぎると思うかもしれませんが、日本のボート釣りスタイルでは、このレングスのアドバンテージはたくさんあります。
それもこれもただ硬いだけではなく、トルクフルでしっかり曲がってバスの重みを受け止めてくれるレジットデザインのブランクだからこそなし得た成果だと思っています。実際、プロトタイプのロッドで数々のビッグバスをキャッチすることができました。7月にはカリフォルニアデルタで一生の思い出となる1尾をもたらせてくれました。
発売はまだ先ですが、名古屋のキープキャストでは、レジットデザインのブースで実物が展示されるはずなので、興味のある方はぜひ手にとってチェックしてみてください。

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