アンタッチャブル お詫びと訂正


アンタッチャブル その1と題した先のブログで、「常識的に考えて、日本製の商品なのにMade in Japanと表示しないメーカーはないと思います。つまり、原産国の表示がないルアーは、外国製と思ってほぼ間違いないでしょう」と書きましたが、訂正があります。
完璧主義を貫く“純国産”をキャッチコピーしているルアーメーカーがあります。NIPPON QUALITYが基本コンセプトのこのメーカーのルアーはパッケージのどこを見てもMade in Japanの表示がありません。もちろん、日本製という表示もありません(すべてのルアーを確認したわけではないので、中には表示があるものがあるかもしれません)。
そもそも純国産とは以下のような意味だそうです。
「構成内容がすべて自国内で作られたものであることを意味する語。例えば、加工だけでなく原料の生産も自国内で行われた食品、組み立てだけでなく部品の製造も自国内で行われた機械、チーム編成だけでなく選手の育成指導も自国内で行われたスポーツ競技のチーム、企画だけでなくプログラミングも自国内のプログラマーによって行われたソフトウェア、などは一般的に純国産と形容される」
つまり、純国産のルアーと言えば、それを構成するフック、ウェイト、リング、アイ、ボディー等、すべてのパーツが自国内で製造され、自国内で組み立て製産されたものということになると思います(製造物に関しては原料自体は不問)。ウェイトにタングステン球などを使っている場合、そのウェイトボールさえも自国内で製造した物を使わなければ、純国産とは呼べません。まさに完璧主義じゃないとできないかなり高いハードルです。
そんな高いハードルをクリアしているのに、比較的低価格を維持できているのは並大抵の企業努力ではないはずです。本当に素晴らしいです。にもかかわらず、「原産国の表示がないルアーは外国製」と読者に誤解を招く表現を使ってしまったことを深くお詫び申し上げます。
ただ、パッケージにMade in Japanをあえて表示しない理由とこだわり、メリットがボクには理解できません。もちろん、日本国内で販売するルアーに関して、原産国を表示する義務はありませんが、海外に輸出する際には、輸入国側の通関の際にも原産国表示はあった方が面倒がありません。それでもあえて原産国非表示を貫く“純国産”ルアーがあることを断っておきます。

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