日別アーカイブ: 2015年4月10日

ウォブルヘッドのススメ その4


ウォブルヘッドは最適なハードボトムを見つけることができれば、非常に面白い釣りです。ボトムの様子も手に取るようによく分かります。
難点はフッキング率が少し悪いような気がします。まだまだボク自身の練習が足りないと思いますが・・・。オフセットフックでトレーラーをセットして、ラインは常に張っているのでアタリがあっても弾かれたり放されたり、フッキングしてもすっぽ抜けたり・・・。
そこで重要なのがトレーラー選びとフックのセット方法です。ビッフルやKVDなどのいろいろな動画やサイトを見ていると、ウォブルヘッドのトレーラーは扁平ボディタイプを横刺しするのが定番のようです。理由の一つにはフッキング率を上げるためがあると思います。体高のあるバルキーなボディだと、フッキング率がさらに悪くなってしまいますから・・・。
扁平でコンパクトなボディだと、ヘッドがゴツゴツとボトムを叩く度に、機敏に反応して左右上下に大きく揺れる効果も期待できます。さらにカーリーテールなどの水流の抵抗を受けて自発的に動くパーツが付いている方が向いていると思います。
フックのセット方法ですが、基本はハードボトムですし、フックポイントは常に上を向く(フックとヘッドをスプリットリングを介せずにジョイントする理由の一つ)ので、根掛かりはあまり気にせずフックポイントはむき出し気味でいいです。根掛かりはヘッドがボトムの隙間にはまるケースがほとんどですから。ただし、ブラッシュパイルなどが絡むスポットでは、フックポイントはむき出しにしません。

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ウォブルヘッドのススメ その3


ウォブルヘッドで重要なのがヘッドウェイトの選択です。元祖のジーンラルーのハードヘッドの場合は、少し変わっていて、3/16、5/16、7/16、11/16、1ozというバリエーションがあります。KVDは3/4ozが基本とも言っているように、まずは少し重いかなというぐらいのウェイトで、やはり少し速いかなぐらいのスピードから始め、ボトムにタッチするかしないかの微妙な感触をつかみます。
ヘッドがボトムにスタックしすぎない程度の一定のスピードでラインを張り続けていれば、そうそう根掛かりはしません。この要領はウィードに突っ込みすぎない程度にウィードトップをかすめるようにスイムジグを引くのと同じです。
スピードが速すぎると感じたら、ヘッドのウェイトを落としてスピードも落とします。逆に深くてうまくボトムタッチができなければ、スピードを落としたり、ヘッドウェイトを重くして対応します。もちろん、トレーラーのサイズを変えたり、ラインを少し細くして調整することも可能です。
リールはギア比の高いハイスピードモデルが向いています。ロッドは7ftぐらいのミディアムクラスが個人的には使いやすいと思います。ラインはフロロの14-16ポンドがいいと思います。
キャストしたら、あまりフリーフォールで着底させず、ラインを張って落とすか、すぐにリトリーブを開始します。ロッドはラインに対して一直線上になるように構えて、一定スピードでリトリーブします。ボトムに軽くスタックしたら、リールのハンドルを強く回して外します。ロッド操作で外したり、ロッドの弾性を利用しないのがコツです。
アタリはフッと軽くなったり、重みを感じるような感じだったり、クランクベイトのアタリに似ています。早合わせは厳禁で、スイープ気味に大きなストロークでフッキングします。

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