シャンプレーン戦でプラッツバーグに滞在中、ホテルにダンディーベイツ社からジグを送ってもらいました。ダンディーベイツのアンディーとは以前、レイクミードでコアングラーとして同船してからの付き合いです。
残念ながら、今回の試合では出番はなかったのですが、このパンチジグは3/4ozと1ozの2サイズがあって、琵琶湖でも良さそうです。一見すると普通のジグに見えますが、最大の特徴は薄型ヘッドデザインになっている点です。ブラシの角度といい、ヘッドのテーパーデザインといい、ラインアイが半分近くヘッド内部に埋め込まれている一体デザインといい、ウィードのすり抜け、ゴミ絡み軽減を可能な限り追求した形となっています。それでいて、ヘッドは大きすぎず、コンパクトに仕上がっています。
フックは最近ますます評価が高まっているマスタッドフックを使用していて、フッキングも良さそうです。もちろん、強度も安心です。このジグにビーバーの縦刺しなんて、かなり良さそうです。正直、パンチングにはテキサスリグの方が有利だと思いますが、もう少し広い範囲を釣るなら、このジグの出番はかなりありそうです。
スカートはバンドタイプですが、スカート前後でしっかり押さえ込むキーパーデザインになっていて、キレイにフレアします。カラーも釣れそうなコンビネーションが豊富です。ダンディーベイツのホームページにはまだアップされていませんが、タックルウェアハウスでは販売されていて、1個2.99ドルとお手頃価格です。これなら通販しても300円ぐらいで手に入りそうです。オススメです。
http://dandybaits.com/
月別アーカイブ: 2011年10月
格安インラインスイムベイト
FLWオープン・シャンプレーン戦 初日レポート
シャンプレーンの初日のパートナーはエリートプロのフレッド・ラームバニスでした。彼とは10年以上前からの知り合いですが、トーナメントで彼を引いたのは初めてです。お互いよく知った仲なので、楽しくやろうぜ、という感じですごく期待したのですが、まさかの悪夢が待っていました。
フレッドの戦略は、てっきりラージマウス狙いだったと思った(大森さんとのプラの時に出会った)のですが、約50km南のエリアのスモールマウス狙いでした。しかも当日は朝から雨&北からの強風で、湖は大荒れ状態です。フレッドは「オレの行くエリアのバスはルアーなんて見たことないから、ガンガン食ってくるぜ」とその気にさせてはくれたのですが、そこに到着するまでが地獄で、頭からとんでもない波を数回かぶって、1時間以上のラフウォータードライブで、すっかり戦意は喪失してしまいました。
しかも、フレッドの期待の沖のハンプはことごとく沈黙して、全く釣れません。ただ、一カ所だけ熱いスポットがあって、入れ食いとなったのですが、それはあくまでフロントのフレッドだけで、ボクはかなり苦戦しました。そのエリアはディープから一気にかけ上がるリーフ状のスポットで、リーフのトップは水深10フィートぐらいで、風下にポジションを取ったボート真下で水深は20-30フィートぐらいです。
フレッドは1ozや3/4ozのフットボールジグのラバーを取ったものに、スモーリービーバー(カラーはロードキル)を縦刺しにして、風下から遠投して、跳ねラバの要領で素早いフォールでリアクションでバイトを取っていました。時にはワンキャスト毎にバイトをとっていて、まさに入れ食い状態です。一方のボクは軽いジグしかなく、やや斜め前方にキャストするも、風で遠投ができず、さらにラインが風で引っ張られて、底を感知することすらままならない状態で、うまくアジャストができません。
いくつかのジグのラバーを外して、スモーリービーバーを縦刺しにして、ブレイドラインを巻いた換えスプールに交換したスピニングタックルで遠投して見よう見まねで、跳ねさせてみるとたまにバイトがあるのですが、フッキングがうまく決まりません。
たまにフレッドが根掛かりして、ボートをリーフ真上まで進めたときが最大のチャンスで、4匹のキーパーはフレッドが根掛かりを外している際にどさくさに紛れて釣った感じです。ヒットルアーはノーマルのフットボールジグとスモーリービーバーの縦刺しでした。この他にも数匹のグッドサイズをバラして、まさかのリミットメイクならず終了となりました。目標にしていた1日15ポンドに対して、初日は4匹8ポンドという成績で、正直、これで終わったと思ったのでした。