月別アーカイブ: 2010年11月

また発見


Imgp1190_2 何気に見ていたら、またもや発見。ヘビー”ギュラッド”。気にして探せば、意外にいろいろあるかも。アンダーショットという表現自体も微妙ですが・・・。でも、こちらは単純なケアレスミスによる誤植。下は正しく、ヘビー・ステルス・ガードとなっていますし、他のシリーズは”ギュラッド”になっていません。

タングステンシンカーの価格破壊


Imgp2437  一昔前のアメリカでは、良質のタングステンシンカーといえば、バスプロショップかトゥルータングテン、カンジやリバー・トゥー・シーぐらいしか手に入らなかったのですが、2010年、アメリカでは多くのメーカーがタングテンシンカーの販売を始めたり、ホームページもないようなところも含めて新たなタングステンシンカーメーカーが誕生しました。しかも低価格競争による価格破壊が始まっています。中国におけるレアメタルの輸出規制が話題の昨今としては、不思議な現象ですし、その恩恵が日本にはあまり及んでいないのが残念ではありますが・・・。円高の今のうちに通販でまとめ買いするのもありかもしれません。
 その前に、未だに焼結のタングテン合金とタングテン樹脂の区別が分かっていない人が多いですが、ここで話す内容は比重の大きいタングテン合金についてです。鉛と比重が変わらない樹脂タングテンについては、今のところアメリカではほとんど需要がないです。
エコプロ・タングステン:ディーン・ロハスが最近プロスタッフに加わったニュー・ジャージーの新しいメーカー。カラーシンカーがあって、価格も手ごろです。
S.O.Bフィッシングプロダクツ:スピナーベイトが有名なテキサスのメーカー。カラーシンカーとプレイン(ノンペイント)があって、プレインは1オンスが1個2.25ドル、1.5オンスで3ドルという驚きの価格。
カラーシンカーでも1.5オンスが6ドルを切る価格で売られていたりします。
ヒッポー・タックル:ボクの知る限り、アメリカで最初に2オンスのシンカーを販売したメーカー。ペンシルバニアのメーカーで、もとはバルサのクランクベイトなどを販売していました。
バルクタングステン:パンチングの本場というか発祥の地、フロリダのメーカーで、タングステンシンカーを低価格でバルク売りしてくれます。プレーンの1.5オンスが6個入りで22.5ドル、20個入りで70ドルとなっています。

”ベイトフィネス”デビュー


P1010141 ついにベイトフィネスデビューします。ベイトフィネスコンセプトキットは、ボクが普段メインに使っているリールよりも高いスプールでしたが、百聞は一投にしかず。まずは体験してみます。可能性はその後に考えてみます。交換って、もっと単純で簡単だと思ったら、意外に面倒でした。
P1010142  それにしても、この”ベイトフィネス”って言葉は誰が最初に言ったんでしょうか? アメリカ人に説明するのは困りますね。ベイトフィネスって言っても、まず通じませんし・・・。そもそもベイトキャスティングリールって、アメリカじゃあ省略して呼んでもキャスティングリールです。ベイトリールなんていいません。
P1010140_2  まあ、日本じゃあ、メーカーが”フィネス”と”ファインズ”のスペルの違いも分からないんですから、細かいことは気にしないんでしょうが・・・。

環境協力シール?


Wk1p1  社団法人、日本釣用品工業会(日釣工)が主導の下、来年1月1日以降のメーカー出荷分のワームには「環境協力シール」の貼付が行われるみたいです。JBのFECOマークみたいですが、こちらはシール一枚を6円で日釣工が販売し、プールされたお金は全国の湖底・海底の清掃活動の資金として活用されるそうです。

 日釣工のホームページによると、これは義務ではないようですが、日釣工の会員メーカーに限らず、すべての日本のメーカーへの呼びかけをする(している)ようです。そのわりには、もう2カ月しかないのに、あまり周知されていないような気がしますが・・・。
 こういう試みはメーカー主導ではうまくいかないので、日釣工が音頭をとって、釣業界挙げての取り組みとしてうまく機能するといいですね。1年にどれぐらいのお金が集まるんでしょうか・・・。あとはそのお金が正しく、クリアに使われることを願うばかりです。

極小ジャバロンもどき


Bar_fish  レイクフォークタックルのジャバロンもどきはアメリカではすっかりチャターベイトのトレーラーとして定番となっています。先日、ルーズベルト戦のプラで一緒に釣りをしたジョン・マーレイも使っていました。
 レイクフォークタックルは次々とこの”ジャバラ”シリーズをリリースしていて、10以上のアイテムがあるぐらいで、パテントも申請中で、すっかりレイクフォークタックルを代表するシリーズとなってます。
 今回新たに加わったのはアメリカよりも日本で需要がありそうな極小サイズの2.25インチのライブ・ベイビーシャッドです。ピンテールの先がボールになっていて、このあたりも日本のデザインをよく勉強していますね。全29色、1パック15本入りで2.99ドルとなっています。
http://www.lftlures.com/categories/soft-plastics-lft-live-magic-shad-2-1-4-baby-shad

直リグにピッタリ?


 バサーを読むと、ジカリグなんてのが紹介されていました。要は超ショートリーダーのヘビダンですが、リーダー部がない分、ライントラブルがないというわけですね。ヘビーカバーの中でもシンカー先導で真っ直ぐ落としやすいという点はサステキの原理にも似ていますが、ワーム自体に自由度があるのがサステキとの大きな違いでしょうか?
 面白そうではありますが、パーツが複雑な分、トロロ藻等が絡みやすかったり、ワームがズレやすいという点では、手返しではヘビーテキサスリグに分がありそうです(あくまでボクの私見)。
Gamakatsu  ところでUSガマカツ限定で、EWGリングフックという商品があります。EWGフックにソリッドのリング(スプリットリングじゃありませんよ)を付けたもので、サイズは2/Oと4/Oしかありません。もともとフルークのノーシンカー用として販売されたんですが、アメリカではあんまり普及していません(売ってるのもあまり見ません)。いいアイデアだと思ったんですが・・・。フックがEWGのためにフッキングの悪さを気にする人が多いみたいです。アメリカ人はフルーク用のフックにはいろいろこだわりがありますから・・・。
 このリング付きEWGですが、ジカリグにはピッタリな感じがするので、アメリカだけと言わず、日本でもジカリグ用として販売したら売れるかも。 もし、可能ならフックはEWGではなく、316か321あたりが希望ですが・・・。

革命的なシブイ・スイムジグ


Yanakohada  このブログでも何度か登場しているテキサスのタロン・カスタムルアーズのシブイ・シリーズに、今度はシブイ・ヤナ・スイムジグが発売されました。
 写真を見れば、一目瞭然ですが、プロップジグを丸パクってます。ワイヤーのデザインまで・・・。ホームページには”A Revolution In Jig Design That Will Change The Way You Think About Swim Jigs” (ボクなりに訳すと、スイムジグの概念を変えるジグデザインにおける革命)と語っております。

 このメーカー、今までもけったいな日本語をカラー名やルアー名(ちなみに写真のカラー名はコハダ)に採用していて、今回のヤナは簗(やな)からとったみたいです。アメリカ人はフィッシュ・トラップという意味で採用したみたいです。アメリカ人って、辞書から適当に日本語を引っ張ってきて、意味不明なタトゥーを入れたりしますが、同じ感覚なんでしょうね。ベン・マツブも日本語なんて全然話せませんしね。
 サイズは1/2オンスと3/4オンスがあって、価格は9.99ドルとアメリカではけっこう強気な価格設定です。円高が進んだ今の状況では、日本のメーカーが出ていっても価格で勝負するのが難しい上に、ネタに飢えたアメリカのメーカーの餌食になってしまいます。今じゃあ、インターネットのおかげで、テキサスの田舎にいても、日本のルアーなんか動画付きで情報が得られるわけで、難しい世の中になってしまいましたね。

エクストラディープな世界


P1010066  アメリカはディープクランクが、最近再び脚光を浴びつつあります。バサーでも紹介されたストライキングキングのシリーズ6XDがきっかけといってもよく、事実、今年のエリートシリーズの放送では何度もこのクランクベイトが画面に登場していました。それはKVDだけではなく、ストライキングキングのプロスタッフでもない選手までがこぞって使っていました。
 この6XDにはノーマルのラトルタイプと”サイレント・ストーカー”と呼ばれるサイレントタイプがあります。テレビで見る限りでは、明らかにサイレントタイプの出番が多かったような気がします。両者を外観で見分けることはできませんが、バスを釣った際にバスがクビを振っても、音がしないのですぐ分かります。
 このサイレント・ストーカーは当初、バスプロショップ限定販売だったために、ボクもアメリカに行った際に、バスプロショップで買い込んだものでしたが、10月になって、一般のショップにも並ぶようになったようです。ただ、パッケージにはサイレント・ストーカーの文字はなくなってしまいました。
 一方、スプロはリトルジョンDDをリリース。ソフトタングステンのメインウェイトが重心移動になっていて、キャストがしやすく、それでいてソフトタングステンのおかげで、ラトル音は非常に鈍い低音となっています。
 ラッキークラフトのRCシリーズからはRC3.5XDが登場。リップの中にウェイトが埋め込まれていて、3.5DDよりも深く潜る(17-20フィート)のが特徴です。RCといえばもちろんのサイレント仕様です。
 日本じゃあ、あまり出番がなさそうなタイプですが、北湖で真剣にやり込めば、未知の世界がまだあるのかもしれません。ビッグスプーン同様に、練習しがいがありそうです。