Float ‘N Fly その1


 JBのトーナメントではウキ釣りは禁止って聞いたことがありますが、アメリカではマイナーながらルールとしては認められていて、特に冬期のタフバイト攻略のテクニックとしてFloat ‘N Flyは秘かに使用されています。特にテネシー州では冬期のスモールマウス狙いの定番テクニックとなっているそうです。
 実は今回のレイク・シャスタ戦で、一緒にプラをしたザック・トンプソンがこのテクニックを初めて試したのですが、なんと3投目にしていきなりバイト、5投目にはキーパーをキャッチするという衝撃的な場面に出くわしました。バスから見えるのかと心配になるような極小のジグヘッド(フライと呼びますが、実際は極小ジグヘッドにフェザー等を巻いたものを使用)ながら、意外なほどバイトがありました。
 ザックは入賞こそしませんでしたが、本戦でもこのフロート&フライを使用してキーパーをキャッチし、リミットメイクができていないコアングラーにもタックルごと貸してあげて、2人のコアングラーがリミットメイクに成功したそうです。特に有効だったのが垂直岩盤にサスペンドしているバスに有効だったようです。
 ウキを使用することで、タナをしっかり固定して完全なサスペンド状態でバスを誘うことができます。そんなことはボート直下のドロップショットでもしない限り不可能なので、バスにとっては違和感なく食ってくるようです。注意するべきは、アタリがあってウキが沈んでも、鋭くアワセを入れるのではなく、巻きアワセをする点です。
 ボクも事前に上物釣り用の中通しウキを用意していて、フロート&ドロップショットという変則ワザを試したのですが、あっけなく釣れてしまいました。使用したワームは僅かな水流でもしっかり動くように超軟らかなマテリアルのフラッターの”タダマキング”というワームを使用しました。

 ウキ釣りって、あまりかっこいいものではありませんが、個人的には人と違うことをするのが大好きなので、今シーズンは日本でもいろいろ可能性を探ってみたいと思っています。
 アメリカの専用のウキやウキ止めのシステムって、安物ばかりなので、日本のシステマチックな仕掛けで試すと、もっと面白いかもしれません。フロート&スモラバやフロート&ジグヘッドワッキーなんていうのも可能性があると思います。

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