アイクが100%ピュアフィッシングに


Iaconelli_mike_10_abu_pf  今年すぐに入ったニュースでしたが、アメリカ出発前のバタバタで報告できないままだったのですが、アイクが今季からチーム・ダイワを離れ、ロッドもリールもアブ・ガルシアで転戦することになります。これでロッド、リール、ライン、ワームとすべてピュアフィッシングになります。
 長年、チーム・ダイワの顔だっただけに、大きなニュースですが、ボクは内心、例のロッド折り事件が原因では?なんて勘ぐったりしています。だいたい、ドラグを信用せずにラインをジージーと手で引っ張り出し、バラすとタックルのせいにしてロッドをテレビの前で叩き折ってしまうようなパフォーマンスをされては、スポンサーメーカーとしてはマイナスイメージしかありません。これで怒らないメーカーならダイワもたいしたことないな、なんて思っていたのです。
 今回の件をよく知るイッシュにそのへんのところを聞いたのですが、実情はアイクの長年のメインスポンサーであるDick’s Sporting Goodsとの関係が原因だと教えてくれました。つまり、特定の小売り大手チェーンからスポンサーを受けているアングラーをダイワが応援することで、他の多くのライバル小売り店からのクレームが入ったというのです。つまり、「おたくがディックさんの看板選手のアイクを応援するなら、ウチはダイワさんの商品は要りませんわ」と言われたというのです。
 結局、アイクにはDick’s Sporting Goodsをとるかチーム・ダイワをとるか、2つに1つの選択を迫られたというのです。本当かどうかは分かりませんが、今まで長年問題がなかったのに、急にそんな話が持ち上がるのも不思議な話です。裏で秘かにピュアフィッシングが動いていたのか、それともダイワがロッド折り事件を理由に首を切ったか、実際のところはどうなんでしょう。先日のバス・ユニバーシティーでアイクを見た友人は、トーナメントシャツのチーム・ダイワのロゴの上にテープを貼って隠していたそうです。
 個人的にはアイクには絶対折れないアグリースティックを使ってもらいたいところです。

アイクが100%ピュアフィッシングに」への4件のフィードバック

  1. GRANBASS

     大金を出して、大物をスポンサードしても、それほど販促には結びつかないのかもしれません。そういう面ではダイワのリールはシマノに遅れをとった気がしますね。
     実際、アメリカで釣りをすると、ダイワのベイトリールって、スプールが小さくて、太いラインがあまり巻けないし、すぐにガタがくるんですよねぇ・・・。
     まあ、KVDがクアンタムリール使っているからって、クアンタムリールを買って使っている人なんて、ほとんど見たことありませんけどね。
     
     キレる行為に関しては、日本人とアメリカ人の文化の違いも考慮する必要はあると思います。アメリカ人って、けっこうすぐキレますよね。映画やTVドラマ見ていても、夫婦げんかで家の物を投げ合ったり、腹が立つことがあると自分の部屋の中をメチャクチャにしたり・・・。ゴルフやテニスの試合でもクラブやラケットを叩きつけるようなシーンをよく目にします。
     だから、アイクがロッドを折ったり、KVDがロッド&リールを湖に投げ捨てたりする行為も、ボクが受ける感情・イメージほど、アメリカ人は違和感を感じたりしていないのかもしれません。
     ただ、やはり武士道では、ロッド&リールは刀と一緒。プロとしては恥ずべき行為であり、尊敬されるものではありません。ましてや、それがスポンサーを受けるメーカーの商品なら、なおさらです。
     釣りに限らず、スポーツって、技術うんぬん以外にメンタルコントロールがすごく大事であり、これがまた、トーナメントの面白いところです。話が逸れますが、大森貴洋さんは"International Performance Institute"と言って、世界のアスリートが参加するアカデミーに参加していると聞きます。リック・クランが禅の心を大事にするというのも同じでしょう。これこそが一流アングラーの姿だと思います。
     ボクもボート際で過去に何度も大事な大事なビッグバスをバラしてきましたが、そんなことで動じない強い心を身につけたいと常日頃思っています。

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  2. 琥珀

    なんだかほんとにダイワ契約の大物選手がどんどん離れていってちょっと残念です。
    昔なんかすごかったですもんね。
    ただ、その割りに契約外でダイワユーザーってアメリカのバスフィッシングの写真でほとんど見たことないので、あまりプロスタッフの影響ってないのか?って思っちゃったりします。
    アーロン・マーテンスは昔からダイワ好きなのかなって感じはしますが。
    最近はシマノリールを導入してるのも見ましたが、昔はメガバスがついてもダイワのロッドも使ってたみたいだし。
    まぁでもあんな思いっきり意図的にロッド折られるシーンは見てて気分いいもんではないですよね。
    国内でもキレてロッド折ったなんて聞きはしますけど。
    個人的には某有名プロ(ちなみにこの方もダイワ)がキレて根掛かりはずす際に力任せにロッド折ったのを
    見たことがあります。
    折るくらいならくれよぉ~とか思いましたね(笑)
    たいてい、そういうキレるシーンって自分の場合が多いから、うまくいかないからといってキレるなよぉと感じます。
    というか、同船してるときにキレられるのは、どう対処していいかわからず困ります。

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  3. GRANBASS

     確かにダイワってどんどん有名選手がいなくなってしまいましたね。
     ボクの耳には大物選手の契約の話は入っていません。有名選手の単価って、どんどん上がっているので、ロッド&リール丸抱えとなると、結構な金額になって、今のダイワでは払えないかもしれませんね。
     実際、アメリカではダイワのリールユーザーって、シマノのリールユーザーに比べると、かなり少ないと現場では感じます。
     ロッドもアメリカのブランドの竿がどんどんよくなっていっていますし、KVDやスキート・リースなんて安いロッドで、しっかり成績残していますし、アメリカでは高いロッドは売りにくいですよね。

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  4. むほ

    むほー
    ダイワはアイクの代わりに誰か大物をスポンサードする予定はあるんですかね?
    ダイワの大物契約選手がどんどん離れていくので寂しいですね、ところでダイワの釣具ってアメリカで
    結構売れてるんですか?

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