昨年夏、モリックス・イタリアのパオロ・バニーニと一緒に琵琶湖で釣りをする機会があったのですが、そのときにパオロがキャストしていたのがラバー・バズSSというインラインモデルのバズベイトでした。このバズベイト、フックがジョイントタイプになっています。
インラインバズはフッキング率が悪いし、ウィードが絡んだりすると、クルクル回る(ワッパープロッパーも同じ理屈)し、個人的には好みじゃなかったのですが、そのバズの奏でる金切り音がとっても素敵で気になったのを覚えています。
先日、タックルウェアハウスで通販する際に、日本では未発売のこのバズをお試しで買ってみました。このラバーバズのSSって、なるほどスーパースクイーキーって意味だそうで、非常に考えられた作りになっています。
特製の特大のブラス製リベットを逆向きに装着し、ハンダで止めているのですが、このリベットがギザギザ構造になっていて、ペラが回転する際に、擦れて大音量のスクイーク音を発します。正直、惚れ惚れするアイデアです。いろいろな名作バズのいいところ取りした感じです。
昨年発売されたUSバズやマツバズも個性的で、スクイーク音にこだわった作りになっていますが、これは背中がゾクゾクする不快レベルです。ただ、残念なのはインラインバズというところ・・・。
そこでパオロには悪いですが、パーツ取りさせていただきました。バズとリベットをちょうど机の上に転がっていたリベンジのバズへ緊急移植に成功しました。オフセットのペラの片面だけがシャフトに当たる感じで、もう完璧って感じです。次はどこのバズに移植しようか、悩ましいところです。
バラしたヘッドも捨てるのはもったいないので、チャターのブレードを付けて、フェザーフック仕様にしてみました。アメリカでスポッツ狙いで活躍しそうな感じです。そんなわけで、今シーズンはテッケルバズで釣るのも楽しみなんですけど、スーパースクイーキーなバズで釣るのも楽しみです。シーズンインが待ち遠しいです。