年別アーカイブ: 2015年

ホンカーでメガバイト


UFCトーナメントから無事に帰ってきました。UFCに関しては改めて詳しく書きたいと思いますが、その前に一つ報告というか、釣果自慢です。すでにフェイスブックでは写真をアップしているので、ご存じの方も多いと思いますが、UFCの前々日の木曜日、あるロコの友人に誘われて、午後3時出船で、軽くデルタに釣りに行ったのですが、そこでビッグサプライズがありました。
実は時差ボケやらブースの準備やらで、あまり乗り気ではなかったんですが、数時間の釣りなら、ちょっとウォーミングアップにいいか、ぐらいの軽い気持ちで出かけました。釣りを開始して、30分もしないうちに最初のスポットのブレイクの絡んだバンクから距離のあるグラスマットの上をホンカーで強くジャーク&ポーズしながらスイッシャーのような使い方をしていると、とんでもメガバイトがわずか5mぐらい目の前で起きました。そこからは正直あまり覚えていません。ジャンプされる度にバレるんじゃないかとビビりながらも、なんとかハンドランディングに成功しました。
60cmを超えるバスをフロッグで過去に4匹キャッチしていますが、このバスは別格の迫力でした。フロッグというルアーは、不思議とデカイバスが釣れる何かがあります。普段から、フロッグばかり投げていて、たいして釣果には恵まれていませんが、この1匹ですべてが吹き飛ぶ価値ある1匹でした。

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UFC(アルティメット・フロッグ・チャレンジ)


Slide1実は今日からカリフォルニアに来ております。目的はボクのホームウォーターと言って過言ではないカリフォルニア・デルタで今週末にUFC(アルティメット・フロッグ・チャレンジ)という名のフロッグオンリーのトーナメントが開催されるからです。
“COMPETE WITH ANY BRAND OF TOP WATER FROG YOU CHOOSE… AND THE BEST FROG MAY WIN!”なんてコピーを見て、黙ってられません。そんなわけで、急遽、参戦表明をしたというわけです。といっても、ボーターで真剣に出るほど今回は時間的にも予算的にもないので、ノンボーター参戦です。
実はこの大会はお祭り的なイベント要素が高く、前日と午後と初日の午前には各メーカーがブースを出してフロッグのプロモーションができるのです。もちろん、ボクはアメリカ初のカラーミーイベントに挑戦です。
この大会を通して、日本のアングラーにも知ってほしいことがあります。実はこの大会は土曜日は11時~5時、日曜日は6時~12時までとなっています。何が言いたいかというと、トーナメント時間は6時間しかありません。カリフォルニアにルールで、高水温になる夏期はバスが弱って死ぬ確率が高いので、トーナメントは6時間までと決まっているのです。
果たして日本ではどうでしょうか? トーナメントでもないのにいつまで経ってもバスをキープして、1日の最後に残酷な写真を撮るアングラーやそれをアップするマリーナやレンタルボートがなくなりません。衣装ケースのような簡易なライブウェルでも出場可能なローカルの大会もなくなりません。釣り人自らがバスを殺し続けています。10年後も20年後もバスフィッシングを楽しみたいという願いも、最近は絶望感の方が大きいのが現実です。

フロッグマン2015 大成功


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フロッグマン2015は昨年に続き、7月12日、長門川・将監川で無事開催することができました。たくさんの協賛メーカー、参加者、協力スタッフのおかげで、大成功となりました。
当日は無風でとんでもなくムシムシと暑い日となってしまいましたが、さすがは我こそはフロッグマンというフロッグマニアが集合とあって、釣果にも恵まれました。
フロッグマンはバスをキープすることなく、フェイスブックのイベントページを利用し、キャッチすればその場で写真でアップして、参加者だけでなく、都合が悪くて当日参加できなかった人も、オンタイムで釣況が分かる新しいタイプのトーナメントです。単純に釣果を競うだけでなく、2回のタイムサービスを設け、朝イチとAM9時からの早掛け一本勝負なんていう楽しみ方もありました。
当日は水温が27度ぐらいまで上昇する状況でしたが、釣れたその場でバスをリリースすることができるので、バスにも極力負担を掛けずに大会を行うことができました。また、ライブウェルを用意することがないので、参加者の皆さんも荷物が少なくて済むので好評でした。
このような大会がもっと広がれば、年々釣れなくなっていく日本全国の釣り場の衰退にも少しはブレーキが掛かるのではないかと思うのですが・・・。

協賛各社には、本当にありがとうございました。
アムズデザイン、アングラーズリパブリック、ゲインコーポレーション、デプス、ハーツマリン、ピュアフィッシング、ファイブコア、ボレアス、ラッキークラフト、10FTU、Studio SORA。敬称略

大会結果は下記の通りです。
1位 向後真承  79cm
2位 古家裕二  49.5cm
3位 野村悠   46cm
4位 白龍幸三  42.5cm
5位 越川晴彦  41cm
6位 岩井田大介 39.5cm
7位 内山義寛  37.5cm
8位 石川清貴  35.5cm
9位 樋口大輔  32.5cm

フロッグマンの詳細に関しては、下記フェイスブックページをご覧ください。
https://www.facebook.com/events/908982019173546/

フロッグマン2015参加受付について


7月12日に千葉県の長門川&将監川(長門川マリーナ)にて、カエル(中空ボディ)オンリーイベント”フロッグマン2015”を開催します。「我こそは真のカエル男なり」という方は、ぜひぜひ参加をお願いします。
優勝は琵琶湖でのフロッグ三昧フィッシング2日間(往復の新幹線代、2日間のガイドフィッシング、2泊分の宿泊代)です。ガイドはフロッグが得意なガイドさんを日程に合わせて手配したいと思います。その他、参加賞や大物賞等の賞品も用意します。
参加費はお一人3000円です。レンタルボートは別途2000円、マイボートを長門川マリーナのスロープに持ち込みの場合はカートップオンリーで別途1000円が必要になります。昨年と同じく、北総マリンのスロープ使用の場合、バスボートでの参加もOKとします。ただし、長門川スロープまではデッドスローでお願いします。競技時間中はエレキオンリーとなります。こちらの参加申し込みを受付中です。
参加申し込みはメールにて受け付けます。受付開始は6月23日からとします。レンタルボートは1人乗船とします。ボート持ち込みは2名まで参加可とします。申し込みメールには、レンタルボートかボート持ち込みかをお知らせください。返信メールにて受付番号をお知らせします。何らかの理由でメールが受信できないこともありえます。受付番号がないと、受付は完了していませんので、返信メールが届かない場合は再送をお願いします。
参加費とボート代は大会当日の朝に徴収します。当日の朝の受付は朝4時から始めます。大会のスタートは5時を予定しています。帰着は12時とします。
この大会は魚を持ち込みません。可能な限り、バスに負担を掛けない大会を目指します。釣ったバスはその場でメジャーを当てて写真を撮って、メールを送っていただきます。メジャーは当日に全員に貸し出します。大会は2匹長寸の合計で競います。受信した写真はフェイスブックのイベントページにて、随時アップしていきますので、大会参加中でも、他の人がどれくらい釣っているか分かる仕組みです。
昨年もやりましたこのフォーマットは、常に誰がどれだけ釣っているかが分かるので、普段のトーナメントとは違う楽しみがあります。大会当日は、全員で最初に釣った人にも早掛け賞を用意します。
大会参加の申し込みメールはこちらまで。
granbass@mint.ocn.ne.jp

Road to Teckel Mania


テッケルのフェイスブックページの「いいね!」が2000を超えました。おかげさまで、フロッグシーズンインということもあって、連日どこかで誰かの釣果報告があって、非常に賑やかなページとなって、ボクもたいへん嬉しく思います。
そこで2000いいね!を記念しまして、さらにフェイスブックページが盛り上がる企画を考えました。題して”Road to Teckel Mania”(ロードトゥテッケルマニア!)です。
6月15日から7月31日までに、テッケルフロッグのワッカー、ホンカー、チョーカーの3種で、それぞれバスをキャッチしてミッションをコンプリートしてください。サイズは問いません。写真はそれぞれフロッグが写っているのが条件です。
ミッションをコンプリートした方は、テッケルマニアの一員です。テッケルのオリジナルパーカーとオリジナルTシャツ、プロトのテッケルバズ、ブラックバードのホンカーとワッカーをプレゼントします。
写真はメール、フェイスブックのメッセンジャー、フェイスブックページに直接投稿などでお知らせください。

フロッグマン2015について


来月7月12日に長門・将監川にて開催予定のフロッグマンですが、もうすぐ、あと1か月となります。本来、このタイミングで詳細の告知、参加受付をするつもりだったんですが、少々遅れております。ただ、予定通り開催するつもりなので、もうしばらくお待ちください。詳細は近々、ブログ&フェイスブックで告知します。
フロッグマンはバスをキープしない新しいトーナメントです。将来いつまでもバスフィッシングを楽しむために、自分たちは何ができるのかという問いに、ボクなりに出した一つの提案です。
昨年、初めての試みでしたが、非常にうまくいったと自負しています。もちろん、関東のフロッグ使いの方たちとの交流も、ボク自身の楽しみに一つですが。
公に協賛のお願いはしておりませんが、ご賛同いただける個人様、メーカー様がおられましたら、なんでも大歓迎ですので、メールやメッセンジャーでお知らせください。

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日本のバスフィッシングの将来 その4


バスをその場でキャッチ&リリースせず、一時的にキープすると、その釣り場の将来に大きなダメージを与えてしまいます。バスをキープすると、スポーニングを阻害し、せっかく生まれた稚魚を外敵の驚異にさらすという他に、単純にキープしたバスを殺してしまうケースも多々あります。
まともなバスボートのライブウェルでも夏場の高水温時は弱りやすく、あとでリリースしても実は死んでいたというケースはよくあるものです。ましてや、小さなクーラーやクリアの衣装ケースを改造して作ったライブウェルでは、水温が上がりやすく死亡率はかなり高くなります。バスの体表は粘膜で覆われていますが、この粘膜が剥がれると、病気にもなりやすいです。
昨年の今頃にも書きましたが、バスをキャッチ&キープして、3匹や5匹の総重量を競うトーナメントのフォーマットは、何十年も前にできたフォーマットです。多くの人がスマホを持つようになった現在には、昔のスタイルにこだわらないトーナメントのフォーマットがあるはずです。アメリカでもメジャーリーグフィッシングのような新しいスタイルが生まれています。マリーナやショップ、仲間内のトーナメントでは、必ずしてもバスをキープしなくても楽しむ方法はあるはずです。

第三のテッケルフロッグ、チョーカー その2


P1130024 (800x600)いよいよチョーカーの発売が今週の日曜日となりました。
チョーカーの特徴はティンセルスカートのレッグです。ありそうでなかったフロッグです。
ティンセルはそれ自体に重量はほとんどなく、着水音がよりソフトになる利点があります。適度に張りがあって、水切れがよく、ラバースカートよりもクイックな首振りが可能です。フロッグを上手く首を振らせるのが苦手な人は、チョーカーで練習してみてください。
ティンセルスカートは水に濡れるとキャスト時にはボディーにピッタリくっついて無抵抗となるので、スキッピングがしやすいです。しやすいというよりは、失速せずに奥の奥まで跳ねて行く感じです。当然、奥まで入れた方が食ってくる魚も多くなります。
ティンセルスカートはフラッシングでアピールする一方、適度に光りを通すので、シルエット的にはボリュームを落とす効果もあります。バスの吸い込みもいいような気がします。その他、水を吸ったりしないので、ラバーみたいに劣化しませんし、プチプチ切れたりもしません。
個人的にはクリアウォーターでより効果的なイメージで、虫系として誘うのも面白いです。なんとなく、ティンセルのレッグがトンボの羽根っぽい感じがするのはボクだけでしょうか?

日本のバスフィッシングの将来 その3


今週、テキサス州レイクフォークでTTBC(トヨタテキサス・バスクラシック)が開催されました。日本ではなかなか注目されませんし、仮に紹介されたとしてもトーナメント結果や、薄っぺらいテクニックやメソッドばかりで、もっともっと大事なことがあるのに、そういうことがメディア等で紹介されないのは非常に残念です。
レイクフォークは、ボクが22年前、初めてアメリカに遊びに行った際に、訪れた釣り場の一つです。日本でも有名なビッグバスの聖地みたいなイメージの釣り場ですが、実際に行ってみると、すごく小さな湖です。湖岸線こそ複雑に入り組んでいますが、面積的には南湖を少し大きくしたぐらいです。
アメリカには無数に釣り場があるにもかかわらず、レイクフォークでは全米でも珍しいぐらい多くのフィッシングガイドが生計を立てています。そして、何十年経っても、ビッグバスパラダイスとしてのコンディションをキープし続けています。
今年のTTBCの結果を見ても、初日だけで35人中5人が30ポンドオーバー、トップウェイトはジェイソン・クリスティーがキャッチした37ポンド4オンスでした。12位でも25ポンド超え、21人が20ポンド超えというハイウェイトでした。優勝したブレント・エーラーの3日間のトータルウェイトは89ポンド12オンス、ほぼ30ポンド平均という驚愕のウェイトです。
全米でも有名で、連日釣り人で賑わう小さな釣り場にもかかわらず、なぜ、レイク・フォークはこんなにも釣れるのでしょうか?
理由はこの湖にあるスロットリミットというルールのおかげだとボクは考えます。レイクフォークでは、16~24インチ(40.6~61cm)のバスはキープすることができません。トーナメントはもちろん、写真を撮るためにマリーナに急いで持ち帰ることも違法となります。要はバスをライブウェルに入れたら違法というわけです。
そんなわけで、レイク・フォークではトーナメントは決して盛んとは言えません。40cm以下か61cm以上じゃないと持ち帰れないルールでは、なかなかトーナメントは成立しませんから。これはTTBCでも例外ではありません。すべてのボートには検量スタッフが同乗していて、釣ったバスはその場でボート上で検量され、無線で本部に連絡を入れるという仕組みがとられました。実際、今回のトーナメントで持ち帰ることができたバスはブレントが最終日に釣った 10 ポンド11オンスの1匹だけでした。
釣ったバスをその場でキャッチ&リリースすることが、いかにバスのスポーニングを助け、稚魚(フライ)を守り、10年後、20年後の釣り場のコンディションを維持することができるか。こんなシンプルで簡単なことが、今の日本の釣り場では、残念ながら実践されていません。今のままは10年後、20年後の日本のバスフィッシングはどうなっているのでしょうか。

バックラッシュでお会いしましょう


イベントPOP 6月7日(日曜日)は岐阜のバックラッシュさん主催のイベントにテッケルとして参加します。BOREAS、mibro&KTW、ノースフォークコンポジットとの合同イベントです。
もちろん、テッケルはフロッグの色塗りイベントをします。壊れたフロッグの補修もしますし、スカートの交換もします。フロッグシーズンも始まりましたが、多くの方とフロッグ談義するのを楽しみにしています。
当日はチョーカーの全国一斉発売日でもあります。いち早く手に入れてみたい方も、ぜひ買い物に来てください。