日別アーカイブ: 2013年3月12日

Fish to live, or Live to fish? その2


 「なぜあなたはバスフィッシングをするのですか?」と尋ねられたら、皆さんはなんと答えますか? 「暇つぶし」、「有名欲や自己顕示欲のため」、「人と競うのが楽しいから」、「お金儲け(生活)のため」など、世の中にはいろんな人がいるでしょう。ボクの場合はズバリ「バス釣りが好きで好きでしようがないから」と答えます。ボクにとってバスフィッシングは生き甲斐であり、人生そのものです。バスフィッシングのない人生なんて考えられません。
 バスフィッシングのおかげで、ボクは多くの出会いに恵まれました。そして、心臓が破裂しそうなドキドキ、手足が震えるほど、涙が溢れるほどの感動、思い出すと眠れなくなるぐらいの悔しさなんて、人生においてそうそう体験できるものじゃありませんが、バスフィッシングはそんな強烈な刺激・快感も度々、味あわせてくれます。だから、バスフィッシングは止められません。バスという魚に感謝です。
 どんな理由でバスフィッシングをしている人も、最終的には「そこにバスがいてくれるから」バスフィッシングが成立します。バスが減って、いなくなってしまっては、誰にとっても面白くありません。これはバスフィッシングを楽しむすべての人にとって共通認識のはずです。ところが、昨今は金儲けや自己顕示欲のためだけに、バスへの感謝の気持ちを忘れ、乱暴に扱う人が本当に増えてしまいました。そして、年々バスは釣れなくなっているのが今の現状です。
 ボクは常々、ブログでバスの扱いについて書いてきました。その一つのシンボリックな対象として、いわゆるフンガー持ちを非難してきました。ただ、真の目的はバスへの感謝といたわりです。この気持ちがあれば、むやみやたらにバスをキープしたいとは思えないはずですし、トーナメントでも検量後のバスを1秒でも早く水に帰してあげたいと思うはずです。熱いボートデッキやコンクリートの上にバスを置いて写真を撮るような拷問は、頼まれてもできないでしょう。試合でもなければ、引っかけまがいの行為でわざわざベッドのバスを釣りたいと思わないはずです。人に言われたからとか、世間の空気がどうとか、ルールだからとか、そんな理由ではなく、愛すべきバスのために、シンプルに行動してほしいと願っています。