日別アーカイブ: 2012年7月27日

話題のエビガエル その3


P1070518_640x480 関東で話題のエビカエルですが、ベントホール(水抜き穴)を開けると、ずいぶんストレスなく使えるようになりました。これでウィードレスポッパーとして、広範囲をスピーディーに探るにはいい仕事をしてくれそうです。
 ただ、レビューでも書きましたが、ピンを撃つボクの大好きなスタイルには、不満な部分が残ります。そこで、いくつか買った中の一つを、使い分けのバリエーションとして、さらに手を加えてみました。
P1070519_640x480 ”着水音を抑え、移動距離を抑え、ポーズで食わせられる”がコンセプトです。先ず、ベントホールを開けるのは同じです。次に重すぎるウェイトをヤスリ等で削ります。鉛なのでプラスチック用のニッパーでも簡単にそぎ落とすようにカットすることもできます。これで0.5gの軽量化に成功しました。たかが0.5gですが、水0.5gは相当な量でもあります。
P1070520_640x480 次にせっかくのエビシェイプのデザインを活かして、ティンセルとスカートをフックに巻いてみました。スカートは浮力の大きいラバー製ではなく、水に沈むシリコン製にあえてしてみました。そうすることで浮き姿勢を安定させることができると考えたからです。スカートはラバージグを巻く要領と同じで、前を短く、後ろを長めにカットしてみました。
 自画自賛ですが、思った以上にいい感じになったので、釣果が出る前に紹介したくなってしまいました。

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話題のエビガエル その2


 話題のエビガエルですが、ボクなりに手を加えてみました。フロッグにすぐにシーリングをしたがる人がいますが、基本的にシーリングはしないのがボクの主義。シーリングをしないと使えないフロッグは、それを出したメーカーの怠慢だと思います。
 もちろん、エビガエルにシーリングは不要です。どんなフロッグも水の浸入を完璧に防ぐことは不可能であり、いかに浸入した水をスムーズに排出するが大事です。ズブズブと水が入ってきて、沈んでしまうのは論外ですが、ノーズ部から空気が抜けなければ、どんなに大きな穴がテール部に空いていても、一定量の空気の浮力で沈むことはありません。
 シーリングをしてしまうと、フックがボディーに対しての向きや動きが制限され、フッキング率やキャッチ率が悪くなってしまうデメリットもあります。フッキング後はフックがボディーに対して180度ひっくり返るのがボクの理想です。
 フロッグというボディーはその軟らかさゆえ、軟らかければ軟らかいほど、スポイド効果でボディー内部に水を吸い込んでしまいます。着水時やスキッピング時、ワンアクションごとの水の抵抗で、ボディーは凹んで戻るを繰り返し、その度に少なからず水を吸い込んでしまいます。
 欠点でもありますが、ボディーのクッション効果でハードプラグにはない着水音や水押し効果で、バスを誘い出してくれます。
P1070516_640x480 そこでエビガエルのボディー内部に浸入した水を排出するベントホールを開けるわけですが、便利ものを発見しました。市販品を使用してもいいですが、文具のクリップが誰でも簡単に手に入って、きれいに開けられます。サイズは大きめのやつです。経験のある人なら分かると思いますが、ニードルの先はテーパー状に尖っているものより、先端が90度真っ直ぐに切れた太さが一定のものがきれいに開けやすいです。
P1070517_640x480 クリップを曲げ伸ばし、先端をライター等であぶり、ベントホールを開けてやる簡単な作業ですが、これだけで水は簡単にプシュプシュと押し出すことができますし、さらには手を使わなくても、ロッドを力強く振れば、遠心力で水は外へ排出されます。毎キャストごとに入った水を毎キャストごとに簡単に水を排出すれば、フロッグの浮き姿勢やアクションが大きく変わることはないわけです。