シーアンカーの有効性


17064194  シーアンカーはパラシュートアンカーとかドリフトアンカーとも呼ばれます。ボクが最初にこのシーアンカーを知ったのは、たしか6年前、レイク・セントクレアやデトロイトリバーでスモールマウスのガイドフィッシングを楽しんだときでした。
 この釣り場は五大湖の一部でヒューロン湖からセントクレアリバー、レイク・セントクレア、デトロイトリバー、エリー湖と繋がっていて、全体に押しの強いカレントがあります。スモールマウスはカレントの上流を向いていて、底を這うゴビーをエサにしています。定番の釣りはボートをカレントと同調させ、ドリフトしながらチューブワームのジグヘッドをドラッギング気味に底を這わせる方法です。このとき、エレキを踏んでカレントに逆らいながらダウンストリームでキャストをすると、流れに押されてチューブワームは浮き上がって全く底を取ることができません。反対にアップストリームにキャストしても、ラインが押されてたるんでしまい、底を繊細に探ることができず、根掛かりが多発してしまいます。そこで活躍したのがシーアンカーだったというわけです。風が吹いてボートが上流から下流側へ流されたり、反対に下流から上流へ押されたりするときに、ボートにブレーキをかけて、カレントと同調させることができました。
 シーアンカーは最近は琵琶湖でもちょくちょく使っている人を見かけるようになりました。風がよく吹き、ウィードフラットが広がる琵琶湖はシーアンカーが活躍しやすい釣り場だと言えます。そんな釣り場はアメリカでも珍しいです。シーアンカーを使えば、風が強く吹いてボートが流されて釣りにならないような状況下でも、ブレーキをかけて快適に釣りをすることができます。

Imgp0144  ボートをゆっくり流すことで、例えばドラッギングする場合、より軽いシンカーでもしっかり底を取ることができたり、または、より太いラインでも底を取りやすくなります。写真は今年の夏、シーアンカーのおかげでキャッチできた1匹です。
 ボートを一定速度で流すことで、クランクベイト等の巻き物をする際も、エレキに気を遣わない分、わずかな変化やバイトに集中することもできます。一定速度でリトリーブすることができ、レンジコントロールがしやすく、ウィードをかわしたりといった繊細なトレースが可能となります。

シーアンカーの有効性」への5件のフィードバック

  1. 川越

    シーアンカーに魚が入り込むおそれがあるのでハーネスを外して船から切り離すような仕組みになってますね

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  2. GRANBASS

     しばらくネット環境の悪い場所に降りまして、返事が遅れまして失礼しました。デカイのがきたら切り離すって、どういうことですか?
     裏磐梯もいいですが、”表”側はもっと有効ですよ。たぶん。

    返信
  3. 川越

    琵琶湖ではエレキふむと近距離でクランクなんかでは喰わなくなるんですよね。ドリフトソックス(シーアンカー)は強い風では必需品ですね。二個使ったり大きさ変えたりして速度調整やデカイのがきたら切り離したり結構マニアックな使い方できますよね。しかしお買い得価格ですね。

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