カテゴリー別アーカイブ: 裏技&アイデア

ツインブレードでいろいろ その5


 ちょっと、しつこいって言われそうですが、ツインブレードでこんな改造をしてみました。フロントブレードを外して、代わりにツインブレードを装着してみました。
 スピナーベイトのフロントブレードって、クレビスを使って回すので、ワイヤー方向に平行に水流を受けないときれいに回ってくれません。つまり、フォーリングではフロントブレードって回ってくれません。
 エルサルトの定番の釣りにスピナーベイトのリフト&フォールがあって、見事なぐらいボトム近くのフォール中にバイトがあります。このとき、フロントブレードがバランスを崩すと、リアのブレードまで回ってくれず、バスを誘ってくれないことがあります。
 このツインブレードなら、フレキシブルなゴムのアームのおかげで、どんな方向にルアーが進んでもブレードは最後までキッチリ回ってくれるはずです。つまり完璧なヘリコプターフォールが可能なはずです(妄想中)。ああ、久しぶりにメキシコで気持ちのいいフッキングを決めたいなあ。

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ツインブレードでいろいろ その4


P1010248  どこのメーカーだったか忘れてしまいましたが、昔ディープクランクのリップにブレードが付いたクランクベイトがありました。あれをまねて、ツインブレードで作ってみました。まずは失敗しても惜しくないルアーでお試しを。
 ボクは中古屋で買ったCB100で試してみました。最初にクリップの先をライターで熱して、リップのセンター部に後ろからアタリの穴を開け、そこにツインブレードを刺したヒートンを打ち込みます。フックハンガーに押し込む方法よりもむしろ簡単です。付け外しも容易です。
 アクションですが、しっかり動きました。やはり浮力が足りないクランクだと沈んでしまいます。リップ側にウェイトが増して頭下がりになる分、潜行深度も大きくなりそうです。

ツインブレードでいろいろ その3


 実はツインブレードを使って、来季一番やってみたいことはパンチングです。シンカーとフックの間にかますか、フックに通して使います。もちろん、トロロ藻のあるようなところでは、ブレードのトロロ藻が絡んで使いものにならないと思いますが、浮きシバやヒシモ、フレッシュなグラスエリアなら多分使えるはず・・・。ただ、本格的にやるならパンチングタックルは2本用意した方がいいと思いますが・・・。
 パンチングなんて、所詮フォール中のリアクションバイトがほとんど。スカートを付けたり、ラトルを入れたり、ワームを変えたり、釣り人も工夫はしていますが、さすがに最盛期は釣り人も増えて、バスもスレ気味な感じがします。そこに回転するブレードがヘビーカバーの奥で突然現れたら、きっと・・・、ムフフ。妄想中(PEラインがきしむ音付き)。
 フレキシブルなゴムのアームのおかげで、フォール中だけでなく、リフト中も立ち上がりよく回転してくれそうです。ブレード同士の接触音やブレードとシンカーやフックとの接触音も期待できそうです。本当は来年まで黙っておきたかったのですが、黙っていられない性格でした。

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ツインブレードでいろいろ その2


 ツインブレードをバズベイトにセットする場合、写真の3通りのパターンが考えられますね。
パターン1 オーソドックスにフックに刺すパターン。トレーラーフックキーパーにもなりそうですが、これでトレーラーフックが吹っ飛んでもボクのせいにしないでください。フックにツインブレードを装着すると、ヘッド側に重量が増す分、ノーマルよりもキャストが伸びるかもしれません。ノーマルよりもバズブレードへのバイトが減るかもしれません。
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パターン2 バズブレードの後方にツインブレードをセットするパターン。浮き上がりがノーマルよりもよくなると思います。もちろん、アピール度もアップ。リトリーブを止めた瞬間のフォール中でもブレードが回転してくれて誘ってくれそうです。
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パターン3 ラインアイのベンド部に無理矢理押し込むパターン。ブレードとバズペラが接触するクラッチ音が期待できます。アピール度をマックスに上げるなら、このパターンが面白そうです。

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ツインブレードでいろいろ その1


 先日、琵琶湖に行った際にザップのツインブレードを仕入れました。ありそうでなかったチューンアップパーツで、ゴム製のフレキシブルアームに左右対称の右回り、左回りブレードが特徴です。
 このパーツ1個で、想像力をかき立てられます。メーカー推奨の使用例以外の方法をいろいろ考えてみました。寒くなって実釣で試すのは来年になるかもしれませんが、楽しみが増えました。
 まずはクランクベイトのベリー部に取り付ける方法です。フックハンガーのスプリットリングを外し、ツインブレードを押し入れ、わずかな隙間に再びスプリットリングを装着するだけです。ブレードが重たい分、浮力の大きいクランクベイトでないと、沈んでしまいます。写真は定番のRC1.5。ブレードがあっても、よくアクションしますし、ブレードがボディーにイレギュラーに当たる接触音も効果がありそうです。ブレードを赤く塗って、クロー系のクランクと組み合わせるのも面白そうです。
 ちなみにテール部にブレードを装着するのは、重心バランスが狂って、うまくアクションしませんでした。

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トリキシーシャーク・最新・ベストフックセッティング


P1000854  バジングフロッグが楽しい季節ですね。ボクは飛距離、アピール度(飛沫音&引き波)、フッキング率の三拍子揃ったトリキシーシャークがお気に入りです。
 先月の試合でも2日目にプロ&コアングラーを合わせた最大魚をトリキシーシャークで釣って、ビッグフィッシュ賞の賞金1000ドルをゲットしました。
 以前、トリキシーシャークのフックセットについて紹介したことがありましたが、釣りなんて経験を積んでどんどん進化するもので、ボクの最新のフックセット法を紹介します。
P1010044  まず、フックですが、がまかつのWORM316Rの6/Oがピッタリです。以前はこのフックがなかったんですが、今は気に入って使ってます。フックは大きいほどフッキング率もいいし、フックの自重も手伝って飛距離も伸びますし、スイム姿勢も安定して回転しにくくなります。WORM316RはEWGフックと違って、フックポイントの延長戦上にラインアイがないので、フックポイントがバスの口の中で立ちやすく、すっぽ抜けを軽減してくれます。
 当然ですが、スクリューアップバレットはデフォルトです。これなしで、バジングフロッグなんてあり得ません。フッキング率も上がるし、身切れやズレもなく力一杯キャストできますし、カバーのすり抜け効果も抜群です。
 あとは写真のようにフックをセットするのですが、コツは2本のテールの股の切れ目ギリギリに皮一枚で刺す感じで、フックポイントは中に隠しません。ちょうど、背中の背びれのようなキールがウィードガードの役目を果たすので、フックをワームボディーの中に隠さなくても、ブッシュの奥に投げても根掛かりしません。ボクは先月の試合で、3日間ブッシュの中に投げ続けて、1度も根掛かりさせませんでした。もちろん、すり抜け効果の高いスクリュードアップバレットのおかげもありますが・・・。
 このセッティングだと、かなりの確率でフッキングさせることができます。もちろん、ロッドとラインの角度も重要で、バイトと同時にラインが張ってしまうような状態では、フッキングするものもフッキングしませんが・・・。あとはできるだけ長い、ややティップの軟らかいロッドにナイロンラインで始め、フッキング率が上がってくれば、PEラインで練習しましょう。

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フロッグのスカート交換 その2


Img_1970  履き替えるラバースカートは、好きなカラーや本数を組み合わせて、真ん中でダンゴ結びをします。この結びコブが抜け防止になりますし、スカート1本1本のズレ防止にもなります。スプロのフロッグは結びコブ1個、スワンプドンキーは結びコブ2個が収まりがいいです。
 古い劣化したスカートは引っこ抜き、新しいスカートフィネスのイージープルを使います。慣れると簡単にできますが、スカートの本数が多くて、結びコブが大きくなりすぎると足の付け根部分に入れるのが難しいです。スペアスカートをいろいろ用意しておくと、釣り場で簡単にスカートを交換することもできます。
Img_1971  スカートは本数が少なく短い方が首を振らせやすくなりますが、本数が多く長い方がアピール度が増します。スカートが長くても、しっかり首を振らせることができたら、一人前です。スカートが長いと、バスが足の方にバイトをしてフッキングミスを心配する人がいますが、実際はそれほどでもありません。バスはフロッグの頭から食ってくることが多いからです。ライギョとは捕食のスタイルが違います。
 スカートは単純に交換するだけでなく、油性のサインペンで模様付けすると、格段に釣れそうになります。

フロッグのスカート交換 その1


 フロッグのラバースカートって、古くなると水を吸って腐ってきます。最初はベトベトし始めて、スカート同士がくっついて動きが悪くなり、さらに放っておくと溶けてボディーや他のスカートまでベトベトに犯されてしまいます。使用後にしっかり水を切ってからボックスに戻すと、スカートの寿命はいくらか伸びますが、それでもいつかは劣化します。
 当然ですが、シリコンスカートなら劣化しないのですが、フロッグに関しては水に浮く、ラバースカートが断然釣れます。特に断面が丸いラウンドラバーの方が動きがいいです(ボクはラバージグは断面が四角いフラットラバー派)です。最近はラウンドのシリコンラバーを使っているフロッグもありますが、ボクは好きではありません。シリコンラバーはカラーが豊富で魅力ですが・・・。
 ラウンドラバーにはファイン、レギュラー、極太(モップジグ用)がありますが、日本で簡単に手にはいるのはファインとレギュラーです。スワンプドンキーはファインですが、スプロなどその他のフロッグはたいていレギュラーです。
 ファインラバーは動きがよりナチュラルで、ワンアクションごとにしっかりクビを振らせて、スカートをゆっくりフレアさせてバスに見せて誘うのに向いています。一方、断面が細い分、水を吸って劣化するのも早いです。レギュラーラバーは動きがやや硬いですが、クイックな動きでスカートの水押しが期待できます。
 スカートの交換はスカートが劣化していなくても、いろいろ試すと釣りの幅が広がります。カラー違いや長さ違い、本数の多い少ないなどをいろいろ用意しておいて、釣り場で交換するのも楽しいです。その際、フィネスのイージープル&ベントニードルがあると便利です。これはフックの交換などでも便利なアイテムです。

落下昆虫


P1000241  先日、アメリカの虫パターンルアーを紹介しましたが、こちらは日本で買えるリアル系虫パターンルアーです。その名もラッカバグ。食べ頃サイズのハルゼミサイズです。背中のフェザーがリアルです。これなら日本のスモールマウスでも躊躇無く食ってきそうです。
P1000244  せっかくなんで、ボクなりのチューニングを施してみました。腹側のラウンドラバーは、モップジグ用の極太のラウンドラバーに刺し替えました。張りのあるラバーのおかげで、より強い水押しが期待できそうです。細かいシェイクでの移動距離を抑える効果もあるはずです。尻部のくぼみにはラメラメ&シマシマのシリコンラバーを少量ずつ左右にタイイングしてみました。移動距離を抑える効果以外に、着水音をソフトにする効果もあるはずです。虫系ルアーはこのチューニングに工夫するのが楽しいです。

ノッキングペッパーに一工夫


P1000216  今年のフィッシングショーで注目したノッキングペッパーがようやく発売となったので、さっそく1個購入しました。まだ使ってませんが、動画を見る限り、かなり釣れそうです。まだ先ですが、9月の試合(アリゾナ州レイク・ルーズヴェルト)で効きそうな予感がするんです。
P1000222  ところで、このノッキングペッパーは、専用のブレードがテールのワイヤーと接触して発生するサウンドと平打ちがセールスポイントなんですが、どうも個人的にその処理が美しくありません。そんなわけで、写真のようにフライマテリアルをタイイングしてみました。これで、見栄えがよくなりました(あくまで個人的な主観ですが)。
 アクションを極力妨げないように、巻く本数は控えめにし、ブレードに巻き付くこともない長さでカットしてあります。