月別アーカイブ: 2015年10月

週末はバサクラ会場へ


12112740_10208113485061110_350622775_o いよいよ今週末は利根川でバサーオールスタークラシックです。個人的に毎年楽しみにしているイベントです。初日の24日は記念すべきテッケルクランク”ドランカー”の全国一斉発売日でもあります。
当日はバサクラ会場でも、プロショップ・ケイズ様、アウトレック様、ハーツマリン様の出店ブースで販売を予定していますので、ぜひお買い求めください。よろしくお願いします。ちなみに私はハーツマリン様のブース内で、恒例のフロッグの色塗り体験をしています。多くのフロッグマニアな方と、釣り談義できるのを楽しみにしています。劣化したり切れてしまったスカートの無料交換、補修サービスもやっていますので、歯形いっぱいのフロッグもぜひお持ちよりください。

”じゃじゃ馬”ドランカー


P1130775 (1024x767) 先に断っておきたいのですが、ドランカーは魔法のようによく釣れるクランクベイトではありません。神や奇跡のアクションもしません。むしろ使いづらいマニアックなクランクベイトです。作った本人が言うのもなんですが、もっと使いやすいクランクベイトは世の中にいっぱいあります。
広くスピーディーにテンポよく探って、活性の高いバスを狙うなら、もっと適したルアーはたくさんあるはずです。ボクの不動の一軍クランクたちです。あえてテッケルがそれらに似たルアーを作る必要もありません。
ウィグルワートにしても、実は定番なのはテーブルロックレイクやビーバーレイクなどのオザークマウンテン水系ぐらいで、全米規模で人気のルアーではありません。実際、西海岸で釣りをしていて、ウィグルワートを投げている人を見たことはほとんどありません。
それでもだからこそ、テッケルは「こんなルアーが世の中にあってもいいんじゃない」というクランクベイトを作ってみました。言うならば、使って楽しい(面白い)クランクベイトです。巻いてるだけで楽しい、引き心地たっぷりのクランクベイトです。
ロールをほとんどせず、ハイピッチでワイドなウォブリングが特徴です。引き心地の軽いクランクベイトが全盛の今、ドランカーは引き重り感がハンパないです。フロロカーボンの10ポンドラインぐらいを使えば、3mぐらいは軽く潜っていきます。
凹んだリップが水をしっかりつかみ、その水を逃がすのがへたくそで、速く巻きすぎると、バランスを崩して、グルグル回ってしまいます。特にレンジキープ力が強く、足下近くまでしっかり潜っているので、最後の最後にグルグル回って上がってくることがありますが、欠陥じゃありません。中低速で巻くと、左右に大きく蛇行します。いわゆるチドりまくります。
扱いづらいルアーだからこそ、釣れたときの喜びがまた格別です。そんな”じゃじゃ馬”を乗りこなすのも、バスフィッシングの面白さだと思ったりします。ウィグルワート好きには、ぜひ使い比べて感想を聞かせてほしいですし、ウィグルワートすら使ったことがない人には、まったく未体験なアクションを体感してほしいと思います。

テッケルクランク発売決定


P1120353 (1024x768)以前、ブログで紹介してからずいぶんと経ってしまいましたが、テッケルの”じゃじゃ馬”クランクベイトがようやく発売できることになりました。商品名はDRUKER(ドランカー)です。
全国一斉の10月24日が発売日となります。バサーオールスタークラシック初日でもありますので、当日イベント会場でも販売します。価格は1500円(税別)となります。
このドランカーですが、紆余曲折ありまして、開発から発売まで8年以上も掛かってしまいました。開発のきっかけはオールドのウィグルワートを超えるルアーを作りたいという想いでした。それから8年、数社からウィグルワートタイプのクランクベイトが発売されましたが、個人的にはどれもオリジナルを超えているとは思えません。それでは、「テッケルはどうか」と聞かれたら、それは数年後にユーザーが決めてくれるでしょう。
結果から言えば、ドランカーはウィグルワートを意識して、その特徴部分を際立たせて作りましたが、最終的には少し違うタイプのルアーとなりました。それが吉と出るか凶と出るか・・・。
初めての経験ですが、DRUNKERのアクション動画を撮ってみました。アクションに関しては、動画を見てみてください。ウンチクをタラタラ語るつもりはありません。

理想のフロッグロッド その4


11903304_759652294157624_975837402_n フロッグゲームはフッキング率が悪いというイメージがあります。バイトが目で見える分、フッキングミスをしたときの悔しさも大きく、余計にそう感じる面もあると思います。フッキング率を高める”フッキングの決まる”ロッドというのは、理想のフロッグロッドの核心ともいうべき開発テーマとなります。
フッキングの決まるロッドとは、フッキングパワーが可能な限りロスなくフックポイントに伝わるロッドということになります。フロッグゲームはブレイドラインを使うのが基本です。ラインに伸びがないので、ラインによる伝達ロスは少ないです。その分、必要以上に硬すぎる(曲がらない)ロッドは必要ありません。
ヒシモ等のヘビーなマットカバーの中でフッキングさせたバスを引っ張り出す時などは、パワーのある硬いロッドが必要な場合もありますが、そんなケースでもない場合は硬すぎるロッドはデメリットばかりが目立ちます。
硬すぎる(曲がらない)ロッドとは、渾身の力でフッキングをしたとき、30cmクラスのバスが水面から吹っ飛んでくるようなロッドのことを指します。せっかくのフッキングパワーがフックポイントに伝わろうとしても、バスの口に貫通する前にバス自身の体重が軽すぎて吹っ飛んでしまうので、フッキングは決まらずバレてしまいます。特にバスが完璧にフロッグを咥えたときに限って、ダブルフックのためにフックポイントに掛かるパワーが二等分されて、この傾向が高くなります。これまでこれが原因で何度も悔しい思いをしてきました。
ビックリ合わせではなく、バスがフロッグを咥え持って行ったのを確認して、完璧なタイミングでフッキングをしたときに、ガツンとしっかりバスの重みを感じ、しっかりロッドが曲がってバスを吹っ飛ばさないロッドが理想です。
とは言っても軟らかすぎても話になりません。いつまでも曲がるロッドでは、フッキングパワーをすべてロッドが吸収してしまいます。30cmクラスを吹っ飛ばさないために50cmオーバーをバラしては、本末転倒です。硬すぎず軟らかすぎない、曲がりすぎず曲がらなさすぎない、この微妙なサジ加減がなかなか難しいです。とはいえ、1日がんばって2、3バイトでは、自信を持って答えを出すのには本当に時間が掛かります。
今回は数タイプの硬さや弾性の違うブランクを作製してもらい、テストをして、どんなロッドがNGであるかを再確認することができました。その代償は大きく、60cmクラスを含む、数匹のビッグバスをバラしたほどです。最終的には先月、韓国の爆釣フィールドで、理想の硬さを確信できるまでにテストをすることができました。
ボクはロッド開発に関しては素人ですし、専門知識もありません。プロトのロッドをフィールドで試して、感じたことを伝えることぐらいしかできません。ただ、その開発課程で同じブランクでもガイドの数やリングの口径を変えるだけで、ずいぶん伝達パワーが変わることを知ることができました。
ロッドのトルクも重要です。高弾性の薄くて軽いだけのブランクでは、怖くて力一杯フッキングをすることができません。絶対折れないと思える安心感なしにフロッグゲームはできません。
ちなみに、バスがフロッグにバイトするとき、バスはフロッグを丸呑みに(しようと)して、反転して持っていきます。フッキングをするベストなタイミングはこのときですが、ラインスラックをうまく作れていないと、ロッドが硬すぎるほど、短すぎるほど、ラインを送り込めず、せっかくのバイトを弾かれてしまうケースがあります。ある程度は経験を積んでいくしかないのですが、不意打ちのバイトなんかには、どうしても対応が難しいです。デカイバスほど反転のストロークが大きいので、バイトを弾かれてしまいます。バイトを極力弾かせないというのも、フッキングが決まるロッドの一つの答えでもあります。

理想のフロッグロッド その3


IMG_0062 (800x533) フロッグロッド開発の次なる課題は”フロッグを動かしやすく、1日やり続けても疲れない”ことです。
ボクのフロッグゲームでは、いかにピンで左右に首を何度も振らせられるかが命です。せっかく、アキュラシーがよくても、1回目からクイックに首を振らせられなければ、バイトチャンスは半減してしまいます。さらに首を振らせることができても、ブレイドラインを弾きすぎて水を切る音が大きいと、やはりバイトチャンスは減ってしまいます。
ボクの理想とするロッドは、スプラッシュを伴う強い首振り、高速に連続ターン、ロングポーズを伴うスローなピッチ、すべてで力を入れなくても緩急自在に180度ターンをさせることができるロッドです。その際、ブレイドラインが水を切る音を極力立てないのが重要です。そして、1日やり続けても疲れないことも大事です。
同じような硬さ、テーパーのロッドでも、ロッドの弾性のちょっとした違いで、フロッグの動かしやすさが大きく変わるということは、今回のテストで初めて興味深く実感することができました。
また、ロッドが長すぎると、ロッドティップが水面についてしまい正面では動かしにくくなりますが、短すぎてロッドティップから水面までの距離ができてしまうと、うまく小さな力でフロッグにダイレクトにアクションを伝えにくく、ラインが水を切る音が出やすくなってしまいます。例えば、同じロッドであっても、バスボートのフロントとバックでは、立ち位置の高さの違いでフロッグの動かしやすさが微妙に違ったりするものです。
リールシートの位置、ロッドグリップの長さ、グリップエンドの形や大きさも早いテンポでピッチングを繰り返すフロッグゲームでは重要な要素となります。
1日やり続けるには、バランスも大事ですが、ブランクは軽い方がベターです。ただ軽いだけのトルクのないブランクでは、安心して渾身の力でフッキングを入れることができません。アタリを感じ取る釣りではないので、ブランクに感度は必要ありません。
60cmクラスのバスがヒットしても、主導権を与えることなく強引にやりとりできる安心感と軽さの両立が今回のロッド開発の大きなテーマの一つでもあります。