メジャーリーグフィッシング


前回、メジャーリーグフィッシングについて書きましたが、この番組はただバスに優しいトーナメントだというだけでなく、ボクたち釣り人目線で見てすごく面白いというか奥が深く、勉強になる番組です。
通常のB.A.S.S.やFLWの番組は上位陣の決勝戦にカメラマンが同船して、ダイジェスト風に紹介するので、基本的にみんなすでにつかんだパターンで釣っていきます。
一方のメジャーリーグフィッシングは、番組構成を優先したフォーマットがとても面白いです。まずは24人の選手が招集され、エリミネーションラウンド(予選)は8人ずつの3グループに分けてノンプラクティスで同じ湖を釣ります。時間内にキャッチしたすべての12インチ以上のキーパーをカウントして、重量の大きい上位4人が次のステージに進みます。
予選を通過した3グループの各4人、計12人は、今度は6人ずつの2グループに分け、またタイプの異なる新しい釣り場に移動して、ノンプラクティスでサドンデス(セミファイナル)を行います。このラウンドもキャッチしたすべての12インチ以上のキーパーをカウントしていくのですが、総重量が20ポンドを超えたら勝ち抜けとなり(時間切れの場合は総重量順で)、上位3人ずつがファイナルに進みます。
ファイナルに残った6人は再び新しい釣り場に移動して、ノンプラクティスで競い、時間内に釣ったすべてのキーパーをカウントして、総重量の一番大きい選手が優勝となります。
スタイルの違うアングラーが、どんなポイントを選んだかをGPSマップと魚探画像を見せながら、アングラー自らが解説しながらパターンを絞り込んでいきます。対戦相手が釣る度にオフィシャルはオンタイムで結果を知らせるので、心理的、戦略的にも選手は影響を受けます。もちろん、時間経過とともに変わる状況にどう対応していくのかも見所です。
そして、メジャーリーグフィッシングの興味深いのは、全員がガンガン釣り競うわけでなく、見失って外す選手が出てくるところです。対照的な釣り方やポイント選びだったり、時には僅かなアプローチの違いやカラーの違いで釣果に差が出ているのが本当によく分かり、マニアックですが、かなり楽しめます。
ちなみに1シリーズごとのDVDは4枚組になっていて、予選から決勝まで見ると10時間を超える大作で、見応えあります。
http://www.majorleaguefishing.com/

メジャーリーグフィッシング」への2件のフィードバック

  1. GRANBASS 投稿作成者

    DVDはバスプロショップで売っていますので、バスプロショップから通販しているショップなら仕入れてもらえるかもしれません。以前はナイルさんでも売っていましたが、今は売り切れになっていますね。

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  2. ひげ

    メジャーリーグフィッシングのDVDを国内で買えるところはありますでしょうか?

    返信

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