日別アーカイブ: 2014年8月24日

ラトリンなワッカー その2


 ツインラトル装着のラトリンワッカーは風が強い日などにヒシモの上などで遠投して広く探るときにも有効です。こういう状況ではブレイドラインが風に引っ張られて、フロッグが勝手に動いてしまいがちですが、2つのラトルはアンカー効果もあって、しっかり狙いたいスポットをキープしてくれます。
 もちろん、ヒシモや何かのカバーに軽く引っ掛かった状態でシェイクしたり、宙釣り状態のちょうちん釣りにも有効です。ただし、重量が増した分、ボディーに水が入ると沈みやすいので、オープンウォーターで長い距離を首を振らせて使うのは苦手です。
 そんなちょっとマニアックなラトリンワッカーですが、ハニースポット様限定で販売していただくことになりました。あくまでボクが個人的にラトルを装着してカスタムしたモデルなので、数はそんなに作れません。そんなわけでカラーも代表的なものをセレクトしました。もちろん、ノーマルのワッカーをご自身でラトルを購入してカスタムすることも可能です。
 ラトリンワッカーは、フロッグを1個2個しか持って行かない人にはあまりオススメしませんが、状況でカラーやタイプを使い分けるフロッグマニアな方なら、活躍する場面がきっとあるはずです。皆さんのスタメンフロッグにお供させてやってください。
http://honeyspot.shop-pro.jp/?pid=79835111

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ラトリンなワッカー その1


 日本で覚えている、または見たことがある人はほとんどいないと思いますが、スワンプドンキーは期間限定で、ラトリンタイプを販売したことがあります。ボクの個人的な思いで販売したんですが、思ったほど評価されず、そのまま廃盤となりました。
 評価されなかった理由は簡単で、ラトルの抵抗で首振りが難しく、ノーマルとの使い分けが理解されなかったからです。ただ、個人的にはたまに出番があって常にボックスに入っています。スタメンというわけではありませんが、時に頼りになるピンチヒッターという感じです。
 通常のワッカーのフックを引っ張り出して外し、市販のツインラトルを通してからフックを元の位置に戻すだけなんですが、このラトルアームを装着するのがやや難しく、失敗して指にフックを刺してしまうことがあるので要注意です。
 2つのラトルは重くて水中に垂れるので、ヒシモの上をズル引くだけでも、ラトルがヒシモの歯を乗り越えては垂れるを繰り返し、ラトル音で存在感をアピールしてくれます。ラトルの重量分重くなっているので、飛距離もでますし、厚いマットの上では、よりマットを押してアピールすることができます。

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B.A.S.S.エリートシリーズ最終戦(カユーガ・レイク) 3日目結果


1  Greg Hackney     5 20- 5 5 23- 1 4 17-11 14 61- 1
2  Todd Faircloth     5 20- 2 5 20- 2 5 20- 3 15 60- 7
3  Chris Zaldain       5 15-12 5 21- 8 5 19- 0 15 56- 4
4  Jacob Powroznik  5 20- 4 5 18-10 5 16-13 15 55-11
5  Brandon Palaniuk  5 20-10 5 16- 5 5 17- 8 15 54- 7
6  Brent Chapman    5 19- 1 5 17- 6 5 17-13 15 54- 4
7  Jared Lintner        5 17- 0 5 19- 6 5 17- 6 15 53-12
8  Edwin Evers        5 19-12 5 19- 5 5 13-11 15 52-12
9  Matthew Herren  5 18-11 5 15-12 5 17- 0 15 51- 7
10  Dean Rojas       5 16- 1 5 16-12 5 18-10 15 51- 7
11  Paul Elias          5 17- 1 4 15- 4 5 19- 1 14 51- 6
12  Kevin Short        5 19- 6 5 19-14 5 12- 0 15 51- 4
30  Morizo Shimizu  5 14-10 5 14-11 5 15- 5 15 44-10
http://www.bassmaster.com/tournaments/bassmaster-elite-series-cayuga-lake/leaderboard

エリザベス その5


 チャターベイトの最大の欠点と言えば、根掛かりが多いことです。本当にビックリするぐらい引っ掛かりまくるルアーで、杭1本かわすことすら難しいです。そんなわけで、アメリカではチャターベイトはグラスレイク用といったイメージが強いです。実際、チャターベイトが生まれたのもフロリダです。
 では、チャターベイトはグラスならうまくすり抜けたり、グラスを切ってくれるかと言えばそうとも言えません。比較的カナダモなどのトップをかすめるぐらいなら問題ありませんが、エビモなどの硬いグラスはブレードとヘッドのジョイント部に絡んだりしやすく、すぐ動かなくなってしまいます。仮に絡まなかったとしても、グラスとの当たりが強く、スムーズなリトリーブが行えません。
 特に最近の琵琶湖のように放水量が多くなると、グラスが横に長くなびき、グラスを大きく揺らしてしまい、バスに警戒心を与えるばかりか、スタックしまくって本当にストレスを感じます。
 一方のエリザベスリグですが、一見するとすり抜けが悪そうにも見えますが、襟巻き部は自由度が高いので、軽いタッチで何でもかわしてくれます。当然、グラスレイク以外でも場所を選びません。何も付いていないノーマルのテキサスリグよりも襟巻きがむしろウィードガード効果となって、ブッシュカバーなどでも本当に根掛かりしません。これは大きなアドバンテージです。
 チャターベイトは水面直下を引くのも苦手ですが、エリザベスならスローリトリーブで水面直下を引くようなことも可能です。引き波を立ててウェイキングさせるような使い方も得意です。

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