チャターベイトとアラバマリグ


Mannarside_2 アラバマリグ旋風で各メーカーが醜いパクリ合戦のの昨今ですが、2006年初頭にも同じようなことがありました。今回のアラバマリグほどの衝撃ではありませんでしたが、チャターベイトの登場は当時の大きなトレンドとなって、コピー合戦を起こしました。さらにルアーパーツメーカーがブレードを作ってメーカーに卸したものですから、ジグが作れるメーカーは次々といとも簡単にコピー商品をリリースしました。
 ガレージメーカーだったラドルアーズから販売権を買ったZ-manは、約4年経った2009年12月にようやくパテントを正式に取得しました。しかし、その後もアメリカのマーケットからチャターベイト系が消えることはありませんでした。
 ところが、今年の6-7月あたりにチャターベイト系のルアーを販売している各メーカーには日本でいうところの内容証明が届いたようで、各メーカーはチャターベイト系の製産・販売をストップしたようです。現在各ショップに残っている在庫がなくなると、今後は本家本物のチャターベイトしか手に入らなくなるというわけです。

 アラバマリグは現在、パテント申請中で、アラバマリグの販売権を買ったマンズが今後どんなアクションを起こすか興味深いですが、いずれにしても時間が掛かるのは間違いがなく、その間は赤信号みんなで渡ればなんとやら・・・、という状況のようです。ワイヤーを束ねてスナップ付きスイベルを付けただけで、20ドル超で飛ぶように売れるわけですから、メーカーは今のうちに儲け逃げというわけです。
 ちなみにZ-man社が取得しているパテントはUSパテントだそうで、日本の市場には効力がないようです。

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