禁断の果実 その4


 そもそも、アメリカのようにゲームフィッシングに規制のない日本では、何も5本バリにこだわる必要もありません。アラバマリグが登場するやいなや、テストもろくにしないで全く同じ仕様を猿マネするのは芸がなさすぎです。よく日本のテレビが中国の最近のパクリ事情を面白おかしく報道しますが、「目くそ鼻くそを笑う」とはまさにこのことです。
 バスのダメージを考慮してフックを1本にするなら、他のティーザー同士がキャスト時に絡む心配も少ないわけですから、ティーザーは5本だって、6本だって、10本だっていいはずです。バスがベイトの群れに反応するなら、ルアーは多いほど集魚効果が大きいはずです。
 そして、投げやすさや収納面など、いろいろ考慮して、一番汎用性の高い方向に落ち着いた結果が5本なら仕方がありませんが・・・。
 もちろん、フックを1本にして、100%そこへバイトさせることはできませんが、スピナーベイトだって、ブレードにバイトすることだってありますし、ルアーのフッキング率なんて実は低いものです。それがゲームってものです。より確率よく真ん中にバイトさせるために創意工夫するのがバスフィッシングの醍醐味ってものです。
 フック付きをセンターの後方に大きくずらせば、群れからはぐれ気味のベイトを演出できるので、バイトさせる確率はかなり高くなるはずです。さらにフック付きだけラトルを挿入してみたり、テールをチャートにディッピングダイで染めてみたり、エラのあたりを赤く塗って弱ったベイトを演出したり、カラーを変えてみたり、テールアクションの違うベイトを使ったり、サイズを変えてみたり、スクラウンジャーやチャターベイトにしてみたり・・・。試してみるパターンはいろいろあります。

禁断の果実 その4」への1件のフィードバック

  1. 一般バサーK

    はじめまして。このリグ、出た当初は面白そうだなと思いましたが、これだけ広がり琵琶湖のガイドも連日アラバマばっかり。流行りのリグはとりあえずやってみる派で、今までもいろんなルアーが流行りましが、今回はリグがリグだけになんだかな~って思ってしまいます。確かに中国のこと笑えませんね。個人的には早くブームで終わって欲しいと思います。

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