年別アーカイブ: 2010年

スロットルールの意義


 先月アメリカから帰ってきたばかりですが、15日から再び渡米します。今度はFLWウェスタンシリーズ最終戦(第4戦)のため、アリゾナ州レイク・ルーズヴェルトに行ってきます。
 レイク・ルーズヴェルトに行くのは初めなので、どんな釣り場でどんな釣りが通用するのか、楽しみでワクワクしています。写真(下)を見る限りは、ブッシュがいっぱいのクリアウォーターで、時期的にはヴィクセンやバズベイト、フロッグが効きそうな感じです。
 レイク・ルーズヴェルトは近年、釣りのコンディションが悪くなったために、スロットルールが設けられていました。ここのスロットは13インチ(約33cm)以上16インチ(約40.5cm)未満のバスはキープすることができない(一時的にライブウェルに入れることも許されません)ので、実質16インチ以上がキーパーサイズとなります。スロットルールは、最も産卵を活発に行う世代のバスを守る資源保護の目的で設定されています。
 このスロットルールのおかげで、レイク・ルーズヴェルトのコンディションは年々よくなり、アリゾナ州の中でもトップクラスのよく釣れる釣り場に戻ったそうです。そして、ついにこのスロットルールが8月いっぱいで撤廃となり、今月の試合からは12インチ以上のすべてのバスをキープすることができることになりました。どれくらい爆釣レイクで釣りができるのか本当に楽しみです。
 アメリカではバスは観光資源として高く評価され、行政ぐるみでバス(釣り場)を守ってくれますが、日本では誰もバスを守ってやれません。せめて釣り人1人1人が、バスに優しいアングラーであってほしいものです。

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来週の”グッと!地球便”


 先月行われたFLWフォレストウッドカップに出場したフカシンを取材した読売テレビの””グッと!地球便”がいよいよ今度の日曜日に放映される予定です。テレビを通じて、フォレストウッドカップの模様がどんな風に伝えられるのか、本当に楽しみです。
 ボクは今週からアメリカなので、予約録画したいと思います。放送時間は下記を参照ください。

アマチュア釣り大会のあり方


 釣り大会は必ずしも競技である必要はありません。家族やカップルで気軽に楽しめるお祭り的なイベントもあっていいはずです。過去にも何度か紹介したことがありますが、テキサス州レイク・フォークで9月17-19日の3日間、ビッグバス・スプラッシュが開催されます。賞金総額50万ドルですから、とんでもない規模です。
 マクドナルドがスポンサーのこの大会は、毎年恒例の街をあげての大イベントですが、競技ではありません。一発大物のアマチュア大会です。お祭り大会ですから、参加者が純粋にバスフィッシングを楽しむことが第一優先で、釣りの腕を競うわけではありません。
 期間中3000人を超える人が参加するというこの大会は、1日だけ参加することもできますし、3日間すべて参加することもできます。参加費は1日110ドル、2日間で160ドル、3日間で210ドルです。
 この大会の素晴らしいところは、参加者はいつでもバスをウェイインできるという点です。つまり、釣れたらすぐにウェイイン会場に持ち込んで検量してもらい、できるだけバスへのダメージを軽減してリリースすることができるというわけです。検量時間は朝の6~7時、7~8時と1時間毎に分けられていて、各時間毎に持ち込まれたバスのサイズの順位が1位から12位まで決定され賞金(1000ドル~200ドル)が出ます。もちろん、複数回バスを持ち込むこともできます。最終的には3日間に持ち込まれたすべてのバスの中で、大物順に順位が決められ、優勝と2位にはトラックとバスボートのセットがプレゼントされます。一発大物でトラックとバスボートがもらえるわけですから、不正も心配ではありますが・・・。そこはスポーツマンシップの国ですし、何より街をあげての大イベントですから、不正をするにはそれ相当のリスクもあります。
 レイク・フォークはアメリカの中でも特にバスのケア(観光資源保護)に関してうるさい釣り場です。レイク・フォークにはスロットルールがあって、16インチ(40.64cm)以上24インチ(60.96cm)未満はキープできません。ライブウェルに一時入れることさえ許されません。キープできるのは16インチ未満か、24インチ以上となります。
 毎時間24インチオーバーのビッグバスが持ち込まれるわけではありませんから、16インチ未満のバスで賞金1000ドルをもらうチャンスもありますし、16インチ未満のバスの中での3日間の最大ウェイトにも2500ドルのボーナスがあります。その他ピッタリ賞など、いろいろなオプションが用意されています。
 プロの真似事をして、3本や5本のリミットで競技する大会ではなく、日本でもこんなお祭り的な大会があってもいいと思うんですが・・・。より多くの人が楽しめるのは、こういう大会の方が楽しいでしょうし、本気で釣りの腕を競いたいなら、少数精鋭でやった方が分かりやすいでしょう。とにかく、結果として駆除大会になっているトーナメントは、その大会自体のあり方について考え直してもらいたいものです。
 ダラス在住で”バスフィッシングをこよなく愛する広島県人”さんに、ぜひこんな素晴らしい大会(運営方法も含めて)をレポートしてもらいたいです。
http://www.sealyoutdoors.com/index.html

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悲しい現実の将来


 昨日の”悲しい現実”という記事に関して、多くの反響があります。ブログ内には承認できない(承認を希望しない)コメントもいくつかいただきました。この記事に共感をいただいて、ブログ内でリンクを貼ってくださった方もいるようで、普段の土曜日ならアクセス数は平日よりも減るんですが、昨日はアクセス数も伸びました。中には初めてボクのブログを見ていただいた方もいるでしょう。
 ボクのバスへの想いは、下記カテゴリー内の記事に強く込めていますから、興味がある方は、過去の記事もこの機会に目を通していただけたらと思います。悪文ですが・・・。
 1人でも多くの方が”ボクのバスへの想い”を読んで、何かを感じていただけたらボクは嬉しいです。別にボクの個人的な価値観を100%押しつける気はありません。ただ、共感される方は、リンクを貼っていただくか、直接ブログ内で皆さんが声を上げていただけると、ボクとしては本当に嬉しい限りです。偉そうなこと言って、ごめんなさい。

また残念な不正事件


 USオープンの不正事件に続いて、またもや残念な事件が発覚しました。景気が悪いと、こういうニュースを耳にする機会が多くなるんでしょうか?
 今回はフロリダが舞台です。アメリカは高額賞金の掛かった試合は1人で出船することはありませんが、ローカルの小さなトーナメントでは、チーム戦や1人参加も可能です。今回はそんなローカルトーナメントで事件が起こりました。
 逮捕されたのはセドリック・ジェローム・ペリー、31歳。数多くのローカルトーナメントで優勝を続けるセドリックに疑惑の目が向けられ、フロリダ州のフィッシュ&ワイルドライフ・コンサーベーション(FWC)のスタッフたちは約1カ月もの間、セドリックの監視を続けたというのです。
 セドリックは8月10日のローカルトーナメントに出場し、またしても優勝したのですが、湖上のセドリックは丸1日監視をされていたのでした。FWCのスタッフはセドリックがトーナメント中にグッドサイズのバスをキャッチするのを1度も見なかったそうです。このときは証拠不十分で、泳がされたわけですが、セドリックは翌週のローカルトーナメントにも出場し、監視されているとも知らず性懲りもなく不正を働いたのでした。
 今度は監視は二手に別れ、一方はセドリックを監視、一方はセドリックのトラックを監視したそうです。セドリックのトラックの中には大きなクーラーが入っていて、エアーポンプが動いていたそうです。
 その後、何も知らずにトラックに戻ってきたセドリックはクーラーをボートに持ち込み、クーラー内のバスとライブウェル内のバスを入れ替えたそうです。セドリックはまたしても優勝できるウェイトを持ち込んだそうです。
 これが決定的な証拠となって、セドリックは逮捕されたわけですが、自供によると、セドリックは別の湖で事前にバスをキャッチして用意していたそうです。セドリックは詐欺罪で捕まったわけですが、フィッシングライセンスも持っておらず、ライセンス不所持とバッグリミット違反(1日に6匹以上のバスを同時にキープした違反)でも罰せられることになるようです。
 何回も連続して優勝したら、さすがに怪しまれると、なんで分からないんでしょうか? 釣りを知らないんでしょうね。日本でも、釣りを長年やっている人なら、あり得ないとすぐ分かる非常識な釣果を自慢している人っていますよね。バス釣りを純粋に楽しめないなんて、かわいそうな人たちです。

悲しい現実


 先日の琵琶湖釣行ではシャローの奥に台風の影響でか、吹き寄せられたバスの死骸を数多くみました。一つのマットに3匹も4匹もバスが浮いていたりします。かなり大きそうなヤツまでチラホラ。ビックリするぐらいの数で、それもバスばかり・・・。コイやブルーギル等の死骸はないのに・・・。トータルで何十匹のバスの死骸を見たでしょうか・・・。

 すべてとは言いませんが、多くがライブウェルに拉致されて、夏の高水温の劣悪環境の中、半殺しにされて、残酷な写真を撮られた後に、マリーナでポイ捨てされたかわいそうなバスたちの末路だと思われます。こんな光景はアメリカでは見たことがありません。臭いも強烈ですが、そんな惨状を見て悲しくなってしまいました。
 なぜ、日本の多くのバスアングラーはバスという魚を愛せないのでしょうか? 琵琶湖はアメリカ人が羨むほどの稀なビッグバスレイクとなっていますが、年々バスの数は減っています。このままでは近い将来、琵琶湖のバスフィッシングはますます下降線をたどることでしょう。お客さんが減って一番困るのは、マリーナ関係者やガイドさんたちなのに、みんなお気楽です。
 ボクだって、自分が釣ってリリースした魚の100%が生還しているとは思いません。フックを呑まれることだってあります。ただ、少なくとも釣れたバスには敬意をはらって、可能な限りダメージが少ない状態で1分1秒でも早くリリースをしているつもりです。トーナメントでキープをしなければならないときは、ライブウェル・トリートメントや氷を使って、細心の注意を払います。トーナメント団体も夏場はトーナメントを控えたり、州の法律で夏場は競技時間が短かったりもします。
 ボクはネットなんかほとんど使いませんし、基本はサイズも測りません。今回釣れたビッグバスも長さを測る際は、ウッチーに濡れたタオルを用意してもらい、ボクは準備ができるまでバスを水の中に漬けてエラに水を通して待っていました。別に自慢するわけではなく、当たり前の行為です。間違っても、カンカンに焼けたボートデッキにバスを押しつけるような拷問はしません。
 あのビッグバスは結局、何ポンドだったのか分からずじまいでした。12ポンドぐらいだったのか、それともそれ以上あったのか・・・。ライブウェルにキープして、誰かにスケールを貸してもらえれば、量ることができたかもしれませんが、後悔は全然していません。来春、無事にスポーニングをして、将来ボク達に感動を与えてくれる子孫を数多く残してくれれば、何より嬉しいです。

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フロッグのスカート交換 その2


Img_1970  履き替えるラバースカートは、好きなカラーや本数を組み合わせて、真ん中でダンゴ結びをします。この結びコブが抜け防止になりますし、スカート1本1本のズレ防止にもなります。スプロのフロッグは結びコブ1個、スワンプドンキーは結びコブ2個が収まりがいいです。
 古い劣化したスカートは引っこ抜き、新しいスカートフィネスのイージープルを使います。慣れると簡単にできますが、スカートの本数が多くて、結びコブが大きくなりすぎると足の付け根部分に入れるのが難しいです。スペアスカートをいろいろ用意しておくと、釣り場で簡単にスカートを交換することもできます。
Img_1971  スカートは本数が少なく短い方が首を振らせやすくなりますが、本数が多く長い方がアピール度が増します。スカートが長くても、しっかり首を振らせることができたら、一人前です。スカートが長いと、バスが足の方にバイトをしてフッキングミスを心配する人がいますが、実際はそれほどでもありません。バスはフロッグの頭から食ってくることが多いからです。ライギョとは捕食のスタイルが違います。
 スカートは単純に交換するだけでなく、油性のサインペンで模様付けすると、格段に釣れそうになります。

今年は北浦でアメリカドリーム


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 今年で3回目になる桐山孝太郎さんのKota’s American Dreamの詳細がホームページでアップされました。今年は10月31日に潮来マリーナで開催されるようです。昨年までは利根川でしたが、今年は北浦が舞台です。すでにエントリー受付も開始されていて、エントリーの先着順にボートスタート番号がもらえるそうなので、早いフライトを獲りたい人はエントリーを急いだ方がよさそうです。

 参加費は1艇あたり1万円で、リミットは30cm以上3本で競われます。優勝チームは来年のバスキャット・インビテーショナルに招待されるほか、今年からは新たな試みで、桐山孝太郎さんと1週間アメリカで過ごす旅を競うBコースもあります。

フロッグのスカート交換 その1


 フロッグのラバースカートって、古くなると水を吸って腐ってきます。最初はベトベトし始めて、スカート同士がくっついて動きが悪くなり、さらに放っておくと溶けてボディーや他のスカートまでベトベトに犯されてしまいます。使用後にしっかり水を切ってからボックスに戻すと、スカートの寿命はいくらか伸びますが、それでもいつかは劣化します。
 当然ですが、シリコンスカートなら劣化しないのですが、フロッグに関しては水に浮く、ラバースカートが断然釣れます。特に断面が丸いラウンドラバーの方が動きがいいです(ボクはラバージグは断面が四角いフラットラバー派)です。最近はラウンドのシリコンラバーを使っているフロッグもありますが、ボクは好きではありません。シリコンラバーはカラーが豊富で魅力ですが・・・。
 ラウンドラバーにはファイン、レギュラー、極太(モップジグ用)がありますが、日本で簡単に手にはいるのはファインとレギュラーです。スワンプドンキーはファインですが、スプロなどその他のフロッグはたいていレギュラーです。
 ファインラバーは動きがよりナチュラルで、ワンアクションごとにしっかりクビを振らせて、スカートをゆっくりフレアさせてバスに見せて誘うのに向いています。一方、断面が細い分、水を吸って劣化するのも早いです。レギュラーラバーは動きがやや硬いですが、クイックな動きでスカートの水押しが期待できます。
 スカートの交換はスカートが劣化していなくても、いろいろ試すと釣りの幅が広がります。カラー違いや長さ違い、本数の多い少ないなどをいろいろ用意しておいて、釣り場で交換するのも楽しいです。その際、フィネスのイージープル&ベントニードルがあると便利です。これはフックの交換などでも便利なアイテムです。

グッバイ、チャーリー


 フォレストウッドカップでは、ビッグニュースが次々と発表されました。中でもアングラーたちをビックリさせたのは、来季ウォールマートがスポンサーに帰ってくるというニュースでした。今季、ウォールマートの撤退を引き金に、数多くのスポンサーが撤退し、多くの有名FLW選手がチームを失ってしまいました。中にはこれを契機にB.A.S.S.エリートを目指す選手もいたり、ツアー参戦を断念した選手もいました。結果としてはこの1年は選手たちにとって踏み絵となった形です。
 来季、FLWはどれだけのスポンサーを獲得し、どんな顔ぶれがチームメンバーとなるか注目です。
 もう一つ、決勝のウェイイン前に大きな発表がありました。アーウィン・ジェイコブズがTブーン・ピケンズというおじいさんを連れてステージに上がったのでした。正直、ボクはこのピケンズをほとんど知りませんでしたが、アメリカではテレビでもよく顔を見せる有名人で、大統領選にも影響力を持つビリオネアーだと教えられました。
 2人はなにやら難しい話をして、上手く聞き取れなかったのですが、どうやらピケンズがFLWアウトドアーズの株主となって、ジェイコブズを助けて共同運営をするというものでした。中でもビックリは、ピケンズの一声で、フォレストウッドカップの賞金は10万ドル上積みされることになったことでした。
 ここまでが現場で発表された話ですが、ジョージアからカリフォルニアへ向かうドライブ中、もう一つの衝撃ニュースが入ってきました。それが、長年FLWの顔だったチャーリー・エバンスがFLWの社長兼CEOを退くという話でした。その人柄で多くのアングラーに愛されたチャーリーがいなくなるということで、ボク達は大きなショックを受け、話題もこの話で持ちきりとなりました。クビになったという話やチャーリー自らが引退したなど、噂もいろいろ流れましたが、真相は不明です。
 チャーリー・エバンスは1982年からトーナメントディレクターを務めていて、2004年からはFLWの社長兼CEOでもありましたが、コアングラーのボクの名前までしっかり覚えてくれていて、気さくに声を掛けてくれました。チャーリーに会えるのもFLWトーナメントの楽しみの一つだっただけに、ボクもショックでした。フィッシングエキスポでは「来月(9月)また会おう」と言って別れたばかりだったのですが、本当に残念です。また、どこかでチャーリーがウェイマスターを務める舞台に立ちたいです。

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