傷ついたベイトのアクション


Imgp4272  何年か前に水面で死にかけのベイトをイメージしたルアーを作りたいと思って、かなり変わったルアーを思いつきで作りかけたことがあります。横向きでトリッキーに動く半死のベイトが尾びれだけを動かすイメージで、ルアーはジョイントですが、前方のボディーはラインスルーになって、後部ボディーにラインアイを付けました。ボクが雑誌等で紹介したことがあるダブルワッキーと同じ要領です。ただ、作りかけたのはいいのですが、飽き性のボクは途中で投げ出して、そのままになっていました。
 そんなボクとほとんどまったく同じアイデアで、途中で投げ出さず製品にまでして今年のICASTで紹介したテキサスのメーカーがあります。ミンダ・ルアーズ社のインジャード・ミンダというルアーで、まさに文字通り傷ついたベイトをイメージして作られたようです。ボクは最初にこれを見たときに、世の中には同じようなことを考える面白いヤツがいるんだな、と嬉しく思いました。
Profile_babybass_img_2872_i  プラスチック製のジョイントボディーで価格は19.95ドルとかなり高めの設定となっています。このルアーのキャッチコピーはストライクゾーンをより長く移動させずに誘うことができるということです。また、スローリトリーブでクランクベイトとしても使えるようです。ルアーにはDVDが付いてくるようで、同じ動画がYou Tubeにもアップされています。アクション動画を見る限り、ボクが途中で投げ出したのと一緒で、それほど弱った魚っぽく見えません。やはりテールはスカートではなく、スイムベイトのようなソフトの尾びれっぽいのが良かったと思うのですが・・・。数年後には消えてなくなってしまいそうなメーカーですが、流行のルアーをコピーするようなメーカーばかりではなく、こういう根性のあるメーカーもたまには登場しないと面白くないですよね。

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