月別アーカイブ: 2007年11月

いよいよメガバスが本腰?


Luke  メガバスがルーク・クラウセンとハードベイトのみのスポンサー契約を結んだといいビッグニュースが飛び込んできました。ルークといえば、バスマスタークラシックとFLWチャンピオンシップの両方を制した今や押しも押されもせぬFLW系のビッグネームです。今シーズンはフィッシングエルボーになって目立った活躍はありませんでしたが、今は肘の手術も終え、来季へ向けてリハビリを続けているところでしょう。ルークは契約金が高く、最近はスポンサーをころころと変えてきました。2007年シーズンが始まる前にはラッキークラフトと契約するかも、なんていう噂も流れましたが、結局は契約はありませんでした。
 メガバスは早くからアーロン・マーテンスやランディー・ブロウキャットたちとスポンサー契約を結んできましたが、これらの契約はアメリカマーケットに向けてというよりも、日本マーケットに対してのイメージ戦略といった印象が強かったと思います。実際、これまでメガバスのルアーはアメリカでは限られたショップでしか売られていませんでしたし、アメリカ人のタックルボックスを覗いてもメガバスのルアーが入っていることはほとんどありませんでした。ところがここ最近はワンテンミノーの人気を契機に、メガバスルアーの認知度がアメリカでも少しづつ上がっているのを感じます。いよいよメガバスもアメリカマーケットに対して本腰を入れるのでしょうか? ただ、ルークはボクのイメージではハードベイトをガンガン投げるスタイルよりもソフトベイト全般が得意なアングラーです。そういう意味では少しミスマッチな感じがしないでもないですが・・・。
 ルークはFLWシリーズを欠場したので、フィッシュオフ出場(2月7-9日)はありません。FLWイースタンシリーズ初戦(1月23-26日)とFLWツアー初戦(2月28日-3月2日)の間にはたっぷり時間がありますし、来季からはオフリミットもあります。メガバスとしては来年2月のフィッシングショーにルークをゲストで呼ぶことも可能でしょう。久しくメガバスはアメリカのプロをフィッシングショーに招待していませんが、来年は期待できそうです。

痴話げんか?


Imgp3511  9月のアミスタッドの試合で再会したバイロンとフィアンセのマリーとは、試合後も一緒に食事をして、本当に仲の良い感じだったのですがが・・・。
 25日、今週末にワイルドカード参戦のためにフロリダに訪れているバイロンとマリーは、酒の席で酔ってしまったのか、マリーがバイロンを殴り、バイロンが負傷し、マリーが逮捕されたというニュースが飛び込んできました。
 バイロンとマリーは釣り人でなくても、全米で知らない人がいないぐらいの有名なカップルです。アメリカで高視聴率をマークした人気番組”バチェラー”のスペシャル企画で2人は出会い、バイロンは何週間にも渡って数多くの女性をふるい落とし、最後の1人に元NFLのチアリーダーでもあるマリーを選んで、最後の1本のバラの花を手渡して番組は終了しました。ボクもビデオを撮ってもらって見たり、最終回は現地で偶然見ました。そんな2人ですから、一般のニュースでも大きく取り上げられているようで、ちょっとした芸能ニュース扱いになっているようです。
 バイロンはエリート残留を懸けて集中しなけれないけない時だけに、とんだ災難です。

これもS字系


Texas_rig  アメリカではバークレーのバンジーシリーズやナチュラルモーションルアーのスネークなど、曲がった状態でクセのついたワームはいろいろあります。今回紹介するスリンカー・ルアーズのスリンカーもS字状に強烈に曲がったストレートワームです。これら曲がったワームの最大のコンセプトは曲がったボディーがラインに引かれて真っ直ぐに引き伸ばされた後にワーム自体が元の形状に戻ろうとする”リバース”アクションです。このマテリアル自身が起こすアクションは、ワームがより本物に近い動きとなり、バスにとってはたまらない動きに見えるに違いありません。これって、昨日紹介したウィグル・リグにも考え方が似ていると思いませんか? 話は逸れますが、ワッキーリグもワームが戻ろうとする動きこそがバスに一番アピールしているんだと思います。
 スリンカーはレギュラーサイズ(8本入り)とジュニアサイズ(10本入り)があり、1パック4.89ドルとなっています。HP内には動画も用意されています。動画を見ているといろいろ試したくなってきます。
動画はこちら

話題のウィグル・リグ


Swigglerigd  最近、アメリカのネットフォーラムで話題になっているウィグル・リグという新しいリグがあります。リグといっても、基本的にはドロップショットリグと変わりませんが、リーダーとシンカーの間にスペクタスティック(SpecTastic)という伸縮製の高いゴムのような特殊な素材のライン?を繋ぐだけです。
 このスペクタスティックは3/4oz程度のテンションで3倍の長さにまで伸びるそうで、ロッドアクションを加えてもシンカーは動くことなく、スペクタスティックだけが伸びた分ワームは引っ張られ、ロッドテンションをフリーにすると直ちにスペクタスティックが縮むのでワームは反対方向に引き戻され、今までロッドアクションだけでは不可能だったクイックな”往復”のアクションが可能になるというものです。
Wigglekit_3  たしかにHP内の動画を見ると、速いスピードでワームが行ったり来たりして、いかにも生きているような動きをします。バスにとっては今まで目にしたこともないワームの動きなので、思わずバイトしてしまうというわけです。なるほどと、試してみたくなるアイデアです。写真のシンカー&ハリス止め付きの4本セットとスペクタスティック14本のスペアセットで5.95ドルということです。
動画はこちら

まさに死にかけのベイト


Imgp3838  クリアレイクの試合で思いついた工夫を紹介します。クリアレイクには桟橋が無数にあって、桟橋攻略は重要な要素となります。残念ながら、本戦3日間のボクのパートナーは全く桟橋狙いをしなかったので、結局役には立たなかったのですが、プラクティス中に試してみたら、かなりいい感じで釣れた方法です。
 ズームのスピードワームのパドル部分をハサミでカットして、ベイトの尾びれっぽくしてやり、ジグヘッドワッキーで使います。フックはキングコブラを使いました。フックを刺す位置は真ん中よりもやや頭部よりにセットします。スピードワームの塩加減(フォール加減)がちょうどよく、さらにハリのあるマテリアルがボディをくねらせ、テールがピクピクと震え、まさに死にかけのベイトです。さらにベイトは刺し位置を変えることで右向き、または左向きにスライドしながら泳ぐので、桟橋の奥へ奥へと入っていきます。ダイレクトにスキッピングで桟橋下に送り込むよりも、横へ横へと泳がせながら、桟橋のシェイド側の柱際に送り込んでやる方が大きいサイズが浮いてきて食ってきました。
 まだ、それほどやりこんでいませんが、真っ直ぐフックを掛けるよりもやや斜めにフックを刺す方がスライドさせやすいなど、まだまだ研究の余地がありそうで、来シーズンが楽しみです。

ギッギーシリーズのリザード登場


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 ギャンブラーはシェイキーヘッド用ワーム、ギッギースティックと同様の中空ボディのギッギーリザードをリリースしました。リザードといっても、いわゆるカーリーテール系のバルキータイプではなく、フィネス系のスリムなボディーで、4本のパカ系のフラッピングレッグが特徴です。フォール中にこの4本のレッグがパタパタとはためくというわけです。シェイキー系で誘う際に少しだけアピールが欲しいというときに良さそうです。ネコリグでも良さそうですね。中空ボディーの中にラトルを挿入してさらにアピール度をアップさせるのも面白そうです。サイズは5インチで9本入り3.99ドルということです。

クリスマスプレゼントにいかが?


Crawbuzz_red1  先日、近所のタックルショップを覗くと、かなりキテレツなルアーを発見しました。一見すると普通のバズベイトなんですが、なぜかヘッドがリアルなザリガニ型で、ヘッドが1オンスもあるんです。スカートも特殊で2本刺さって、ザリガニのクローを意識しています。ヘッドは重すぎてとても浮き上がりそうには思えないし、ヘッド形状はゴミを拾いそうな形で、まったくセンスを感じられません。CJバスカスタムルアーズといって、ボクは今まで見たことも聞いたこともないルイジアナのメーカーでした。日本って、本当に何でも入ってきますね。
 そこで興味がわいたのでホームページを調べてみました。カスタムメイドのウッドルアー(トップウォーターやクランクベイト)が専門のようで、スピナーベイトやバズベイトもマジメに作っています。でも、ボクがショップで見かけたザリガニ型のバズベイトが見つからない、と思ったら、別のページにルイジアナ名物食材のザリガニをあしらったプレゼント用?として紹介されていました。どうやら、マジメに作った製品ではないようで安心しました。

新しいメーカー


Lg105culltime  先月のクリアレイクの試合で、ボクの初日のパートナーが見慣れないワームを使っていました。メーカー名はオープンウォーター・カスタムベイツといって、2007年にできたばかりの新しいメーカーのようです。オーナーはかつてのビッグボーイ・ベイツのオーナーだった人物だそうです。
Lg102shimmershad  現在はジグとワームを販売しています。ボクが興味を持ったのはアルファ・ホッグ(写真上)とスティングレイ(写真下)というワームです。スティングレイはキャロライナリグにいいそうですが、ボクとしてはバックスライドやノーシンカーのワッキー(日本ではピクピクっていうんでしょうか?)で良さそうな気がしました。

今度はダブルウィロー


Suspina  アメリカではスピンジグがいろいろ発売されて、ちょっとしたブームですが、ギャンブラーの新作に続いて、バックアイ・ルアーズからダブルウィロータイプのスー・スピン・ブレードが発売されました。スピンジグも当初はスーパーフルークをトレーラーにセットするのが定番でしたが、最近はシャッドテールのスイムベイトをセットして使うのが流行っています。リアクション・イノベーションズのリトルディッパーもサイズ的にスピンジグ用という意識があるようです。日本でも一時期、スウォーミング・ホーネットが販売されましたが、結局流行ることはありませんでしたが、そろそろ日本でも流行りそうな気がするのですが・・・。

注目のニューワーム


Yhst11533450086899_1977_76924  ギャンブラーから気になる新製品がリリースされました。ブルータス・スイムベイトは4インチサイズの流行のウィードレスタイプのスイムベイトですが、テール部が上部に反った形状をしています。ちょうど、バークレーのブロディーと同じコンセプトだと思います。安易にバストリックスをコピーしていないところが好感が持てます。ノーシンカー状態で、バランスを崩さずに泳ぐのか少し心配ですが、どんな感じで泳ぐのか非常に興味深いです。バジング(ウェイキング)で使ったら、どんな感じなんでしょうか?