カテゴリー別アーカイブ: テッケル

今年もバサクラ行きます その1


img_070110月も半ばというのに、暑い日が続きますね。今月末にはバサクラですね。こんな調子なら、利根川もまだまだフロッグでイケるんじゃないでしょうか? ボクは今年もハーツマリン様のブース内で、カラーミーイベントをさせていただきます。毎年、いろいろな方とフロッグ談義ができるのを楽しみにしています。

また、イベント限定として、私がポッパーチューンしたテッケルフロッグを販売する予定です。数量限定でカラーはブラックブルーとボーンのみとなります。購入したフロッグにラメ等を塗ってもらうこともできます。興味のある方はお早めにハーツマリンブースへお越しください。

 

ポップなテッケル


フロッグを長年やっていると、どうしてもポッパータイプのフロッグがほしくなる状況ってあります。ただ、ポッパータイプのフロッグって、頭部がどうしても大きくなるのですり抜け効果が悪かったり、フッキング時に頭部のカップがめくれるようになって、フッキングの邪魔をしてすっぽ抜けることが多くなります。また、カップ部分の水の抵抗が大きいので、強くポッピングをすると、ボディーが変形してスポイド効果で水をボディ内に吸い上げやすい構造的欠点もあります。

いつかはポッパーフロッグも作ってみたいのですが、とりあえずのチューニングで、意外にも市販のポッパーフロッグより優れているんじゃないの?と思えるポッパータイプが簡単に作れるので紹介します。用意するのはホームセンターに売っている吸盤です。この吸盤はエラストマー素材でできていて、それ自体の浮力が高いので、テッケルに取り付けても、頭下がりになる心配もありません。サイズは直径20mmか25mmがちょうどいいです。両面タイプの吸盤は1個でカップが2個使えるのでお得です。これの真ん中をポンチで丸く抜いて、速攻多用途タイプの瞬間接着剤で接着するだけです。意外に数匹バスを釣っても、外れたりしません。

吸盤のシャープなエッジによるカップは一体型のポッパーフロッグでは出せない小技が効きます。軽いアクションで、きれいにスプラッシュを飛ばすことも簡単にできますし、首振りも自在です。フッキング時にもカップが極端にフッキングの邪魔をしませんし、強くポッピングをしてもボディ内に水が入りにくい利点もあります。このポッパータイプはトロロ藻状のモスエリアでも効果が絶大です。すり抜けのよいボディでモスエリアを引くと、後方のフックがモスを拾ってしまうことが多くなるのですが、カップを付けることで、モスをかき分けでくれるので、フックにモスが絡みにくくなって、ストレスがずいぶん軽減されます。

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テイカーに関する重要なお知らせ


いつもテッケル製品をご愛用いただき、ありがとうございます。4月に発売しましたバズベイト”テイカー”ですが、5月に入って嬉しい釣果報告が届き始めています。その一方で、お客様からペラのプラスチックボディーのエンドキャップ部分が着脱したという報告を数件いただきました。
テイカーに関しては当初はソリッドの樹脂ボディーにアルミペラを組み合わせたデザインを考えていましたが、よりスクイーキーな金切り音を出すため、そしてウィード絡みを軽減するために、ストッパー部分をボディ内部に収納するために、あえて複雑で金型が高額になる今のデザインを採用しました。
プラスチックのボディーはフロントとエンドキャップの2ピースになっていて、接着剤で固定しています。強度的には心配だったので、昨シーズンはテストを繰り返し、30人以上のアングラーにもモニタリングテストしていただきました。その結果、強度的に問題ないと判断し、製品化した次第です。実際、製品版を使ったメキシコでのテストも問題なしでした。
発売から1か月経って、数件のキャップが取れたという報告を受け、私自身かなり激しく水面にたたきつけるなどの強度テストをしたところ、やはりキャップが取れるものがありました。結論として、工場での組み立て行程は、工員による手作業のため、接着剤の多い少ないがあって、キャップが取れるものが出てしまうと思われます。
購入された方でキャップが取れそうなものがあれば、または取れるのが心配な方は接着剤で補強をお願いします。もし、取れてしまった方がいれば、メールかフェイスブックでお知らせください。スペアのエンドキャップをお送りさせていただきます。お手数ですが、接着剤で止めて修理してください。
販売店様にもエンドキャップをお送りしますので、販売店様でスペアキャップをもらうこともできると思います。たいへん、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
granbass@mint.ocn.ne.jp
https://www.facebook.com/teckellure/
https://www.facebook.com/hideki.maeda.58

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4月10日、テッケル”テイカー”全国同時発売 その2


テイカーはABS樹脂とアルミの複合一枚片ペラのバズベイトとなりました。独特の水カミ音と大きな飛沫(スプラッシュ)、アンバランスなペラの遠心力によって起こる大きなバイブレーションが特徴です。
ヘッドに内蔵したブラスボールにアルミペラが接触するようにすれば、カン高い大きなクラック音をたて、その衝撃によるヘッドのバイブレーションがスカートを不規則にフレアさせます。アルミペラが接触する部分のシャフトにはネジ切りをしていますので、その摩擦でスクイーク音も発生します。
飛行中はペラが回らず、抵抗が小さいので飛行姿勢が安定して、向かい風でもキャストがしやすいです。もちろん、ロングキャストがしやすいです。これは大きな武器になります。
もう一つ、これはボク自身、実際に使って初めて分かった意外な点だったのですが、テイカーは非常に直進性能が高いです。普通に考えたら、片ペラで大きく右や左にカーブして進むと想像しそうなんですが、本当に真っ直ぐリトリーブできます。狙いのトレースコースにしっかりリトリーブできるというのも、大きなアドバンテージとなります。
フックはあえて日本製を使用せず、マスタッドフック5/Oを使用しました。最近、マスタッドフックを使用したスピナーベイトやスイムジグなどを使うことが多く、以前よりもマスタッドフックに対する信頼度が上がったのもありますが、バーブが日本製のフックよりも若干大きめで、バラシが少ないように感じたからです。
最後に。テイカーは決して”ヤバイ”ルアーではありません。そんな安っぽい言葉では片付けてほしくありません。もちろん、世界一釣れるバズベイトでもありません。そんな発言をできるのは、世間知らずの経験の浅いアングラーでしかありません。ボクは違います。世の中にたくさんある名作と呼ぶに相応しいバズベイトをたくさん知っています。ただ、これだけは言えます。唯一無二の使って楽しいバズベイトです。手前味噌になりますが、面白いルアーができたと自負しています。

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4月10日、テッケル”テイカー”全国同時発売 その1


テッケル初のバズベイト、TAKER(テイカー)がいよいよ発売です。4月10日、全国同時発売となります。価格は税抜き1500円、カラーは6色用意しました。
テイカーは最初のプロトができたのが2014年の秋、なかなか時間が掛かってしまいました。きっかけは、皆さんの想像通りで、ワッパープロッパーでした。
1枚の片ペラによるイレギュラーなトルクのある回転に魅せられたボクはワッパープロッパーの虜になって、それこそフロッグを投げるのをときどき忘れてしまうぐらい、どこでも投げまくりました。
ワッパープロッパーはビッグフィッシュもよく反応するのですが、バイトの割にフッキングする率が低く、何度も悔しい思いをしました。さらに琵琶湖ではウィードのゴミなどを拾うと、すぐ回転しなくなってストレスもたまります。そんなわけで、ワッパープロッパーのようなペラが付いたバズベイトがあったら面白いのでは?と思うのは必然でした。
いろいろハンドメイドで試作したのですが、猿マネしてワッパープロッパーと同じPVCのソフトマテリアルで作るのは、過去にこのブログで何度もリバートゥシーをパクリメーカーと罵ったボクとしては、さすがに恥知らずで許されません。
バズベイトとしてのサイズ感では、思うようなサウンドもなかなか得られず、試行錯誤の結果、ABS樹脂とアルミの複合ペラにするアイデアに落ち着きました。この複合ペラは、前後をワイヤースルーにしてリベットで止めるのが、最もシンプルで簡単なんですが、ウィードレス性能を向上させるために、ペラを固定するパーツはABSボディ内に収めることにしました。おかげで金型代が非常に高くついてしまいました。

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メキシコに行ってきました


先週はメキシコまで釣りに行っておりまして、昨日帰国しました。今回はレイク・エルサルトが2日半、レイク・ピカチョスが2日で、撮影がメインの釣行でした。

迫力のあるシーンをたくさん撮ろうとがんばったんですが、状況があまりトップウォーター向きではなく、かなり苦戦しました。それでも、面白い画がいくつか獲れたと思います、ぼちぼち、Youtubeやフェイスブックで公開していきたいと思っています。

日本もすっかり暖かくなっていて、いよいよ春って感じですね。新作のバズベイト”TAKER”テイカーも4月には発売したいと思っています。

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キープキャストでお会いしましょう その2


キープキャストのテッケルブースでは今年もオリジナルTシャツを販売します。ボクも釣りに行くときはよく着ているさらさらドライ素材の半袖と長袖です。サイズはS、M、L、XLを用意しています。価格は半袖が3800円(税込み)で長袖が5000円(税込み)です。
今年はTシャツを買ってくれた方に今春発売予定のバズベイト”TAKER”の最終サンプルをプレゼントしたいと思います。ただし、数に限りがあります。まあ、バズベイトシーズンインまでには発売しますので、ご安心ください。
いろいろなメジャーブランドがたくさんある中、わざわざこんなマイナーなブランドのTシャツを着ていただけるなんて、本当にいつも感謝しております。テッケルのTシャツを着た人が、恥ずかしい思いをしないよう、ボク自身も気を引き締めて、がんばりたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

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キープキャストでお会いしましょう その1


いよいよ来週末はキープキャストです。年々盛り上がる国内最大のルアーフィッシングイベントに、もちろんテッケルも参加します。多くのテッケルファンとお会い&お話できるのが今から楽しみです。
テッケルブースでは恒例のフロッグ色塗りイベントします。カラーミーのワッカー、ホンカー、チョーカーを購入していただくと、お好きなカラーにペイントできます。
毎年楽しみにしてくれている方もおられ、未体験お方はぜひ挑戦してください。本当に楽しいです。自分で(お子さんが)塗ったフロッグで釣ったバスは格別ですよ。
もちろん、フロッグの無料修理補修サービスもやります。歯形のいっぱい入ったフロッグを持ってきてください。

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理想のフロッグロッドのこだわり その1


レジットデザインから今季発売予定の2本のフロッグロッドを詳しく紹介する前に、他のワイルドサイドシリーズとは少し違う仕様になった、ボクのこだわりの部分についてまずは紹介します。
海外遠征の際、一番困るのがロッドの持ち運びです。航空会社によって規定はいろいろなんですが、日米間を飛ぶジャンボ機の場合、有料無料に関わらず、3辺(縦、横、高)の合計が115 インチ(292 cm)までのロッドケースは預け荷物として受託してくれるところがほとんです(エアカナダはNGだったので要注意)。ちなみにボクがよく利用するユナイテッド航空は無料で預かってくれます。
ところがアメリカの国内線で地方都市へ飛ぶときなど、小さな機材を利用する場合、長さが80インチ(203cm)を超えると預けることすらできない場合があります。ロッドケースを203cm以内に収めようとすると、中に入れるロッドは6フィート6インチが限界です。これがボクにとってはいつも頭を悩ませる大きな問題です。
フリッピングロッドなどは数は少ないながらもテレスコタイプがありますので、それらを愛用していますし、7フィートクラスのロッドはグリップ脱着タイプのロッドを用意しています。
ボクにとって、一番こだわりの強い釣りといえば、フロッグゲームであり、理想のロッドであればあるほど、それと違うロッドで釣りを強いられることはストレスになります。当然、海外のどこに行くにも同じロッドで釣りをしたいと思います。ところが6フィート9インチモデルはそのままでは持って行けない場合や地域があります。
そこで、日本のマーケットではあまりないと思いますが、6フィート9インチモデルのフロッグロッドはグリップ脱着タイプにしてもらいました。たとえ、80インチ以上でも預かってくれる場合でも、ロッドケースは短くなればなるほど、輸送中の破損のリスクも軽減できます。せっかくの海外遠征ですから、ロッドケースごと中身が折れるなんてことは、可能な限り避ける努力はしておきたいものです。
正直、この個人的なわがままを聞いてもらったことが、ボクにとって何よりも嬉しく、完成にたいへん満足しています。これでどこへ行くにも一緒です。

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理想のフロッグロッド その5


昨年秋にフロッグロッドの開発に参加させていただいていることをこのブログで紹介しました。開発テーマに関しては4回に渡って書かせていただいたので、読み返してみてください。

理想のフロッグロッド その1
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/09/20/2562

理想のフロッグロッド その2
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/09/27/2565

理想のフロッグロッド その3
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/10/02/2569

理想のフロッグロッド その4
http://granbass-blog.teckellure.com/2015/10/07/2572

そして、シーズンインには少し早いですが、今年レジットデザインのワイルドサイドシリーズから、2本のフロッグロッドが発売されることを報告します。モデル名はWSC65MHとWSC69MHです。
昨シーズン、あちこちのフィールドでさまざまなボートに乗って、前に立ったり、後ろに立ったり、テストしまくった納得のロッドです。ロッド開発には全くの素人でとことん釣り込まないと答えが出せないボクでしたが、何度もサンプルを作ってもらい、ようやく世間に出しても恥ずかしくないロッドに仕上がりました。
ボクがフロッグロッドに求めたテーマは①キャストが決まり、②アクションさせやすく(疲れない)、③フッキングが決まる(バイトを弾かず、バスを吹き飛ばさない)、この3点です。この3点は相反する面もあって、実釣を重ねながら妥協と両立を図りました。 特徴的な点は6フィート9インチと6フィート5インチという一般的なフロッグロッドよりショートロッドである点です。これこそが、どうしても世に問いたかった点であります。フロッグロッド=7フィート以上の先入観を持っている人にとっては、短すぎると思うかもしれませんが、日本のボート釣りスタイルでは、このレングスのアドバンテージはたくさんあります。
それもこれもただ硬いだけではなく、トルクフルでしっかり曲がってバスの重みを受け止めてくれるレジットデザインのブランクだからこそなし得た成果だと思っています。実際、プロトタイプのロッドで数々のビッグバスをキャッチすることができました。7月にはカリフォルニアデルタで一生の思い出となる1尾をもたらせてくれました。
発売はまだ先ですが、名古屋のキープキャストでは、レジットデザインのブースで実物が展示されるはずなので、興味のある方はぜひ手にとってチェックしてみてください。

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