巻いて使うのが基本のエリザベスリグをその透明な襟巻き部からスクラウンジャー系と見る人がいるかもしれませんが、やはり大きな違いがあります。スクラウンジャーは大きなロールアクションが基本で、しっかりアクションするリトリーブスピードの幅が狭い欠点があります。遅すぎるとまったく動きませんし、速すぎるとグルグル回転してしまいます。ヘッドに固定されたソフトリップが大きな抵抗になって飛距離が出ない欠点もあります。
エリザベスはスローリトリーブでもファストリトリーブでもしっかり動きますし、飛行時は抵抗が少なく極端に飛距離が落ちません。スキッピングだってできます。
スクラウンジャーはトレーラーにはシャッドシェイプ系のワームが相性がよく、シャッドテール系は向いていないと思いますが、エリザベスはトレーラーを選びません。
スクラウンジャーはよりナチュラルに誘うので、クリアウォーター系のフィールドで特にアメリカではスポッツ狙いで効果を発揮するのに対して、エリザベスは水を攪拌しまくって、見た目以上の存在感でアピールしますので、マッディーウォーターでも有効です。
たとえて言うなら、スクラウンジャーはミノー系、チャターベイトはバイブレーション系、エリザベスはクランク系の動きじゃないでしょうか?
エリザベス その4
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