日別アーカイブ: 2014年6月10日

バスをキープしないトーナメント その2


 メジャーリーグフィッシングは、もちろんテレビ向けのショー的に要素が高く、多くのスポンサーのおかげで可能なトーナメントです。大規模なオープンな試合なら、さすがに参加者全員分、同船するマーシャル(審判)を用意するのは不可能でしょう。
 しかしながら、メジャーリーグフィッシングのフォーマットスタイルは、アメリカではすでに有名プロでなくても、クラブトーナメントでも実現可能です。
 メジャーリーグフィッシングが提供している有料のスコア・トラッカー・ライブを使えば、メジャーリーグフィッシングスタイルのバスを持ち込まないトーナメントが可能となります。
 もちろん、ウェイトは自己申告または同船者に任せることになるので、大きな賞金がかかった試合では、実現は難しいかもしれませんが、身内のトーナメントでは、これで十分楽しめるはずです。
 むしろ、ライバルが今どれだけ釣っているかが把握できるので、新しいゲームとしての展開が期待できます。そもそも、他のスポーツのほとんどは対戦相手を見ながら、常に状況を把握して試合をするのが普通で、今のバストーナメントの方がスポーツの世界では異質と言えます。
 そもそも、日本もアメリカに倣えで5匹リミットが定着していますが、これはアメリカのレギュレーションでは5匹までしかキープできない州がほとんどだからです。キープさえしなければ、釣ったバスすべてをカウントすることも問題ないというわけです。別に数釣りを推奨するわけではないですが、トーナメントの楽しみ方は、一つである必要はないのです。
 今の日本はバスが減る一方なのに、あいかわらずマリーナやクラブ、ショップ規模の大会が毎週のように各地で行われています。それらのキープされるバスが、仮にすぐにキャッチ&リリースされるとしたら、バスの減少はかなり抑えることができると思うのですが・・・。10年後、20年後、将来いつまでもバスフィッシングを楽しみたいために、考える時期が来ていると思います。
http://scoretrackerlive.com/