チャターベイトの最大の欠点と言えば、根掛かりが多いことです。本当にビックリするぐらい引っ掛かりまくるルアーで、杭1本かわすことすら難しいです。そんなわけで、アメリカではチャターベイトはグラスレイク用といったイメージが強いです。実際、チャターベイトが生まれたのもフロリダです。
では、チャターベイトはグラスならうまくすり抜けたり、グラスを切ってくれるかと言えばそうとも言えません。比較的カナダモなどのトップをかすめるぐらいなら問題ありませんが、エビモなどの硬いグラスはブレードとヘッドのジョイント部に絡んだりしやすく、すぐ動かなくなってしまいます。仮に絡まなかったとしても、グラスとの当たりが強く、スムーズなリトリーブが行えません。
特に最近の琵琶湖のように放水量が多くなると、グラスが横に長くなびき、グラスを大きく揺らしてしまい、バスに警戒心を与えるばかりか、スタックしまくって本当にストレスを感じます。
一方のエリザベスリグですが、一見するとすり抜けが悪そうにも見えますが、襟巻き部は自由度が高いので、軽いタッチで何でもかわしてくれます。当然、グラスレイク以外でも場所を選びません。何も付いていないノーマルのテキサスリグよりも襟巻きがむしろウィードガード効果となって、ブッシュカバーなどでも本当に根掛かりしません。これは大きなアドバンテージです。
チャターベイトは水面直下を引くのも苦手ですが、エリザベスならスローリトリーブで水面直下を引くようなことも可能です。引き波を立ててウェイキングさせるような使い方も得意です。
エリザベス その5
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