テッケルブースでは昨年、プロトを発表したバズベイトの最終サンプルを展示します。昨シーズンは多くのアングラーにもテストに参加していただき、改良点を修正し、ようやく完成しました。4月には発売できそうです。名前はTAKER、テイカーといいます。
金型を複数個も起こし、思った以上にコストが上がってしまいましたが、面白いルアーができあがったと自負しています。
開発をするきっかけはワッパー・プロッパーです。このルアーにインスピレーションを受け、片ペラのバズベイトを作りたいと思うようになりました。ただ、ワッパープロッパーと同じPVC素材の一体化ペラを作るのでは芸がないので、自分なりに試行錯誤してできたのが、このABS&アルミの複合ペラです。
当初、かなり浮き上がりが遅く、扱いづらいルアーだったのですが、細かい調整で、それほどストレスなく使えるようになりました。
ペラとシャフトを止めるパーツは通常、むき出しでリベットを使用しますが、そうすると、リベット周りにウィードが巻き付いてしまう宿命があります。テイカーは留め具をABSのペラボディの内部に収めたので、ウィード絡みを軽減することができました。
片ペラのバズベイトは、今までのバズベイトと違う有効な点がいくつかあります。アクションやサウンド、飛沫はYOUTUBE動画を見ていただきたいのですが、1枚のトルクのある回転がヘッドにバイブレーションを伝えます。飛行中はペラが回転しないので、飛行姿勢がよく向かい風でもキャストがしやすいほか、これは意外だったのですが、右や左にカーブすることなく、真っ直ぐ一直線上にリトリーブできます。
まあ、「これでしか釣れないバスがいる」とか、「神の飛沫」、「奇跡のサウンド」なんて言うつもりはありませんが、使って楽しいルアーができたと思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=C8F0VCdbmzc&feature=youtu.be
RIN様
コメントいただいていたのに、気が付かずに放置しておりました。たいへん失礼しました。
ご指摘の通り、スクィーキードルフィンに似ていますよね。スクィーキードルフィンはボクがデザインし、名付けの親でもあります。ただ、スクイーキードルフィンは1/2ozのヘッドですが、テイカーは3/8ozとなっていて、同じヘッドではありません。
スクイーキードルフィンは廃盤ですが、アメリカでもファンは多く、いつか限定的に復活させてもいいかなと考えています。
今晩は
いつもこちらのブログ、楽しく拝見しています。
新しくでるバズベイト、とても面白そうです。
リアクションイノベーションズから出ていたスクイークドルフィンの機能が色々みてとれますが
あのバズも前田様のアイデアだったんでしょうか。
あのバズは2つ持っていますが、廃番のようなので、根掛かると怖いので使ってないです。