テッケルなバズベイト その3


実はテッケルなバズベイトには大きな欠点があります。バズベイトとしては致命的なほど浮き上がりがめちゃくちゃ悪いんです。ルアー開発って、そう甘くはありません。 このバズベイトはスローリトリーブではまったく使いものになりません。ハイスピード専用です。しかもシングルプロップなので、一度水中に没してしまうと、浮き上がるまでの助走にかなりの距離が必要となります(一度浮き上がってしまうと、問題ないのですが・・・)。そんなわけで、かなりクセのある使いにくいバズベイトと言わざるをえません。 ハイスピードリールとロングロッドは絶対条件で、ライナー気味にキャストして、着水前にはリトリーブ体勢に入って、着水後素早くリトリーブを開始できる人でないと扱いにくいと思います。上級者向けとは言いませんが、ある程度の慣れが必要です。 着水後すぐにバイトチャンスがあるようなピンポイント狙いでは不利ですが、広大なウィードフラットを探るような釣り方では面白いです。使いこなせるかどうかは、あなた次第です。 正直な話、メジャーなブランドでは、絶対にリリースできないようなルアーです。逆を言えば、インディーズブランドだからこそ、リリースできるルアーといえます。まさにテッケルらしいルアーだというわけです。 ボク自身、このバズベイトがあれば、他のバズベイトは要らないなんて思っていません。いろいろあるローテーションの一つとして使いたいと思っています。最近のバス業界は、似たようなルアーばかりですが、これで釣ったら楽しいと思えるような異端児があってもいいんじゃないでしょうか。まだまだ開発段階で、発売は夏以降となると思いますが、個人的には今年の5月のデルタのトーナメントでプロトを実戦投入したいと思っています。 10811340_423495214464421_548230480_n

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