年別アーカイブ: 2013年

チャートリュースシャッド


P1100646_800x600_640x480 ラッキークラフトが元祖(たぶん)で、今やアメリカでは定番となったカラーにチャートリュースシャッドがあります。トランスパレント系のハイライトブルー系のパールに、上品なチャート系のサイドラインのシンプルなカラーです。日本ではまったくと言っていいぐらい人気がないカラーですが、アメリカではかなり人気のカラーで、どこでもというわけではありませんが、場所によっては明らかに釣果の違いを実感することがあります。それも、クリアウォーター系からマッディーウォーター系まで万能です。今まで多くのトッププロのタックルボックスをのぞき見てきましたが、いつもごっそり入っています。
 ボク自身はなぜ釣れるのかといったウンチクはよく分かりませんが、不思議となぜか釣れます。コアングラーで釣りをしていて、ボーターが使っていて、その威力に何度か驚いたことがあります。
P1100649_640x479 昨年のサムレイバンの試合では、プラクティスでそのパワーを思い知り、試合前日のオフリミットに何時間もかけてタックルショップを回ってチャートリュースシャッドを探し回ったものです。
 今年のクリアレイクの試合では、タックルショップがLV500のチャートリュースシャッドがいくら入荷してもぜんぜん足りないと嘆いていたのが印象的でした。他のカラーは普通に売っているのに、チャートリュースシャッドだけは入荷したらあっという間に売り切れてしまうそうです。
 先日のH1グランプリのマスターズカップでは緊急来日参戦したスキート・リースがリミットメイクをして貫禄の5位入賞を果たしたのが話題となりましたが、そのスキートが使用していたのがRTO1.5のチャートリュースシャッドだったようです(写真はフェイスブックのH-1 Grand PRIXから拝借)。実はRTO1.5やRC1.5にチャートリュースシャッドカラーは存在せず、スキートのためにラッキークラフトが用意したカラーだと思われます。スキートが強くリクエストしたのか、そのあたりはよく分かりませんが、わざわざ非売品のカラーを使用していたのは、個人的には気になるところです。
 RCクランク時代から、このクランクを溺愛しているボクとしては、このカラーがないおかげで、仕方なくKVDクランクを使っていたので、ラッキークラフトさんにはぜひ販売してほしいと願います。

Skt

今週末はスキート・リース


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 USメガバスの豪華スターたちは帰ってしまいましたが、今週末はスキート・リースが関東初上陸です。さすがに来週末はバサクラ、翌週はケロケログランプリなので、3週連続で関東に行くわけにもいきませんので、今回は諦めます。ファンへのサービス精神が旺盛な茶目っ気たっぷりのスキートですから、楽しいイベントになりそうですね。

都市伝説を鬼斬り


P1100607_640x481 メガバスの招待でUSプロスタッフの豪華メンバー、アーロン・マーテンス、エドウィン・イーバース、クリス・ザルデイン、ルーク・クラウセンが来日し、琵琶湖での釣りを楽しんだようです。すでにエドウィンとルークは帰国し、アーロンとクリスももうすぐ帰国です。
 大阪のメガバスギャラリーのイベントはどうしても参加できなかったのですが、どうしても彼らに会いたく、日曜日に琵琶湖に出撃。無事にルークとクリスに会うことができ、その流れで厚かましくも、その夜のBBQ懇親会にまで顔を出し、贅沢な夜を過ごさせていただきました。
P1100610_640x480 彼ら4人はワールドレコードが出たレイク・ビワの釣りを楽しみにしていたようで、雑誌の取材も受けたようです。ただ、湖上で出会った彼らの姿にボクは違和感を覚えました。誰1人として、フロントでエレキを踏んで自身の得意な釣りを展開していないのです。アメリカのトッププロが初めての琵琶湖をどう攻略するかに誰もが興味を持つと思うのですが、実際はガイドさんの後ろでのんびり釣るのがメインだったようです。
 なぜか。彼ら4人は日本の船舶免許を持っていないからというのが、その理由だったようです。昨年のゲーリー・ヤマモト氏が免許を持ったプレスアングラーを同船させ、利根川のバサクラに参加したように、ボクは問題ないはずと主張したんですが、琵琶湖は特別というのが皆さんの見解でした。
 納得がいかないボクは調べてみました。
  平成15年6月1日に改正法が施行された小型船舶操縦士制度によると、有資格者による自己操縦に関して、以下のような記述があります。
 次の場合は、原則として、免許受有者以外の操縦はできません。
 ・水上オートバイを操縦する場合(全ての水域)
 ・ボートについては、港則法の港内及び海上交通安全法の航路内を航行する場合

 つまり、港則法の港内や海上交通安全法の航路内でなければ、免許を持った人が同船してさえいれば、誰がボートを運転してもいいということになります。
 海上交通安全法の航路とは、浦賀水道航路、中ノ瀬航路などの限られた海の水域での話なので、琵琶湖はまったく関係ありません。そもそも琵琶湖は特別という都市伝説のような制限は存在しないのです。聞き慣れない港則法の港が、例えば琵琶湖の大津港なども入るのかという点だけが残された問題です。
 そこで滋賀県の水上警察、琵琶湖水上安全協会、滋賀県琵琶湖レジャー対策室それぞれに電話をして確認してみました。結論からいうと、琵琶湖に港則法の適用となる港は存在せず、有資格者による自己操縦しか認められない水域はないということでした。もちろん、回りくどい聞き方などせず、単刀直入に質問しました。
 「ボクは免許を持っているんですが、免許を持っていない友人に琵琶湖でボートを運転させてもいいですか?」 担当者が即答で「はい、いいですよ」  ただし、琵琶湖レジャー対策室だけは、「分からないから水上警察に聞いてくれ」という回答でした。
 5分で片付く話でした。今回は残念ながら、アメリカのトッププロの真剣な釣りを見ることができなかったわけですが、次回はぜひ、彼らに自由に釣りをさせてほしいと思います。昔、ローランド・マーチンやラリー・ニクソンが来日したときみたいな衝撃を期待したいですね。できれば、今週来日予定のスキート・リースも、みんなまとめてバサクラに出てもらったら、すごく盛り上がると思うんですが・・・。

テッケル公式ホームページ


 すっかり寒くなって、フロッグで釣るのはずいぶん難しくなりましたが、ようやくテッケルの公式ホームページがオープンしました。まだ、100%完成していませんが、随時アップしていきたいと思います。
 ブログやフェイスブックでは語り切れなかったテッケルフロッグへの思い入れや秘密、ノウハウなども詳しく紹介しています。フロッグゲームのヒントや参考になるネタも盛りだくさんです。ぜひ、ご覧ください。
http://teckellure.com/

エリートシリーズの降格者ゼロへ


 バスマスターオープン枠からの15人のエリート昇格権利者の内、14人がエリート参戦を表明した前例のない事態の余波が、エリートアングラーにも広がっています。例年ならオープン枠からのエリート参戦希望者が少なく、結局エリートアングラーの降格組が毎年繰り上げになっていましたが、今季はルール通り実行すると、今季成績の悪かった10人がエリート降格となってしまいます。
 そこで降格組に回った選手の中で、今までは救われていたのに、今季だけ落とされるのは納得がいかないという話になったのか、急遽B.A.S.S.は来季のエリート降格はゼロにすると発表したみたいです。せっかく明文化したルールがあっても、それをルール通り実行できなかったわけです。
 B.A.S.S.はこれまでも何度かエリート枠の縮小化を図ってきましたが、長年のB.A.S.S.への貢献度を加味しろとか、たまたまスランプの年だってあるわけで、もっと総合的に判断しろとか、スポンサーの関係などもあり、実現できないままでいました。実際、エリートを降格して、再びオープン枠からエリート復帰を目指すのは、かなり狭き門になっています。エリートは入るのは難しいが、一度入るとなかなか落ちないというのが今のエリートシリーズということになります。実際、選手の中にも成績が悪くても、自分は落とされないという安心があったのも事実です。
 個人的にはルールは厳格にし、例外を作らず成績の悪い選手は落とし、オープン枠から毎年キッチリ15人入れた方が、よりレベルの高い試合になると思うのですが・・・。
 エリートシリーズの中でも自ら来年の参戦を辞退する選手も出てくると思いますが、一方で、マーク・メネンデスとバイロン・ベルヴィックが来シーズン帰ってくるみたいなので、エリートは最終的に当初の105人枠から最大115人まで増えそうです。

http://www.bassmaster.com/news/2014-bassmaster-elite-series-field-be-expanded
http://www.bassfan.com/news_article.asp?ID=4713#.UoRIM4yCjIU

FLWからエリートへ大量流出


 B.A.S.S.からの正式な発表はまだですが、バスゾーンの記事によると、バスマスターのオープン枠からエリート昇格の権利を獲った15人中、14人がエリート参戦を表明したそうです。そうなると興味深いのがFLWツアーの選手が大量にエリートに流出することです。
 サザンオープン枠からはグレン・ブラウン、チャッド・モーガンテラー。セントラルオープン枠からはランドール・サープ、ブレット・ハイト。ノーザンオープン枠からはジェイコブ・パウロズニック、ジャスティン・ルーカス。FLWを代表する有名プロの面々です。
 今季のジェイソン・クリスティーのようにエリートとFLWの掛け持ちをする選手もいるかもしれませんが、中には完全にエリートに絞る選手も出てくるでしょう。注目はランドール・サープとジェイコブ・パウロズニックの2人です。
 ランドール・サープは2010年のサザンオープンでもAOYになってエリートへの転向が噂されましたが、FLWの遺留?工作でエバースタートのプロチームに入った経緯があります。その後、2012年のFLWツアーオキチョビー戦で優勝、2013年のフォレストウッドカップで優勝。満を持してのエリート挑戦となります。今年はセントラルオープン最終戦でも優勝し、得意なガンターズヴィルで開催されるクラシックの権利も獲っています。
 ジェイコブ・パウロズニックはFLWツアー年間ランキングが2013年は3位、2012年は2位。2年間で賞金を逃した試合はゼロで、過去4年でも賞金を逃したのがたったの4試合という抜群の安定感を誇っています。
 今季のエリート選手の中でクラシックの権利を獲ったボビー・レイン、キース・コムズ、オット・デフォー、スティーブ・ケネディー、デヴィッド・ウォーカー、クリフォード・パーチ、ジェイソン・クリスティーもFLWからの転向組です。
 FLWのスター選手が次々とエリートに移ってしまうのは、少し残念ですが、この傾向はしばらく続きそうな気がします。

フカシン3度目のタイトル


 グランドレイクで開催されたPAAのトーナメントシリーズ第4戦が終了し、PAAの年間ポイントランキングの最終の集計結果が発表され、見事フカシンがAOYを獲得しました。
 PAAシリーズは全4戦中、成績のよい3戦の合計ポイントで競う方式となっていて、第3戦が終了時点で暫定トップに立ったフカシンは、第4戦を欠場し、そのままトップを守っての受賞となりました。
 フカシンは2004年のFLWツアーのAOY、2011年のFLWツアーオープンのAOYに続く3度目のビッグタイトルとなります。PAAは日本ではあまり馴染みのないですが、FLWツアーやB.A.S.S.エリートシリーズの数多くの有名プロが参戦する試合です。
 今季のPAAの成績は初戦(ダグラスレイク)を優勝、第2戦(フォートラウドン、テリコレイクス)を8位、第3戦(テーブルロックレイク)を7位という圧倒的に強さでした。
 年間のトップ15人は来年5月にレイクフォークで開催予定のTTBC(トヨタ・テキサス・バスクラシック)への出場権が与えられます。
1 Shinichi Fukae     559.86
2 Tommy Brown     533.74
3 Jim Dillard          527.38
4 Brandon Palaniuk  522.28
5 Brandon Coulter   511.42
6 James Watson    506.08
7 Brian Snowden   503.35
8 Matt Reed         497.40
9 Fred Roumbanis  457.35
10 Randy Haynes   454.70
11 Russell Lane     429.77
12 Kelly Power     429.37
13 Todd Auten      428.57
14 Mike Mcclelland 427.08
15 Matt Arey         424.68
http://fishpaa.com/rankings/ 

残念なニュース


 B.A.S.S.セントラルオープンで年間総合7位でフィニッシュしたイヨケンのエリート昇格のチャンスありという記事を以前書きましたが、今日アップされたバスゾーンの記事を読むと、その可能性がどうやら絶望的みたいです。
 B.A.S.S.のトーナメントディレクターであるトリップ・ウェルドンのインタビューによる内容ですが、各オープン枠(セントラル、サザン、ノーザン)の各5人、計15人の中でエリートシリーズの昇格を辞退したのは、たったの1人、サザンオープンのデヴィッド・キルゴアだけで、残りの14人は出場を表明、すでにデポジットも支払ったというのです。これは前例がないことです。
 イヨケンの場合は、エリートプロのステファン・ブローニングを除く上位5人の誰かが出場を辞退し、さらにエリートプロの今季成績が振るわず降格組に入ったメンバーの中からの繰り上げも集まらず、来季の105人の定員に大きく欠員が出たときにチャンスがあるという話でした。
 例年なら、エリートシリーズはハイリスク・ハイリターンなので、オープンから出場を辞退する人が多く、エリートプロの中でも資金難から出場の継続を断念する選手も毎年出ているので、可能性は充分あったんですが、今年はFLWからの移籍組も多く、景気も上向いてスポンサーを獲得しやすくなったのか、記事によるとすでに102人が来季のエリートシリーズのデポジットを払い終えているというのです。残された枠は3人ですが、順番的には絶望的です。
http://www.basszone.com/featured-stories/m.blog/58/breaking-down-the-2014-elite-series-field

緊急来日 その2


 メガバスの招待でアメリカのビッグスターが来日するニュースの次は、今度はラッキークラフトの招待で、あのビッグスターが来日するニュースが飛び込んできました。11月24日に長門川、将監川で開催予定のH1グランプリ、マスターズカップにゲスト参戦するというから、これは興味深い話です。エリートシリーズのAOYにも輝いたトッププロがレンタルボートにエレキのジャパンスタイルで、どんな釣りを見せてくれるでしょうか。
 大阪のフィッシングショーに合わせて何度も来日していまして、日本びいきで知られる彼ですが、関東は初上陸じゃないでしょうか? 負けず嫌いな彼だけに、当日だけの参加なんてことはまずないはずなので、きっとプラクティスをするんじゃないでしょうか。大会に参加しない人も遊びに行ってはいかがでしょうか。
 それにしてもこんな豪華なスターが次々と来日するなら、オールスタークラシックに飛び入り参戦してほしいですね。

緊急来日


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 なんとメガバスのUSプロスタッフのアーロン・マーテンス、ルーク・クラウセン、クリス・ザルデインがメガバスの招待で緊急来日するニュースが入ってきました。大阪のメガバスギャラリーにてサイン会等のイベントが11月15日に行われるそうです。
 日本でこの3人を一番よく知っているボクとしては、ぜひとも顔を出したいところですが、残念ながらどうしても行けません。
 せっかく、わざわざ日本まで来るので、時間のある人はぜひ、顔を出して歓迎してほしいです。さすがにアーロンは知っている人が多いと思いますが、ルーク・クラウセンやクリス・ザルデインは知らないという人がいると思います。そこで、お節介ながら、ボクからの2人の紹介です。
 ルークはバスマスタークラシックとFLWのチャンピオンシップの両方を制した2人の内の1人です。ちなみにもう1人はディオン・ヒブトンです。今はFLWを中心に活動していますが、2013年はランキング9位、2012年はランキング6位と、常に上位で安定した成績を残しています。
 クリスは現在29歳、今季がエリートシリーズ2年目の若手です。ウェスタン出身のアングラーで、FLW系のウェスタンの試合に出場していましたが、2011年にセントラルオープンに初参戦し、強豪を抑えてAOYとなってエリートシリーズにクオリファイしました。2012年のルーキーイヤーはランキング69位でフィニッシュしましたが、今季はランキング8位でフィニッシュし、初のクラシック出場を決めました。今やストライクキングとも契約し(メガバスとはロッドの契約)、ブランドン・パラニュークやJVDと並ぶ次世代を担うアングラーとして注目されています。
 クリスはビッグベイトを得意としていて、エリートシリーズで今季決勝に残ったウェストポイントレイクの試合でロマンメイドのS字系のルアーでバスをキャッチするところが放送されました。今年のトヨタ・テキサスバスクラシックで6位になったときもロマンメイドを投げていたそうです。
 2人に質問する機会があるなら、その辺りを参考に質問してみてはいかがでしょうか?
http://www.megabass.co.jp/site/information/20131031a/