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アラバマリグ騒動の渦中


 ちょうど、ケンタキーレイクで開催中のエバースタート・チャンピオンシップは2日目が終了したところですが、アラバマリグ騒動はさらにヒートアップ中です。
044545  ケンタッキーレイクはテネシー州のレギュレーションが適用されるために、アンブレラリグはフック付きの場合、3個までしか同時装着することはできません。FLWは異例ですが、試合前に出場選手全員にルール説明をメールで送信。試合前日のレジストレーションでも、説明がされたようです。
 前週のガンターズヴィルのアラバマリグ旋風の話を聞いたプラ中の選手は、完全にこの話題で持ちきりとなり、多くの選手が試合前日のオフリミットデイに、ステンレスワイヤーをを買うために奔走したみたいです。その模様はコアングラーで出場した鈴木利忠さんのブログにも写真付きで紹介されています。中には調理用の泡立て器を買ってきて、それを改造して自作するアングラーまで出てきているそうです。試合前夜に使ったこともない即席リグを作る選手達は、まさに異常な光景です。
044546  FLWのサイト上でも初日の朝のスタート前に有名選手がアラバマリグ改をセットしている様子が公開されています。また、試合前日にはアラバマリグの現場販売(400個)が行われ、多くの選手が長蛇の列を作ってアラバマリグを買い求めたそうです。
 そして、試合初日。トップウェイトを出したコーリー・ジョンストンはアラバマリグの噂を聞いたのはプラクティスが始まってからで、たまたま手に入れたアラバマリグをプラクティス最終日で初めて使って威力を実感。試合初日は知り合いからもらったアラバマリグ改でリミットメイクをしたそうです。
 2位のレンデル・マーティンはアラバマリグは使わなかったそうですが、3位のモンテ・キングは全てのバスをアラバマリグでキャッチ。4位タイのザック・キングはアラバマリグは使わなかったそうですが、やはり4位タイのダン・モアヘッドはアラバマリグを使用したそうです。
 試合2日目。前日2位からトップに立ったレンデル・マーティンはアラバマリグを使ったとコメントしています。それをメインに使ったわけではありませんが、前日の結果を受けて、試したことは明らかで、それでも結果が出てしまうところがアラバマリグのすごいところです。

コイノボリグ


P1030615  アラバマリグに感化されて即席リグを考えてみました。ドロップショットの要領でオフセットフックを2本結んでフラッシュJシャッド5インチをセットし、ドロップショットシンカーの代わりにリベンジヘッドにネットベイトのスイムベイトをセットしました。スイムベイトを3個までにしたのは、アメリカの州のレギュレーションに合わせたためです。
P1030618  一見複雑に見えますが、キャロライナリグをセットするよりも手間いらずで、特別なものは不要です。キャストも楽で、トラブルもほとんどありません。遠投も可能です。スイム姿勢はかなりリアルで、まさに鯉のぼり。だからコイノボリグ。
P1030620  シャレのつもりが、今日、琵琶湖で試して、ワンバイト。かなりいいサイズだったはずですが、ファイト中、20ポンドラインがプッツン。写真のようにトップのフラッシュJシャッドだけがノーシンカー状態で帰ってきました。どうやら、フックのアイ部の線材の切断面で擦れて切れたみたいです。ラインブレイクなんて、本当に久しぶり。バスには悪いことをしてしまいました。どうか、もう外れてますように・・・。
 たまたまヒットしただけなのか、コイノボリグの威力のおかげなのか・・・。食いついたのは一番下のリベンジヘッドだったのか、真ん中のフラッシュJシャッドだったのか・・・。それとも2匹掛かったのか。まだまだ改良の余地がありますが、個人的にはあんなブサイクなアラバマリグを投げるぐらいなら、コイノボリグを投げます。英語に訳すのがたいへんなリグ名ですが・・・。

Hottest technique in years


 B.A.S.S.のサイトでもアラバマリグに関する記事がアップされました。ポール・アライアスのレポートを元にした記事ですが、B.A.S.S.がFLWの試合に触れるのは非常に希なケースです。タイトルはAlabama Rig: Hottest technique in years! 過去数年で最もホットなテクニックと、最上級にアラバマリグを煽っています。

アラバマリグとアンブレラリグの違い


Cm315csb7  アラバマリグが日本でも話題です。ボクのブログの検索キーワードも毎日、アラバマリグがダントツの1位です。日本でも自作して試そうと言う人も出てきているみたいです。
 1つ確認しておきますが、アラバマリグというのは商品名であり、商標もとっているようなので、いわゆるテキサスリグやキャロライナリグといった一般的なリグ名とは使い方が違います。アラバマリグは広義ではアンブレラリグ(写真)の1つと言えるでしょう。
Cm430cwh9  アンブレラリグはストライパー等のトローリングでは昔からある仕掛けでした。中にはまさにシャンデリアの9つルアーがぶら下がったものまであります。構造自体は似ていますが、アンブレラリグはワイヤーアームとジグヘッドの間にリーダーがありますので、ルアーのアクションの自由度は高いですが、キャストなんかしたら、ルアー同士が絡み合って使いものになりません。つまり、トローリング専用ということになります。もちろん、トーナメントではトローリングは違反なので使えません。
 今回登場したアラバマリグはリーダーを排除し、ワイヤーアームからルアーにスイベルを介して直付けすることでキャストしてもルアー同士が絡まないように改良?されたというわけです。ところがhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/10/post_cccd.html”>州のレギュレーションによっては、このまま使うことは難しいようです。今日行われたエバースタートのチャンピオンシップのレジストレーションでは、アラバマリグに対するルール説明があったようです。今後の対応策としては3個ルアーをぶら下げるニューアラバマリグが登場しそうです。

アラバマリグ騒動?


044522  今季のトーナメントシーズンももうほぼ終わりですが、とんでもないリグが登場したものです。FLWツアーオープンの最終戦、レイク・ガンターズヴィルでは最終的に決勝に進んだトップ10の選手、全員がアラバマリグをキャストしたそうです。コアングラーで優勝したアングラーも、アラバマリグを使ったみたいです。
 今やネット上でもアラバマリグの話題で持ちきりで、かつてのチャターベイトの登場を思い出す勢いです。アラバマリグを製造・販売するメーカーには電話&注文が殺到したみたいで、いまや入手困難となっています。ホームページを覗くと、カラー限定でバックオーダーを受け付けている状態で、納期は約5週間となっています。
 すでにアラバマリグを手に入れたアングラーが今週行われるPAAのTTBC(トヨタ・テキサス・バス・クラシック)(レイク・コンロー)やエバースタートのチャンピオンシップ(ケンタッキーレイク)のプラで結果を出しているという噂も聞こえてきます。
 ところがネット上では、あれは禁止にするべき、なんて言う声も上がって賛否両論あるのが現状です。トーナメントのルールで、規制できなくても、州のレギュレーションによっては使用ができない湖も出てきそうです。実際、FLWは急遽10月25日に正式にアラバマリグに対する文書を発表しました。それによると、今週行われるケンタッキーレイクでは、テネシー州のレギュレーションが適用されるのですが、このレギュレーションに問題が出てきそうなのです。
 テネシー州のレギュレーションでは、アンブレラリグに関する記載があって要約すると下記の通りだそうです。
・アンブレラリグとは4個以上のルアーまたはエサを同時に一組のロッド&リールで使用するリグ
・アンブレラリグはシングルフックのみ使用できる
・フックサイズが6番以上の場合、アンブレラリグではフックは1本しか使用できない
 つまり、アラバマリグをケンタッキーレイクで使用するには5本のスイムベイトの内、フック付きは1本、フック無しが4本(つまり集魚効果のみ)とするか、スイムベイトを3本(フック付き)までとするか、または6番未満の小さなフックの付いたジグヘッドを使うか、という3通りの制限付き使用が認められることになります。この中で、現実的な選択はスイムベイトを3本までにする方法となってしまいます。
 その凄まじいアンビリーバボーな釣果は本物ですが、チャターベイトのブームとの大きな違いは、アラバマリグ自体に対する肯定派と否定派の意見が大きく分かれる点です。ボク自身、正直アラバマリグには否定的な立場です。というよりもショックです。あんなシャンデリアというか、傘の骨みたいな大雑把なワイヤー仕掛け(アンブレラリグとも言う)に、スイベルを介して直付けされたルアーをバスが食ってしまうなんて・・・。ボクの知っているバスという魚はもっと賢いはずだったのに・・・。
 ルアーを複数付けること自体には反対はしませんが、限度ぐらいあるでしょう。いくらなんでも、アラバマリグは酷すぎます。キャストなんてたいへんです(ロングキャストなんて無理)し、スマートさに欠けます。ヒットした魚には他のルアーのフックが刺さってしまうし、魚にも優しくありません。リグが重くて、魚とのファイトも楽しめません。とにかく、今週の2試合の結果がどうなるか注目です。

アラバマリグ旋風


 アラバマ州レイク・ガンターズヴィルで開催中のFLWツアーオープン最終戦は3日目が終了し、明日のファイナルに進出するトップ10人が決定しました。
 注目は現在、1位から5位までがhttp://granbass-blog.teckellure.com/2011/10/post_a6d5.html”>アラバマリグをキャストしているという点です。特にトップを走るポール・アライアスは3日間のトータルウェイトが79ポンド8オンスと、4日間での100ポンド超えが射程内に入っています。スポーニングシーズンの春ではなく、秋に100ポンドは驚異的なウェイトと言えます。
 レイク・ガンターズウィルは全米でも有数のビッグウェイトが期待できる釣り場ですが、ここ数年はそれほどビッグウェイトが出ていませんでした。実際、トーナメント前の情報では1日15ポンドを釣るのがやっと、なんて言う声もあったほどです。
 ところがフタを開けると、ビックリのウェイトが続出。しかも、上位陣が揃って、今まで見たこともないような釣り方をしていれば、注目されて当然です。ネット上ではフェイスブックを中心にアメリカで大きな話題となっています。
 週明けにはケンタッキーレイクでエバースタートのチャンピオンシップが開催されますが、アラバマリグを試す選手も出てきそうです。
 それにしても、このアラバマリグ。ヘッド部に5本のシャフトとスイベルが付いただけの単純なものですが、1個の値段が25ドルと恐ろしく高いです。にもかかわらず、すでにネット上ではソールドアウト状態です。パテントペンディングとなっていますが、似たような仕掛けは昔から海釣り用ではあったわけで、近くパクリ商品が出てきそうです。

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アラバマリグ?


  現在、アラバマ州レイク・ガンターズヴィルで開催中のFLWツアーオープンはエリートプロを引退したポール・アライアスが圧倒的なウェイトで独走状態となっています。そして、2位には地元のロバート・バール選手が付けています。
 FLWのサイトで写真が公開されて、注目を集めているのが、このトップ2人がアラバマリグという特殊な釣り方で釣っているという点です。写真を見ていただければ一目瞭然ですが、けったいな天秤状の仕掛けに5つのスイムベイトやグラブなどのジグヘッドを装着しています。つまり、複数のルアーを同時に引くことで、ベイトフィッシュの群れをイメージして釣るというわけです。集魚力倍増って感じでしょうか? まあ、確かに湖の真ん中でベイトフィッシュが1匹で泳いでいるような状況ってあまりないでしょうし、理屈は分かりますが、なんとも大味というか・・・。キャストするのはかなり難しそうです。根掛かりしたら、たいへんそうです。
 日本の試合ではルール上認められないんでしょうが、アメリカではもちろん?OKです。これって、今後アメリカでは流行ったりするんでしょうか? 個人的にはあまりやってみたいという気になれませんが、琵琶湖の北湖では有効かもしれませんね。

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バックスライドするセンコー


Gary  シャンプレーンネタが続きますが、今回の試合で2位でフィニッシュしたゲーリー・ヤマモト氏は4日間、ラージマウスのみをターゲットにした戦略で、初日の24ポンド4オンスというシャンプレーンでは驚異的なウェイトを含む、4日間のトータルで74ポンド12オンスを持ち帰ってきました。
 ゲーリーのラージマウスの戦略はボクが大森さんと同船した際のようなヘビーカバーのフリッピングではなく、数多くある桟橋(アメリカではドックと呼びます)をランガンするというものでした。桟橋といっても、その下をスキッピングで探るようなイメージの大きな据え置きタイプの桟橋ではなく、冬期は簡単に撤去が可能な小さなものがほとんどで、水深もほとんどありません。透明度も高く、正直あんまり釣れそうな気はしないのですが、ゲーリーはディスタンスをしっかりとって、センコーをバックスライドにフォールさせて釣ったというのです。
 「バックスライドならファットイカでいいんじゃない?」って思いましたが、そこはゲーリーのこだわりがあるんでしょう。ゲーリーは決勝のウェイインステージでそのリグに関してコメントしましたが、聞いている人はあんまりイメージできないのか、あまり理解しているような感じではありませんでした。そもそも、アメリカではファットイカなんてほとんど売っていませんし、バックスライドで使うなんて知らない人がほとんどですから・・・。FLWのサイト上でも記事になりましたが、詳細はキッチリとは説明されていません。
P1030514  ゲーリーのバックスライド・センコーのリグはがまかつのオクトパス・フックの4/Oサイズをセンコーのテール側からウィードレスになるようにセットし、センコーの頭部に3/4インチまたは1インチサイズの木ネジをネイルシンカーとして刺すというものでした。
 オクトパスフックといっても、日本では馴染みがないですが、海外ではまさに万能フックで、ルアー以外にライブベイト用、フライ用としても広く使 われているフックです。小さなサイズはパンフィッシュやウォールアイ、中型サイズはトラウトやサーモン、大型サイズはソルトの大物用としても使われています。フックはひねりが入っていて、少しネムリ気味のポイントが特徴です。日本ではオクトパスフックは手に入りにくいですが、エサ釣り用の管付きフックで代用できるものはありそうです。
P1030447  ボクはその日の晩、ゲーリーとデレックと3人でチャイニーズ・バッフェに夕食を食べに行ったのですが、その際にポケットに残っていた木ネジをゲーリーが見せてくれて、その写真を撮ってフェイスブックにアップしたところ、その写真がインサイドラインのオンラインマガジンでも掲載されました。
 ゲーリーは逆刺しのことを"backwards rigged"と、バックスライドフォールすることを"swim away from me on the fall"と表現していました。ゲーリーはこのリグを試し始めてからかなり調子がいいそうです。オクトパスフックは太軸で頑丈ですが、全体にコンパクトなので、早合わせは禁物だそうです。また、ゲーリーはブレイドラインにフロロのリーダーをつないでスピニングタックルで釣っていたそうです。ブレイドラインは水に浮くので、バックスライドするセンコーに対してちょうどいいテンションが張れるそうで、視認性の高いイエロータイプのブレイドラインを使うことでラインの変化によるバイトもとりやすいそうです。ボクもさっそく、日本で試してみたいと思います。
http://www.insideline.net/index.php/tournament-fishing/710-yamamotos-pursuit-of-design-perfection-pays-off-at-champlain

グッドデザインなヘビーカバージグ


P1030505  シャンプレーン戦でプラッツバーグに滞在中、ホテルにダンディーベイツ社からジグを送ってもらいました。ダンディーベイツのアンディーとは以前、レイクミードでコアングラーとして同船してからの付き合いです。
 残念ながら、今回の試合では出番はなかったのですが、このパンチジグは3/4ozと1ozの2サイズがあって、琵琶湖でも良さそうです。一見すると普通のジグに見えますが、最大の特徴は薄型ヘッドデザインになっている点です。ブラシの角度といい、ヘッドのテーパーデザインといい、ラインアイが半分近くヘッド内部に埋め込まれている一体デザインといい、ウィードのすり抜け、ゴミ絡み軽減を可能な限り追求した形となっています。それでいて、ヘッドは大きすぎず、コンパクトに仕上がっています。
P1030508  フックは最近ますます評価が高まっているマスタッドフックを使用していて、フッキングも良さそうです。もちろん、強度も安心です。このジグにビーバーの縦刺しなんて、かなり良さそうです。正直、パンチングにはテキサスリグの方が有利だと思いますが、もう少し広い範囲を釣るなら、このジグの出番はかなりありそうです。
P1030511  スカートはバンドタイプですが、スカート前後でしっかり押さえ込むキーパーデザインになっていて、キレイにフレアします。カラーも釣れそうなコンビネーションが豊富です。ダンディーベイツのホームページにはまだアップされていませんが、タックルウェアハウスでは販売されていて、1個2.99ドルとお手頃価格です。これなら通販しても300円ぐらいで手に入りそうです。オススメです。
http://dandybaits.com/

格安インラインスイムベイト


P1030489 昨年のエリートシリーズでジェリーレゴのインラインタイプの小型スイムベイトがウィニングルアーになったり、最近でもカリフォルニア州クリアレイクで開催されたエバースタート戦でリトルクリーパーベイツのトラッシュ・フィッシュ・スイムベイトがウィニングルアーになったりと、アメリカではこの手のルアーは定番化していますが、日本ではスイムベイトブームが去って、スイムベイト自体が手に入りにくくなっています。仮に売っていても、1匹あたりいい値段です。
 そこで格安のインラインタイプ・スイムベイトの作り方を紹介します。フィッシュアローのフラッシュJシャッド5インチは目玉が付いていて、1本あたりも200円以下なのでお手頃なスイムベイトになります。
P1030493_2  ステンレスワイヤー(使わなくなったスピナーベイトでOK)を頭部から指して、真っ直ぐセンターを通るように腹部に抜きます。さらにエサ釣りコーナーで売っている仕掛け絡み止めパイプをステンレスワイヤーに沿って通して、ワイヤーのみを抜いて、パイプの両端をカットして完成です。
 ラインは頭部から通し、スプリットリング付きのトリプルフックに結び、フックを1本フックに刺して使います。頭部の刺し位置によって動きがやや変化するので、バランスを取るにはネイルシンカーを刺したり、スプリットリングのすぐ上にガン玉を打って調整します。スローリトリーブでも水面直下をしっかり泳ぎ、アルミホイルのフラッシングがかなり釣れそうです。

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