昨日の京都新聞のWEB版で興味深い記事が上がっていました。琵琶湖全域のブラックバスとブルーギルの総生息量は2015年は1240トンなんだそうです。”毎年の捕獲数から外来魚の年齢構成などを割り出し、過去にさかのぼって推計”とあるけど、より詳しい算出結果を知りたいものです。せめて、ブラックバスとブルーギル、別々の生息量ぐらい出してもらいたいものです。個人的にかなり興味あります。
この数字、2011年より増えているんだとか、”お前に釣れないのは、バスが減ったからじゃなくて、単に下手なんだよ”って言われているような・・・。
そもそもこの数字って言ったもん勝ちで、こちらとしては覆すデータを出すこともできませんから、世間は鵜呑みにするしかありません。だけど、2011年水準と変わらないということは、その間につぎ込んだ税金はまったく無駄に終わったことになりませんか? その予算を環境整備や稚魚放流に使った方が、何らかの成果が出たと思いますけど。
”14年と15年は水草の異常繁茂で捕獲作業が鈍った。さらに15年は直近2年の捕獲実績が落ちたため、国の補助金が減額された”とありますけど、実際は”水草根こそぎ除去作業”とやらに予算が回ったわけで、今年、水草が少なくなったから、再び外来魚の駆除予算を増やせと言いたいわけです。
つまりは、外来魚も水草もうまく生かさず殺さず、コントロールし続ける限り、永久に無駄に税金をつぎ込むことができるというわけです。「お主も悪よのう・・・」滋賀県と漁師のそんな高笑いが聞こえてきそう。
個別の推定生息量ですが、こちらのURLの下の方に載っています。
データは重量でグラフにされていますが、本来であれば(1匹あたりの在来魚への影響度×個体数)で考えるべきですので、重量表記での発表には疑問を感じます。
当然ですが個体数で考えるならば、更にギルの比率は高まると思います。
バス単体だけで考えるなら、そんなに在来魚に影響与えてないんじゃないのって、素人ながら思ってしまいましたが、GRANBASSさんの言うとおり私達には反証が出来ません。
http://www.pref.shiga.lg.jp/g/suisan/mamorou-b-s/gairaigyotaisaku/gairaigyotaisaku-text.html
情報ありがとうございます。なるほど、琵琶湖のブラックバスの総生息量は245トンで、ブルーギルは995トンですか。ブラックバスだけを見ると、2011年より量は増えていないんですね。この新聞記事を読んだ誰もがブラックバスが増えていると錯覚するでしょうけど。まあ、この数字自体の正確性も疑問ではありますが・・・。ボクは専門ではないですが、電気ショッカーは大きな魚体ほど感電しやすく、ブルーギルよりもブラックバスの方が捕獲量が多いと聞いたことがあります。ブラックバスの生息量を抑えられていることも少なからずブルーギルの生息量増加に影響しているかもしれませんね。
それが利権ってものですね。
それよりも気になるのが琵琶湖の漁師に跡取りがどれくらいいるのか?ということですね。
そこに利権があったとして、その利権引継ぐ人間は?
魚を獲る人間がいなくなれば、水草刈りに勤しむんでしょうけれども。
まあ、なりたくてもなれないのが漁師ですからね。こんなおいしい利権は、絶対に手放したり、赤の他人に譲ったり、新規参入を認めたりは絶対にしません。