年別アーカイブ: 2007年

メガバスの本気度


Randy  ランディー・ブロウキャットが来シーズン、メガバスのラッピングボート&ラッピングトラックでFLWツアーを回るというニュースが飛び込んできました。ランディーといえば、長年メガバスと契約を続けているアングラーで来日経験もあるので、知っている人も多いでしょう。バスマスタークラシック出場回数8回、FLWチャンピオンシップ出場回数8回の大ベテランです。チーム・フジフイルムのメンバーでもあり、近年はFLWを中心に活動してきました。
 実は長年FLWのスポンサーをしていたフジフイルムが来季のスポンサーから外れたことで、ランディー自身もフジフイルムとのスポンサー契約が切れた結果、メガバスのラッピングが実現したというわけです。今季はFLWツアー年間ポイントランキング109位と奮わず、2002年以降毎年出場していたチャンピオンシップを逃してしまいましたが、来季はどうなるでしょうか?
 先日もルーク・クラウセンがメガバスと契約をした話を紹介しましたが、メガバスは本当に本気でアメリカマーケットに力を入れるようです。日本の市場は頭打ちでしょうし、今のアメリカマーケットは放っておいたら、何でもかんでもコピー商品が登場してしまい、下手すれば先に出したパクリ商品がオリジナル扱いされかねません。B.A.S.S.の主だった有名選手はラッキークラフトに完全に抑えられている状況ですし、メガバスはFLW側からプロモーションに力を入れていくんでしょうね。

やはり出ました その2


Krkrk  先日、フラッピン・ホッグもどきのハンドポアワームを紹介しましたが、やはりボクの予想通り、モールドが市販されているようです。マイクロ・マンチ・タックルもまたフラッピン・ホッグもどきを発売しました。名前はフラッピン・クラーケンというそうです。ちなみにクラーケンとは辞書で調べると海に伝説の怪物なんだそうです。同じパクリモールドでも名前だけはオリジナルなものを付けるんですね。今後、名前違いのクローン製品が次々と湧いて出てくることでしょう。それぞれがどんな名前を付けてくるか楽しみです。

アメリカ流行語


 先日の流行語大賞が、一部の方の間で評判が良かったので、アメリカで版も考えてみました。といっても、キーワードというよりも商品名もありますが・・・。これが一番というのは決まられないので、候補をいろいろ考えてみました。とりあえず、2004年ぐらいまで振り返ってみました。また、その年の話題の人、マン・オブ・ザ・イヤーも考えてみました。

2007年
ウェイクベイト
バストリックス・ファットミノー(パドルテールチューブ)
ゴビーベイト
セクシーシャッド
ラトリンバイブ
クリアレイク
フォレストウッドカップ
ガルプ・アライブ
スキート・リース
2006年
チャーターベイト
ハドルストン
ベイビーE
フットボールジグ
ストレートフック
ワンテン・ミノー
レイク・ディクソン
アイク(マイケル・アイコネリ)
2005年
シェイキーヘッド&フィネスワーム
ブロンズアイ・フロッグ
スイミングジグ
バイオソニック
パンチング
ハックアタック(グレッグ・ハックニー)
2004年
スイートビーバー
ホニートード(バジングフロッグ)
RC1.5
オールドバグリー
スピンジグ
シンイチ・フカエ or タカヒロ・オオモリ

極小サイズのバジングフロッグ


Crappiescrub1  アンクルジョッシュ傘下となったカリンズ・ルアーズから1.75インチ(約4.5cm)サイズのバジングフロッグ系ワームが発売されました。名前はクラッピー・スクラブといいます。名前のごとく、アメリカではクラッピー用なんでしょうが、日本ではバス用としてもなかなかいいサイズではないでしょうか? スモールマウスにもそさそうですし、スモラバやスモールスピナーベイトのトレーラーにも良さそうです。全12色で10本入り2.55ドルだそうです。

噂話 その2


Pg_ec_f_greghackney  ハックアタックことグレッグ・ハックニーが来季トヨタチームから外れる(た)のでは?という噂を耳にしました。ハックアタックといえば、2004年B.A.S.S.ツアーのROYで2005年FLWツアーのAOYでもあります。今季のエリートシリーズでも年間ポイントランキング11位という安定した成績を残しました。
 トヨタのホームページのチームメンバーには、まだハックアタックの名前はあります。ホームページ内の動画シリーズ”Hooked”はエピソード15で今シーズン分は完結し、来季にむけての動画シリーズ”Tundra on Tour”はエピソード1がアップされたばかりです。そのエピソード1にはハックアタックはまったく登場しません。これまですべてのエピソードでチームメンバー全員が登場しているのに、新しいシリーズが始まった途端にハックアタックの姿がないのは確かに不思議です。ことの真相はいかに・・・。

ブラックドッグのソフトベイト第一弾


Weedslinger  ブラックドック・ベイトから初のソフトベイトがリリースされました。ウィード・スリンガーといって、6インチのウィードレス系スイムベイトです。バストリックスの空前の大ヒットの影響で、各メーカーがこぞってウィードレス系のスイムベイトを発売していますが、ウィード・スリンガーもそんな中の一つでしょうか? ウェイトが中に内蔵済みということで、ジャンルとしてはミッションフィッシュ系になるんでしょうか? ミッションフィッシュそっくりさんとしては、他にはリアクションストライクやキャニオンプラスチックからも発売されています。ウィード・スリンガーは全4色で2本入り18.99ドルだそうです。

噂話 その1


 トーナメントもオフシーズンとなり、いろいろ噂話が盛り上がる時期になってきました。中でも今ホットなのはB.A.S.S.がスキーターとスポンサー契約するのでは?という話題です。トライトンボートは来季のスポンサー契約の継続を取りやめ、現在B.A.S.S.エリートシリーズは初めてオフィシャルボートがない状態となっています。すでに来季のエリートシリーズは決勝ラウンドまでアングラー自身のボートが使えるルール変更を発表しています。ただ、そうなると今後オフィシャルボートになるメーカー側としてはテレビでの露出面で”うま味”がないのも事実です。
 そんな中、昨日B.A.S.S.はWBT(ウーマンバスマスターツアー)のオフィシャルボートとして、レジェンドボートと複数年契約をしたと発表しました。実はレジェンドボートはWBTの複数の有名選手とすでにスポンサー契約をしており、今回の発表は納得できます。しかし、レジェンドがエリートシリーズまで契約できるとは思えませんし、もしそうだとしたらWBTだけ先に発表することもないでしょう。トライトンボートは来季もウィークエンドシリーズのみスポンサー契約を続行するようですし、B.A.S.S.としてはシーズン開幕までにエリートシリーズとオープンシリーズのオフィシャルボート契約をなんとか取り付けたいところでしょう。少なくともどこかのバスボートメーカーとは今も交渉をしていると思われます。考えられるメーカーとしてはスキーター、バスキャット、ナイトロぐらいでしょう。結果としてスキーターがナンバーワン候補として連想され、噂となって広まっているようですが、B.A.S.S.は現在、否定も肯定もしていないそうです。来シーズンはマーク・デイビスも帰ってきますし、マーク・デイビスも意味深な発言を最近していました。果たして、どうなるでしょうか?

お騒がせ男が出戻り


Gary  西海岸で絶大な影響力を持つゲーリー・ドビンズが再びラッキークラフトのプロスタッフに加わったという衝撃のニュースが入ってきました。ゲーリー・ドビンズは北カリフォルニアでは誰もが認めるトップトーナメンターです。ウェスタンのアングラーといってもスピニングを持っているイメージはほとんどなく、リッピングの名手として知られ、ファーストムービングルアー全般からフロッグやフリッピングといったパワースタイルが得意のアングラーです。今季のFLWウェスタンシリーズでも年間ランキング4位でフィニッシュしており貫禄を見せました。ただ、最近はお騒がせぶりが目立ち、西海岸のキングとしても威厳に陰りが見えているのも事実でした。
 まさに発つ鳥あとを濁しまくって、スポンサーをコロコロ変えたあげく、結局迷惑をかけたラッキークラフトに戻ったというわけです。ゲーリー・ドビンズが図太いのか、ラッキークラフトの懐が大きいのか、とにかくボクにはビックリのニュースでした。これでゲーリー・ドビンズが落ち着いてくれることを願っています。

フラッタースカート


Imgp3842  先日、タックルショップでデプスのフラッターカット・シリコンスカートを購入しました。今までの同社のスカートとパッケージデザインが似ていて、名前の部分がスカートに隠れて分かりにくかったので今まで売っているのに気がつきませんませんでした。
Imgp3847  幅広の扁平スカートで全長も今までのスカートよりも少し長めです。本数は少なめですが、ちょうどいいボリューム感です。ボクはスピナーベイトやバズベイトはあまり本数の多いスカートは好きではありません。スカート同士が干渉し合って、くっついて塊のようになってしまうからです。だから、今までもよく間引いて使っています。
Imgp3855  さっそくバズベイトにセットしてテストしましたが、スカート1本1本がリボンのように面で水流を受けてヒラヒラとなびくのがよく分かりました。写真のように、前を短め、後ろを長めにセットすると、全体にボリュームが増し、前後のスカートがさらに干渉しない上に、スカートのなびき方にも変化が出ます。スイミングジグやチャターベイトにも良さそうです。
 デプスのホームページ上では、レギュラーカットとフラッターカットの水中でのアクションの比較が動画で見ることができます。なかなか実際には見ることができない映像ですが、やはり思った通りの違いがあります。

ザリガニ? or カエル?


1610590m  グランデバスからオリジナル?の新製品も発売されていました。4インチサイズのスイミングクローワームで名前をマシーンというそうです。ツインのシャッドテールは少しハサミっぽい形になっていて、さらに小さなビーバーテールがヒゲっぽい感じでついています。しかも本物のザリガニっぽいとげとげまで付いていて、なかなか凝った作りになっています。パンチングやスイミングジグからノーシンカーのバズフロッギングとしても幅広く使えそうな感じです。こんなワームが作れるなら、レイクフォークタックルなんか意識したり、コピー商品なんか売らないで、独自のスタイルをどんどん出していってほしいですね。