カテゴリー別アーカイブ: 雑ネタ

橋桁と橋脚


 橋桁(ハシゲタ)と橋脚(キョウキャク)を間違って使っている釣り人って多いですよね。最近は報道関係のテレビでも間違って使っている人がいます。今日もテレビを見ていたら、「イカダが橋桁に衝突」なんて言ってました。昔、編集の仕事をしていたので、どうしても気になってしまいます。
 言うまでもないですが、橋桁は橋脚と橋脚を渡すものです。せめて釣り人は間違わずに使いたいですね。

今週末はスキート・リース


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 USメガバスの豪華スターたちは帰ってしまいましたが、今週末はスキート・リースが関東初上陸です。さすがに来週末はバサクラ、翌週はケロケログランプリなので、3週連続で関東に行くわけにもいきませんので、今回は諦めます。ファンへのサービス精神が旺盛な茶目っ気たっぷりのスキートですから、楽しいイベントになりそうですね。

都市伝説を鬼斬り


P1100607_640x481 メガバスの招待でUSプロスタッフの豪華メンバー、アーロン・マーテンス、エドウィン・イーバース、クリス・ザルデイン、ルーク・クラウセンが来日し、琵琶湖での釣りを楽しんだようです。すでにエドウィンとルークは帰国し、アーロンとクリスももうすぐ帰国です。
 大阪のメガバスギャラリーのイベントはどうしても参加できなかったのですが、どうしても彼らに会いたく、日曜日に琵琶湖に出撃。無事にルークとクリスに会うことができ、その流れで厚かましくも、その夜のBBQ懇親会にまで顔を出し、贅沢な夜を過ごさせていただきました。
P1100610_640x480 彼ら4人はワールドレコードが出たレイク・ビワの釣りを楽しみにしていたようで、雑誌の取材も受けたようです。ただ、湖上で出会った彼らの姿にボクは違和感を覚えました。誰1人として、フロントでエレキを踏んで自身の得意な釣りを展開していないのです。アメリカのトッププロが初めての琵琶湖をどう攻略するかに誰もが興味を持つと思うのですが、実際はガイドさんの後ろでのんびり釣るのがメインだったようです。
 なぜか。彼ら4人は日本の船舶免許を持っていないからというのが、その理由だったようです。昨年のゲーリー・ヤマモト氏が免許を持ったプレスアングラーを同船させ、利根川のバサクラに参加したように、ボクは問題ないはずと主張したんですが、琵琶湖は特別というのが皆さんの見解でした。
 納得がいかないボクは調べてみました。
  平成15年6月1日に改正法が施行された小型船舶操縦士制度によると、有資格者による自己操縦に関して、以下のような記述があります。
 次の場合は、原則として、免許受有者以外の操縦はできません。
 ・水上オートバイを操縦する場合(全ての水域)
 ・ボートについては、港則法の港内及び海上交通安全法の航路内を航行する場合

 つまり、港則法の港内や海上交通安全法の航路内でなければ、免許を持った人が同船してさえいれば、誰がボートを運転してもいいということになります。
 海上交通安全法の航路とは、浦賀水道航路、中ノ瀬航路などの限られた海の水域での話なので、琵琶湖はまったく関係ありません。そもそも琵琶湖は特別という都市伝説のような制限は存在しないのです。聞き慣れない港則法の港が、例えば琵琶湖の大津港なども入るのかという点だけが残された問題です。
 そこで滋賀県の水上警察、琵琶湖水上安全協会、滋賀県琵琶湖レジャー対策室それぞれに電話をして確認してみました。結論からいうと、琵琶湖に港則法の適用となる港は存在せず、有資格者による自己操縦しか認められない水域はないということでした。もちろん、回りくどい聞き方などせず、単刀直入に質問しました。
 「ボクは免許を持っているんですが、免許を持っていない友人に琵琶湖でボートを運転させてもいいですか?」 担当者が即答で「はい、いいですよ」  ただし、琵琶湖レジャー対策室だけは、「分からないから水上警察に聞いてくれ」という回答でした。
 5分で片付く話でした。今回は残念ながら、アメリカのトッププロの真剣な釣りを見ることができなかったわけですが、次回はぜひ、彼らに自由に釣りをさせてほしいと思います。昔、ローランド・マーチンやラリー・ニクソンが来日したときみたいな衝撃を期待したいですね。できれば、今週来日予定のスキート・リースも、みんなまとめてバサクラに出てもらったら、すごく盛り上がると思うんですが・・・。

残念なニュース


 B.A.S.S.セントラルオープンで年間総合7位でフィニッシュしたイヨケンのエリート昇格のチャンスありという記事を以前書きましたが、今日アップされたバスゾーンの記事を読むと、その可能性がどうやら絶望的みたいです。
 B.A.S.S.のトーナメントディレクターであるトリップ・ウェルドンのインタビューによる内容ですが、各オープン枠(セントラル、サザン、ノーザン)の各5人、計15人の中でエリートシリーズの昇格を辞退したのは、たったの1人、サザンオープンのデヴィッド・キルゴアだけで、残りの14人は出場を表明、すでにデポジットも支払ったというのです。これは前例がないことです。
 イヨケンの場合は、エリートプロのステファン・ブローニングを除く上位5人の誰かが出場を辞退し、さらにエリートプロの今季成績が振るわず降格組に入ったメンバーの中からの繰り上げも集まらず、来季の105人の定員に大きく欠員が出たときにチャンスがあるという話でした。
 例年なら、エリートシリーズはハイリスク・ハイリターンなので、オープンから出場を辞退する人が多く、エリートプロの中でも資金難から出場の継続を断念する選手も毎年出ているので、可能性は充分あったんですが、今年はFLWからの移籍組も多く、景気も上向いてスポンサーを獲得しやすくなったのか、記事によるとすでに102人が来季のエリートシリーズのデポジットを払い終えているというのです。残された枠は3人ですが、順番的には絶望的です。
http://www.basszone.com/featured-stories/m.blog/58/breaking-down-the-2014-elite-series-field

緊急来日 その2


 メガバスの招待でアメリカのビッグスターが来日するニュースの次は、今度はラッキークラフトの招待で、あのビッグスターが来日するニュースが飛び込んできました。11月24日に長門川、将監川で開催予定のH1グランプリ、マスターズカップにゲスト参戦するというから、これは興味深い話です。エリートシリーズのAOYにも輝いたトッププロがレンタルボートにエレキのジャパンスタイルで、どんな釣りを見せてくれるでしょうか。
 大阪のフィッシングショーに合わせて何度も来日していまして、日本びいきで知られる彼ですが、関東は初上陸じゃないでしょうか? 負けず嫌いな彼だけに、当日だけの参加なんてことはまずないはずなので、きっとプラクティスをするんじゃないでしょうか。大会に参加しない人も遊びに行ってはいかがでしょうか。
 それにしてもこんな豪華なスターが次々と来日するなら、オールスタークラシックに飛び入り参戦してほしいですね。

緊急来日


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 なんとメガバスのUSプロスタッフのアーロン・マーテンス、ルーク・クラウセン、クリス・ザルデインがメガバスの招待で緊急来日するニュースが入ってきました。大阪のメガバスギャラリーにてサイン会等のイベントが11月15日に行われるそうです。
 日本でこの3人を一番よく知っているボクとしては、ぜひとも顔を出したいところですが、残念ながらどうしても行けません。
 せっかく、わざわざ日本まで来るので、時間のある人はぜひ、顔を出して歓迎してほしいです。さすがにアーロンは知っている人が多いと思いますが、ルーク・クラウセンやクリス・ザルデインは知らないという人がいると思います。そこで、お節介ながら、ボクからの2人の紹介です。
 ルークはバスマスタークラシックとFLWのチャンピオンシップの両方を制した2人の内の1人です。ちなみにもう1人はディオン・ヒブトンです。今はFLWを中心に活動していますが、2013年はランキング9位、2012年はランキング6位と、常に上位で安定した成績を残しています。
 クリスは現在29歳、今季がエリートシリーズ2年目の若手です。ウェスタン出身のアングラーで、FLW系のウェスタンの試合に出場していましたが、2011年にセントラルオープンに初参戦し、強豪を抑えてAOYとなってエリートシリーズにクオリファイしました。2012年のルーキーイヤーはランキング69位でフィニッシュしましたが、今季はランキング8位でフィニッシュし、初のクラシック出場を決めました。今やストライクキングとも契約し(メガバスとはロッドの契約)、ブランドン・パラニュークやJVDと並ぶ次世代を担うアングラーとして注目されています。
 クリスはビッグベイトを得意としていて、エリートシリーズで今季決勝に残ったウェストポイントレイクの試合でロマンメイドのS字系のルアーでバスをキャッチするところが放送されました。今年のトヨタ・テキサスバスクラシックで6位になったときもロマンメイドを投げていたそうです。
 2人に質問する機会があるなら、その辺りを参考に質問してみてはいかがでしょうか?
http://www.megabass.co.jp/site/information/20131031a/

求むバスオブジャパンの改革 その4


 バスマスタークラシックに出るには、現在どんな方法があるでしょうか?
 まずは全3戦のバスマスターオープンのセントラル、サザン、ノーザンディビジョンのどれかにフル出場し、その3戦中のどれかで優勝する方法があります。エントリーフィーは1戦あたり1500ドルで誰でも出場できます。時間に余裕があって、試合経費(エントリーフィー、ガソリン、宿泊等)に1シーズンあたり100万円ぐらい用意できるなら挑戦できるでしょう。ただし、エリートプロやFLWツアープロの強豪も顔を出しますから、優勝するのはかなりハードルが高いですが・・・。
 または、全3戦のバスマスターオープンのセントラル、サザン、ノーザンディビジョンのどれかにフル出場し、年間ポイントランキングを5位以内でフィニッシュ(すでにハードルは高いです)し、エリートプロに昇格します。翌年、1試合のエントリフィー5000ドルのエリートシリーズに全8試合出場し、優勝するかまたは年間35位でフィニッシュする方法があります。最短でも2年掛かりますし、エリートシリーズを1シーズンフルエントリーするだけで、試合経費に600万円ぐらい掛かるでしょうか。日本にそうそう帰ってこれませんから、仕事は無理です。もちろん、何年掛かってもクラシックに出られない選手もたくさんいます。まあ、夢はありますが、途方もない夢です。リスクが大きすぎます。人生そのものをバクチできる人しかオススメできません。
 続いて、大穴のフェデレーション枠を狙う方法です。バスオブジャパンに入会し、まずは年間チャンピオンを目指します。総勢20人程度の頂点に立てばいいだけですから、1年目でも可能性があります。費用的にも時間的にも、一般サラリーマンでも実現可能です。続いてフェデレーションのチャンピオンシップに出場します。試合ではボートやトラックはオフィシャルが用意してくれますから、必要なのは飛行機代ぐらいです。可能ならプリプラをして、本戦に臨みたいです。この一発勝負で、クラシックの切符が手に入ります。極めて現実的で、難易度もその他の方法に比べて、比較にならないほど可能性が高い方法といえるでしょう。
 さあ、皆さん、バスオブジャパンに入会して、アメリカンドリームを手に入れませんか? 日本人で8人目のクラシック出場を決めるのはあなたかもしれません。肝心の入会方法ですが、実はこれが一番難易度が高いわけですが・・・。そんな閉鎖的な団体に、なぜか、そうそうたる日本のメーカーがスポンサーに名を連ねているから不思議です。

前方の闇をスポットライト


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 ハミンバードがオニキスシリーズを発表した同日、ローランスはスポットライトスキャンを発表しました。こちらも負けてません。
Spotlightscan_transducer_spotlights スポットライトスキャンは、新しいシリーズではなく、HDS Gen2タッチに対応した新しいトランスデューサーです。従来は自分が通過してからスクリーンに映し出されるわけですが、スポットライトスキャンは自身の前方の様子を映し出すことが可能となります。ハミンバードの360イメージングみたいな大げさな装備は必要ありませんし、お値段も500ドルとお手頃です。
 ちなみに、タッチモデルではなくHDS Gen2を持っている人でも、別売りのソナーハブを購入すれば、スポットライトスキャンが使えるそうです。http://www.lowrance.com/Root/Lowrance-Documents/US/Spotlight.pdf

求むバスオブジャパンの改革 その3


 フェデレーション・ネイションのチャンピオンシップは全米のアラスカやハワイ、ノースダコタを除く47州とカナダ(オンタリオ州)、日本、イタリア、スペイン、南アフリカ、ジンバブエ、メキシコの7カ国の代表選手が一堂に会して争われます。ちなみにバスフィッシングが比較的盛んな韓国はまだ入っていません。
 それぞれのフェデレーションはノース、ミッドアトランティック、セントラル、サザン、イースタン、ウェスタンの6つのディビジョン(ブロック)に分けられ、チャンピオンシップは優勝しなくても、それぞれのディビジョンの中でトップでフィニッシュした選手がバスマスタークラシックに招待されます。B.A.S.S.がオープンの年間上位選手のクラシック出場枠を廃止しても、フェデレーション枠の6人を削らないのは、フェデレーションが各州で地道なボランティア活動等をしているからでもあります。
 実はチャンピオンシップへの出場は簡単ではありません。海外組は別ですが、アメリカの各州のフェデレーションは年間のトーナメントを行い、年間の上位12名+2名が各ディビジョン(ブロック)のトーナメントを行います。そこで各フェデレーション14名の中で一番だった選手が、チャンピオンシップに選出されます。
 バスマスタークラシックを観戦した人なら分かると思いますが、無名なはずのフェデレーション枠からの出場選手がウェイインに登場すると、エリートプロ以上の大きな声援が飛び交うことがあります。同じフェデレーションのメンバー、チームメイトの多くが、自分たちの代表を称え、応援に駆けつけているのです。そして、選手はスピーチでそれに応えます。なんとも感動的なシーンです。
 ちなみにバスオブジャパンの場合は、現在、ホームページの試合結果を見る限り、ウェスタン、イースタンに分かれ、それぞれ10名前後で競い、最終的にウェスタンとイースタンの交流試合を経て、代表選手を選出しているようです。身内の談合みたいなものです。チャンピオンシップの出場もそんなに真剣に頑張らなくても、何年かやっていると、そのうちまた順番が回ってくるぐらいに考えているんでしょうか。
 アメリカのフェデレーションの選手が知ったら、バスオブジャパンに参戦したがる人が出てくるかもしれません。ちょうど、甲子園に出場したいために、強豪校の少ない県の高校の野球部に入るみたいに・・・。

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求むバスオブジャパンの改革 その2


 バスマスタークラシック。トーナメンターなら誰もが憧れる夢の舞台です。選手として出場するのはたいへんな名誉でもありますが、そのウェイインは観戦しただけでも鳥肌ものです。
 そんなバスマスタークラシックに出るのが目標だなんて本気で日本で言うと、笑われてしまうのがオチでしょうが、そんな夢物語が日本にいながらにして叶うチャンスが実はあります。それも、かなり現実的で、他のどんな方法よりもおそらく最も可能性が高いかもしれません。しかしながら、そのチャンスがあることは、現在ほとんど知られていません。
 そして、そのチャンスを享受できる人はほんのわずかなバスオブジャパンのメンバーだけです。長年、まるで秘密結社のようだったバスオブジャパンは、今でこそ公式のホームページを立ち上げましたが、今もなお閉鎖的な団体のままです。
 日本にいながらにして、バスマスタークラシックに出るには、まずバスオブジャパンのメンバーとなります。そして、そこで1年間トーナメントに出て、年間のチャンピオンとなります。これで晴れて日本代表選手として、フェデレーション・ネイションのチャンピオンシップに出場できます。
 年間のチャンピオンといえば、大げさですが、東西合わせても人数は現在、20人程度ですから、JBの年間チャンピオンになることに比べれば、ハードルはかなり低いはずです。
 チャンピオンシップでは優勝する必要はありません。日本代表が戦うべき相手は、ワシントン、オレゴン、カリフォルニア、ネバダ、アイダホ、ユタ、アリゾナ、モンタナ、ワイオミング、コロラド、ニューメキシコの11州の代表です。彼らを抑え、2日間でトップウェイトを釣れば、バスマスタークラシックに出場できます。
 日本から遠くアメリカの地で戦うわけですから、ハンデはありますが、チャンピオンシップの開催地はたいてい東南部なので、他の11州の代表選手にとっても、初めて訪れる湖ばかりです。日本の選手が特別に大きなハンデを負っているわけではありません。試合はオフィシャルがバスボートとトラックを用意してくれますから、身一つで会場に行けばOKです。
 一発勝負のトーナメントですから、本気でプリプラをして、必死でプラクティスをして試合に臨めば、勝てるチャンスは充分あります。実際、11州の中でバスフィッシングが本当に盛んな州は半分ぐらいしかありません。
 それなりにお金を掛けてプリプラをしても、クラシック出場を決めれば、最下位でも約100万円の賞金がもらえますので、取り戻せます。
 ジンバブエ代表のジェリー・ジョースティはフェデレーション枠から過去に5回もクラシックに出場しています。彼は言います。「バスはバス」 ジンバブエ代表にできて、日本代表ができないわけがありません。
 さらにクラシックで優勝でもしようものなら、一躍ヒーローです。賞金は何千万円ももらえますし、これぞアメリカンドリームです。実際、過去には一度、フェデレーション代表のブライアン・カーチャルがクラシックを制したことがあります。
 夢がありますよねぇ。それと比べたら、JBなんかやってられません。個人的には誰でも知っている有名なバスアングラーが、日本代表としてチャンピオンシップを戦うところを毎年見てみたいです。