UFCトーナメントから無事に帰ってきました。UFCに関しては改めて詳しく書きたいと思いますが、その前に一つ報告というか、釣果自慢です。すでにフェイスブックでは写真をアップしているので、ご存じの方も多いと思いますが、UFCの前々日の木曜日、あるロコの友人に誘われて、午後3時出船で、軽くデルタに釣りに行ったのですが、そこでビッグサプライズがありました。
実は時差ボケやらブースの準備やらで、あまり乗り気ではなかったんですが、数時間の釣りなら、ちょっとウォーミングアップにいいか、ぐらいの軽い気持ちで出かけました。釣りを開始して、30分もしないうちに最初のスポットのブレイクの絡んだバンクから距離のあるグラスマットの上をホンカーで強くジャーク&ポーズしながらスイッシャーのような使い方をしていると、とんでもメガバイトがわずか5mぐらい目の前で起きました。そこからは正直あまり覚えていません。ジャンプされる度にバレるんじゃないかとビビりながらも、なんとかハンドランディングに成功しました。
60cmを超えるバスをフロッグで過去に4匹キャッチしていますが、このバスは別格の迫力でした。フロッグというルアーは、不思議とデカイバスが釣れる何かがあります。普段から、フロッグばかり投げていて、たいして釣果には恵まれていませんが、この1匹ですべてが吹き飛ぶ価値ある1匹でした。
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UFC(アルティメット・フロッグ・チャレンジ)
実は今日からカリフォルニアに来ております。目的はボクのホームウォーターと言って過言ではないカリフォルニア・デルタで今週末にUFC(アルティメット・フロッグ・チャレンジ)という名のフロッグオンリーのトーナメントが開催されるからです。
“COMPETE WITH ANY BRAND OF TOP WATER FROG YOU CHOOSE… AND THE BEST FROG MAY WIN!”なんてコピーを見て、黙ってられません。そんなわけで、急遽、参戦表明をしたというわけです。といっても、ボーターで真剣に出るほど今回は時間的にも予算的にもないので、ノンボーター参戦です。
実はこの大会はお祭り的なイベント要素が高く、前日と午後と初日の午前には各メーカーがブースを出してフロッグのプロモーションができるのです。もちろん、ボクはアメリカ初のカラーミーイベントに挑戦です。
この大会を通して、日本のアングラーにも知ってほしいことがあります。実はこの大会は土曜日は11時~5時、日曜日は6時~12時までとなっています。何が言いたいかというと、トーナメント時間は6時間しかありません。カリフォルニアにルールで、高水温になる夏期はバスが弱って死ぬ確率が高いので、トーナメントは6時間までと決まっているのです。
果たして日本ではどうでしょうか? トーナメントでもないのにいつまで経ってもバスをキープして、1日の最後に残酷な写真を撮るアングラーやそれをアップするマリーナやレンタルボートがなくなりません。衣装ケースのような簡易なライブウェルでも出場可能なローカルの大会もなくなりません。釣り人自らがバスを殺し続けています。10年後も20年後もバスフィッシングを楽しみたいという願いも、最近は絶望感の方が大きいのが現実です。
フロッグマン2015 大成功
フロッグマン2015は昨年に続き、7月12日、長門川・将監川で無事開催することができました。たくさんの協賛メーカー、参加者、協力スタッフのおかげで、大成功となりました。
当日は無風でとんでもなくムシムシと暑い日となってしまいましたが、さすがは我こそはフロッグマンというフロッグマニアが集合とあって、釣果にも恵まれました。
フロッグマンはバスをキープすることなく、フェイスブックのイベントページを利用し、キャッチすればその場で写真でアップして、参加者だけでなく、都合が悪くて当日参加できなかった人も、オンタイムで釣況が分かる新しいタイプのトーナメントです。単純に釣果を競うだけでなく、2回のタイムサービスを設け、朝イチとAM9時からの早掛け一本勝負なんていう楽しみ方もありました。
当日は水温が27度ぐらいまで上昇する状況でしたが、釣れたその場でバスをリリースすることができるので、バスにも極力負担を掛けずに大会を行うことができました。また、ライブウェルを用意することがないので、参加者の皆さんも荷物が少なくて済むので好評でした。
このような大会がもっと広がれば、年々釣れなくなっていく日本全国の釣り場の衰退にも少しはブレーキが掛かるのではないかと思うのですが・・・。
協賛各社には、本当にありがとうございました。
アムズデザイン、アングラーズリパブリック、ゲインコーポレーション、デプス、ハーツマリン、ピュアフィッシング、ファイブコア、ボレアス、ラッキークラフト、10FTU、Studio SORA。敬称略
大会結果は下記の通りです。
1位 向後真承 79cm
2位 古家裕二 49.5cm
3位 野村悠 46cm
4位 白龍幸三 42.5cm
5位 越川晴彦 41cm
6位 岩井田大介 39.5cm
7位 内山義寛 37.5cm
8位 石川清貴 35.5cm
9位 樋口大輔 32.5cm
フロッグマンの詳細に関しては、下記フェイスブックページをご覧ください。
https://www.facebook.com/events/908982019173546/
フロッグマン2015参加受付について
7月12日に千葉県の長門川&将監川(長門川マリーナ)にて、カエル(中空ボディ)オンリーイベント”フロッグマン2015”を開催します。「我こそは真のカエル男なり」という方は、ぜひぜひ参加をお願いします。
優勝は琵琶湖でのフロッグ三昧フィッシング2日間(往復の新幹線代、2日間のガイドフィッシング、2泊分の宿泊代)です。ガイドはフロッグが得意なガイドさんを日程に合わせて手配したいと思います。その他、参加賞や大物賞等の賞品も用意します。
参加費はお一人3000円です。レンタルボートは別途2000円、マイボートを長門川マリーナのスロープに持ち込みの場合はカートップオンリーで別途1000円が必要になります。昨年と同じく、北総マリンのスロープ使用の場合、バスボートでの参加もOKとします。ただし、長門川スロープまではデッドスローでお願いします。競技時間中はエレキオンリーとなります。こちらの参加申し込みを受付中です。
参加申し込みはメールにて受け付けます。受付開始は6月23日からとします。レンタルボートは1人乗船とします。ボート持ち込みは2名まで参加可とします。申し込みメールには、レンタルボートかボート持ち込みかをお知らせください。返信メールにて受付番号をお知らせします。何らかの理由でメールが受信できないこともありえます。受付番号がないと、受付は完了していませんので、返信メールが届かない場合は再送をお願いします。
参加費とボート代は大会当日の朝に徴収します。当日の朝の受付は朝4時から始めます。大会のスタートは5時を予定しています。帰着は12時とします。
この大会は魚を持ち込みません。可能な限り、バスに負担を掛けない大会を目指します。釣ったバスはその場でメジャーを当てて写真を撮って、メールを送っていただきます。メジャーは当日に全員に貸し出します。大会は2匹長寸の合計で競います。受信した写真はフェイスブックのイベントページにて、随時アップしていきますので、大会参加中でも、他の人がどれくらい釣っているか分かる仕組みです。
昨年もやりましたこのフォーマットは、常に誰がどれだけ釣っているかが分かるので、普段のトーナメントとは違う楽しみがあります。大会当日は、全員で最初に釣った人にも早掛け賞を用意します。
大会参加の申し込みメールはこちらまで。
granbass@mint.ocn.ne.jp
ウォブルヘッドのススメ その1
このブログでも何度か紹介しているジョイント式フットボールヘッド。ジーン・ラルーのオリジナルはハードヘッドという商品名ですが、今やアメリカの定番メソッドになりつつあって、各メーカーが似たようなヘッドを販売していて、一般にはウォブルヘッドとかスウィングヘッドと呼ばれるようになってきました。
実はボクもこの釣りの有効性を探ろうと、昨年あたりから試しているんですけど、最初は根掛かりばかりするし、テキサスリグとの違い、またはノーマルのフットボールジグとの違いを見い出せずにいたんですが、最近になって、なんとなくこの釣りのキモが分かったような気がしてきました。
どんな釣りもそうですが、やり込むと奥が深く、今ではちょっとしたマイブームです。欠点は日本ではあまり売っていないことですけど・・・。そんなわけで、しばらく、ウォブルヘッドについて書いてみたいと思います。
ハニースポットジャム2015
ブログの更新がかなり怠っています。桜が咲いて、急に体が釣りモードになって、今月に入って4日も琵琶湖に浮いてしまいました。来週いっぱいまではお預けになってしまいますが・・・。
改めてハニースポットジャムにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。テッケルフロッグの色塗りは、お客様1人1人とゆっくり話ができるので、ボクも楽しみなイベントです。オリジナルカラーのテッケルで、思い出に残るバスをキャッチしてください。
来年も呼んでもらったら、ぜひ参加したいと思っています。次回は歯形のいっぱい付いたフロッグも見せてください。
イベントでは、多くの方に「ブログ見てます」って声を掛けてもらいました。最近は、少し更新ペースがスローになっていますが、止めずに続けますので、よろしくお願いします。
ハニースポットジャムの様子はフェイスブックページにアルバムとしてアップしましたので、興味のある方は見てください。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.667138113392171.1073741851.334427389996580&type=1
次のトレンドはヘアージグ その2
ビッグヘアージグはギザードシャッドのような大きめのベイトが群れでいるようなフィールドでフォールで食わせるルアーです。狙っている魚はマグナムスプーンと同じだと思います。
マグナムスプーンがアピール系だとすると、ビッグヘアジグはナチュラル系のアプローチとなります。ともにフォールで食わせるのがキーとなります。 基本中の基本の使い方は、ロッド操作で誘うリフト&フォールではなく、リール&キル、つまりロッドはあまり上下させず、リールを素早くグリグリと4~6回巻き、ストップさせます。
ボトムに着けば、再びリール&キル、これを繰り返します。アタリはフォール中がほとんどみたいです。 別にリフト&フォールでも良さそうに思うのですが、みんなリール&キルをしています。ここに何かキモが隠れていそうです。
HONEY SPOT JAM! その2
HONEY SPOT JAM! 8ブランド合同インストア・イベント@ハニースポットまでいよいよ一週間となりました。テッケルではカラーミーの色塗り体験以外に、限定数ではありますが、Tシャツも販売させていただきます。キープキャストやオールスタークラシックなどのイベント限定での販売ですので、興味のある方はぜひこの機会によろしくお願いします。
半袖が3800円(税込み)、長袖 5000円(税込み)で、フロッグを1個プレゼントします。このTシャツはカレントとのコラボとなっていまして、個人的に”絶対”のドライ素材となっています。フロッグシーズン本番のムシムシした時期でも快適で、汗でベタつかず快心のフッキングが決まりますよ。
もらってください
いよいよキープキャストです。なんとか準備もギリギリ終わりそうで、明日は搬入です。キープキャスト当日、テッケルブースにてバスマスターマガジンやFLWマガジンを置いておくので、自由にお持ち帰りください。雑誌って、溜まってくると捨ててしまうのですが、欲しい人がいればもらってくれると嬉しいです。ショップさんなんかでは、表紙をインテリアとして飾ると雰囲気出るかもしれません。
もう一つ、当日はチョコレートなんかをテッケルブースで置いていますので、ご自由にお取りください。アメリカのローカルのフィッシングショーなんかに行くと、家族連れのお子さんにキャンディーなんかを配っているブースをよく見かけます。そんな雰囲気をマネしてみたいと思い、たくさん用意しました。
とにかく、ボク自身、とても大好きなキープキャスト。皆さんとお会いし、お話するのを楽しみにしています。
イヨケンへのエール
2月15日は光栄にもイヨケンのB.A.S.S.エリートシリーズ参戦の壮行会に招待され、常滑まで行ってきました。多くの方とお会いできて、楽しい一時を過ごすことができました。
皆さん、想い想いのエールをイヨケンに送っていたのですが、田辺さんの「ツアーはそんな甘いもんじゃない」という言葉が印象的でした。ツアーを参戦経験のある田辺さんしか出てこない重い言葉でしたが、参加者のほとんどは、その重みを真に理解している人は少ないように感じました。そんなわけで、お節介ながら、イヨケンが今季戦うエリートシリーズがいかに過酷なツアーであるかを紹介したいと思います。
エリートシリーズを多くの方が”世界最高峰”と呼びます。実際、ここ2-3年のエリートシリーズは世界最高峰と呼ぶに相応しい顔ぶれとなってきました。スター級のFLWツアープロの多くがエリートシリーズへ移籍し、その台頭が著しいです。例えば昨年のエリートシリーズの年間ランキング上位20人の半数は元FLWや前FLWの選手という状態です。あのKVDですら、今季クラシック出場権を逃してしまうぐらい、今のエリートシリーズの選手層の厚さは数年前とは比べものになりません。
イヨケンは今のフォーマットになってから、エリート昇格を勝ち取った初めての日本人です。かつてのツアー昇格権利と比べれば、比較にならないほどの狭き門です。この難関を2年連続で争ったのは、真の実力と言えます。
2年前、イヨケンは惜しくもあと1人でエリート昇格を逃しましたが、このセントラルオープンから昨年エリートに昇格した5人の内、ランドル・サープとブレット・ハイトは貫禄でクラシック出場を決めました。一方で、イヨケンのエリート昇格を阻んだ5人の内、トレヴァー・ロマンズは8戦中1試合で賞金獲得、ランキング105位、ジョエル・ベイカーは8戦中1試合で賞金獲得、ランキング102位という結果で、1年限りでエリートシリーズを去ることとなりました。これが現実です。
正直な話、普通に考えれば、イヨケンは今季、苦戦を強いられるのは明らかです。今季のエリートシリーズは過去にないぐらいのスケールの大きなものです。全8試合で、西は太平洋岸、東は大西洋岸、南はメキシコ湾岸、北はカナダ国境と移動し、文字通りの全米トレールです。スケジュールはタイトで、移動するだけでも孤独との闘いです。体調を崩しても、ボートや車を壊しても試合は待ってもくれません。
全8試合中、イヨケンが過去に試合経験がある釣り場は一つもありません。彼自身経験のないバリエーションに富んだ釣り場ばかりです。しかも、一つ一つの釣り場は、どこも気が遠くなるような広大で長大で複雑です。片道1時間や2時間のボートドライブが当たり前の試合ばかりです。さらに、これまたイヨケンには経験のないスモールマウスの試合や、4日間でトータルウェイトが100ポンドを超えるようなヘビーウェイト合戦なんかもあります。命がけのラフウォーターも経験することでしょう。
そんな今季のシリーズを限られた公式プラクティスだけで試合をしなければなりません。公にはノーインフォメーションルールです。もちろん、実際は水面下で情報合戦が繰り広げられているのですが、英語が得意と言えないイヨケンにとっては、これまたアドバンテージはありません。
身体的にも精神的にも経済的にも厳しい世界です。これが世界最高峰のエリートシリーズです。そんなボクがイヨケンに声を掛けることができるなら、「頑張ってこい」でも「暴れてこい」でもありません。「無事に帰ってこい」というのが本音です。そして自分を信じて、悔いなく、やりきってほしいと思います。シーズン終了後、土産話をいっぱい聞かせてもらうのが今から楽しみです。