バスの止血方法


 先日の宮崎友輔さんの壮行会パーティーでは、ボクを含め、アメリカナイズされた人たちばかりで、かなりコアな話題で盛り上がりました。
 そんな話題の中で一つ興味深いものを紹介します。不運にもフックの掛かりどころが悪く、出血をしてしまうことがあります。こうなってしまうと、かなりの確率でバスは死んでしまいます。仮にトーナメントではウェイイン時はライブ判定されたとしても、その後死んでしまうことが多いと思います。
 実は前回のサムレイバンの試合では、エドモンのクランクベイトをその日最大のキッカーが丸呑みしてしまい、フックが2本もエラに刺さってしまい、かなり出血してしまいました。慌てたせいもありますが、うまくフックを外せなかったせいもあります。ライブウェルには冷やした水とレジュベネイドが入ってしまいましたが、バスはあっという間に横たわってしまいました。結局、その後は気になって釣りに集中できずでしたが、どうすることもできず、最終的には死んでしまいました。もちろん、大きなペナルティーを課せられましたが、それよりもバスを殺してしまったことが申し訳なくて・・・。
 そんな話を試合後、ルーク・クラウセンたちと話していると、「ペプシを持っていなかったの?」と聞かれました。出血したら、すぐにペプシ等の炭酸飲料をかけると、かなりの確率で出血が止められるというのです。その話は以前聞いたことはあったのですが、眉唾っぽくて、試したことがなかったのですが、トーナメンターの間では、かなり常識になりつつある話のようです。実際、話をすると多くのトーナメンターがその効果を実感したことがあるようで、この止血方法を信じていました。
Coke_bass_txi_2_3640 今回のパーティーでもその話題になって、やはり実際にしている人がいるみたいです。炭酸がきつめなスプライトが効くとか・・・。
 これはトーナメントに限った話ではありません。仮にすぐにリリースするとしても、出血がひどいままリリースするとバスはいずれ死んでしまうかもしれません。魚の血液量は体重1キロに対して、たったの60ml、だそうです。血がエラから尻尾に伝ってカーペットにポトポトと垂れるのは、かなりの大量出血と言えるでしょう。
 そうなる前に出血したら、すぐに炭酸飲料をかけて止血をしてからリリースをするというのを心がけてみてはどうでしょうか? そのためには、常に炭酸飲料を用意しておかないといけませんね。そういえば、ハリ傷にイソジンを塗ると、ばい菌が入りにくいなんていう話も聞いたことがありますが・・・。
 下記は関連記事のリンクです。
http://www.lsonews.com/fishing-news/1551-bill-miller

バスの止血方法」への10件のフィードバック

  1. 川越

    やはりトリプルフックがエラやエラの付け根部分の大動脈に刺さると致命的な出血になりますね  止血以外に輸血とか出来ないんですかね?アメリカなら一匹の生死にウン千ウン万ドル掛かってますかですら考える人いそう  

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  2. 匿名

    管理人様
    動画ですが「外来魚 炭酸水 駆除」で検索すればいくつかヒットしますが元動画を非公開にしてしまってるので現在は確認が出来ないですね。
    動画内容ですがバスより体格の小さいギルであった事やエラを含め全身が炭酸水に浸かりきるような状態だったのもあり数秒と持たず死んでしまっていたように記憶しています。
    炭酸水を使った駆除方法としては他にアクアリウム愛好家が水槽内に入れる水草を炭酸水に就け込んでゲジやプラナリアを駆除するのはポピュラーな手法らしいです。
    バスは前述のギルや水草に付着した害虫より体格もありますので全身を浸け込むような事をしない限り大丈夫なのだと思いますが
    以前見た炭酸水を使った駆除動画が頭から離れなくて少し心配になってコメントした次第です。
    せっかく効果的な止血法で盛り上がってるところ水を差すようなコメントを入れてすいませんでした。

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  3. テンパウンダー

    メキシコのガイドもしています。
    ですから、アメリカではかなり実践されているんでしょう。
    メキシコでは、ペプシでなくコークでした。
    はじめは、悪ふざけだと思いました。

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  4. GRANBASS

    キジトラ様 ご指摘の件ですが、逆効果があるのかないのか、ボクには分かりません。また、YOUTUBEの動画も見ていません野で、なんとも言えません、本当に瞬時に死んでしまうのでしょうか? 止血方法はけっこうジャブジャブとかけて、エラから流れ落ちるぐらいですから・・・。ただ、プロたちは生かすか殺すかで、100万円ぐらいすぐに飛んでしまう世界でやってますから、リスキーなことはしないと思いますし、みんな何らかの効果があると言っています。

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  5. キジトラ

    こんばんは久しぶりにコメントします。
    以前、駆除方法と称して炭酸水を入れたタッパーにブルーギルを
    浸し瞬時に殺してしまう動画をYOUTUBEを見た事があります。
    この動画ですが現在は見れなくなっていますが恐らくはエラから
    炭酸ガス?を吸収させて死に至らしめるのだ思います。
    件の止血方法ですがプロの方が実践されその効果も感じてられるようなので
    実際に止血方法としての効果はあるのだと思いますが
    あまりかけ過ぎると逆効果になる危険性はないのでしょうか?
    かけるのとと浸すのは違いますがエラに過剰に炭酸水がかかるのは
    止血と引き換えに他のストレスをかけているような気もします。

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  6. GRANBASS

    ojikii様 この話は炭酸が何か止血に作用するという話(科学的根拠は不明)ですから、炭酸が抜けてしまえば意味がないと思われます。

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  7. ojiki

    いつも拝見させていただいております。
    質問なのですが、炭酸が抜けていても効き目があるのでしょうか?
    大体オカッパリからなので持ち物の制限がどうしてもあり、効き目があるなら小さな容器に移して持ち歩きたいと思ったもので・・・。
    変な質問でスミマセン。

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  8. GRANBASS

    宮崎さん、やはり効果あるんですね。今度やってみます。バスの口にスプライトを注ぐ光景って、無理矢理飲ませているみたいですね。

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  9. Yusuke

    先日はありがとう御座いました。
    小生はスプライトを、かけます。デットフィッシュ率は減ったと実感しておりますが、それも血がだらだらと時既に遅しです。小さいボトルのスプライトを数本常備して、血を見たら直ぐに注ぐ。ホントか嘘かは判りませんが、何もしないより良いと思います。 ライブウェルには、キャッチ&リリースと適水温を保つアイスも大切ですね。

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