オリザラのコレクターは非常に多く、年代別にモールドの違いなどがあることが広く知られていますが、このスーパースプークにも秘密?がいろいろあるようですが、アメリカ人は秘密にしているのか、あんまり気にしていないのか、ボクの耳にはあまり入ってきません。でも、いろいろ調べてみると面白いことが分かってきました。プラドコというメーカーはよく分からないところがあって、同じ年代でもアメリカ製やらメキシコ製、エルサルバドル製などがあって、いろいろ混在しているので、パッケージや年代で区分するのが難しいようです。金型の違いによる外見的な違いもボクには見つけられません。ただ、同じスーパースプークでも素材はいろいろ違います。
一番簡単なのは、クリア素材とボーン素材の違いです。ボディーが大きいだけにボディー素材の違いだけでウェイト差が3g近くあります。当然、浮力にも大きな違いがあります。例えば、波気があって、ダイブしやすいときは、軽いボーン素材のタイプの方が使いやすいです。また、クリア素材でも反射板入りとなしではウェイト差があります。ただ、スーパースプークの違いはそんな単純なものだけではありません。年代なのか、生産国の違いなのか、スーパースプークのセールスポイントであるラトル音の音質に違いがいろいろあるのです。ボーン素材とクリア素材でラトル音が違うのは理解できますが、それだけでは理解できない音の違いがあるのです。言葉で表現するのは難しいのですが、「カコン、カコン」、「カキン、カキン」、「ココン、ココン」、「カラン、カラン」など、明らかに耳で聞き分けられるだけで、4種類あるのです。ラトルボールの素材には違いがなさそうなんですが・・・。意図的ではないと思いますが・・・。
どの音が一番いいとは一概に言えませんが、同じボートで二人でスーパースプークをキャストしていると、明らかにラトル音の違いがあって、釣果にも差が出ることがありました。
現在のクリアボディのスーパースプークはABS素材を使っているようですが、エクスキャリバー時代はポリカーボネイトを使っていたという話を聞いたことがあります。ABSに比べて、硬いポリカーボネイトは反響してより高いラトル音を発生させます。ただ、硬いポリカーボネイトは衝撃に弱く、岩などにぶつけると簡単に割れてしまう欠点もありましたが・・・。
ちなみに今年、USオープンを制したジャスティン・カーはエクスキャリバー時代のスーパースプークをリペイントしたものを使っていたそうで、明らかにその音にだけバスがバイトしてきたと教えてくれました。レイクミードのトップウォーターフィッシングはディープのバスを音で誘って浮かせて食わせる釣りです。音の質によって、音が伝達される深度に違いがあるんでしょうか? それともシーズンや場所、魚種によって、またはバスのその日の気分によって、カンに障る音が違うのでしょうか? 実はボクにも好きな(釣れる気がする)音のスーパースプークがあって、それを見つけると迷わず買っています。
勉強になりました。
ありがとうございます。
今日、ショップでスーパースプークを見たのですが、昔のエクスキャリバー時代のカラーはヘドンでもジミー・ヒューストンの名前が入っているので注意が必要ですね。
ちなみにポリカの方が曇りがないガラスのようなクリアボディーですよ。
余ってたパッケージですか…
でも現行品より若干色が曇ってるのでポリカなのかなと思ったのですが、違いそうですね。
パッケージはエクスキャリバーで、中身はヘドンですか。余っていたパッケージを使ったんでしょうね。
ポリカといっても、いろいろ音が違うからややこしいんです。どうもポリカでも何種類か硬度が違うものがあるようです。相対的にABSよりも高い音がすると思います。古いジミー・ヒューストンの名前入りのクリア素材を探すと間違いないと思います。
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただおります。
自分も最近スーパースプークJrにハマっているのでおっ!と思い書き込みさせていただきました。
自分もエクスキャリバーのスーパースプークは何かが違うという噂を聞いて、この前たまたま都内の釣具屋に立ち寄った時に、たまたまあったので購入したのですが、ルアーのサイドに記載されているロゴがExcaliburではなくHeddonでした。
パッケージはExcaliburなのに…。
ホントワケワカラナイですねプラドコ。
ちなみにポリカーボネイドとABSを見分ける方法はあるのでしょうか?